京都を愛する”おいない”の最新情報・不定期便

【京 の 歳 時 記】:【最 近 の 話 題 : 出 来 事】をお知らせします

京都を愛する京都人より京都の最新情報発信・不定期便

2006年11月30日 09時08分51秒 | 【京 の 季 節 の 花 便 り】
【京 の 季 節 の 花 便 り】

秋深まり紅葉もようやく見ごろを迎えた左京区・洛北大原の江文峠の大原側入り口付近や実光院で、桜の老木が愛らしい花を咲かせている。
桜は秋から翌年の春にかけて咲き続ける樹齢百年余りの「不断桜」で、薄いピンク色の花を咲かせ、深紅のカエデに映える鮮やかな姿が目をひく。サクラの背後には、盛りを迎えたカエデが真っ赤に色づき、隣には山柿もオレンジ色の実を結んでいる。春と秋いっぺんに鮮やかなコンストラストを見せるカエデとサクラの紅白競演が晩秋の山里に彩りを加えている。
例年、十月中旬に開花し、十一月下旬ごろに満開を迎える。
真冬は花の量が少なくなるが、咲いては散りを繰り返し、春には再び咲き誇る。

京都を愛する京都人より京都の最新情報発信・不定期便

2006年11月29日 07時21分57秒 | 【最 近 の 話 題 : 出 来 事】
【今 日 の 情 報 : 歳 時 記・催 し・話 題・出 来 事】

下京区・真宗大谷派本山東本願寺では浄土真宗の宗祖・親鸞の遺徳を偲ぶ「報恩講」が十一月二十一日から始まり、親鸞の命日にあたる二十八日までの八日間にわたる宗派最大の法要「報恩講」を締めくくる。
最終日の二十八日には、僧侶が上半身を前後左右に激しく揺り動かして声明を唱える「坂東曲法要」が阿弥陀堂で営まれた。
親鸞が越後に流罪となった時、荒波の海上、揺れる舟の上で一心に念仏を唱えた姿を表すとされ、「堂衆」と呼ばれる約六十人の僧侶が阿弥陀堂の内陣前に着座し、念仏の節目ごとに激しく上半身を前後左右に揺さぶり、そろって動かしながら振り絞るような野太いで独特の節回しで念仏や和讃を朗々と唱えた。
坂東曲は大谷派だけに伝わる独特の法要。
江戸時代初めに本願寺が東西に分かれた後、西本願寺では途絶え、今では東本願寺だけに伝わる。
堂内を埋めた門信徒のほか多くの観光客が見入っていた


京都を愛する京都人より京都の最新情報発信・不定期便

2006年11月28日 09時29分13秒 | 【最 近 の 話 題 : 出 来 事】
【今 日 の 情 報 : 歳 時 記・催 し・話 題・出 来 事】

「サルのお寺」として親しまれる東山区の八坂庚申堂で、こんにゃくを食べて無病息災を祈願する「納め庚申」が十一月二十七日行われた。
同寺の開祖・浄蔵が約千二百年前、父親の病気治癒を祈願する際に、こんにゃくを使ったと伝わることから、毎年、六十日に一回の「庚申の日」に、猿が欲望を抑える様子を表した「くくり猿」と同じ形に切って煮たこんにゃくを振る舞って、三切れづつ北の方角を向いて食べ無病息災を祈願する。
同時に、大般若転読会と庚申護摩法要も営まれ、厄除けを願う。



京都を愛する京都人より京都の最新情報発信・不定期便

2006年11月27日 17時39分23秒 | 【最 近 の 話 題 : 出 来 事】
【今 日 の 情 報 : 歳 時 記・催 し・話 題・出 来 事】

上京区・北野天満宮で十一月二十六日、豊臣秀吉ゆかりの「御茶壺奉献祭」が営まれた。
十二月一日の献茶祭で用いる宇治・八幡の京の茶どころからの新茶を行列を組んで届け、本殿で神事が行われた。
献茶祭は、一五八七(天正十五)年に秀吉が境内で催した「北野大茶之湯」に由来し、四百年以上続いているという。
笙や笛の音に導かれて、白装束姿の若者たちが茶壺の入ったおひつを担ぎ、静かに参道を歩き、大小九個の茶壺が本殿の神前に供えられた。続く、「口切式」では、壺を開封して茶葉が木箱に移され、ほのかな茶の香りが本殿に広がった。


京都を愛する京都人より京都の最新情報発信・不定期便

2006年11月25日 13時23分33秒 | 【最 近 の 話 題 : 出 来 事】
【今 日 の 情 報 : 歳 時 記・催 し・話 題・出 来 事】

京の師走の風物詩・顔見世の「まねき上げ」が十一月二十五日、南座正面に上がった。
古都・京都の師走の訪れを告げる京の年中行事「當る亥年 吉例顔見世興行」が十一月三十日、鴨川四条大橋畔、南座で開幕する。
今年の顔見世は平成二年以来、六年ぶりの顔見世出演が襲名披露となる、勘九郎改め、十八代目・中村勘三郎の意気込みとあって、東西の名優が豪華競演!
例年にも増して一層華やかな舞台になりそう。  
           
            初 日 十一月三十日(水)
            千穐楽 十二月二十六日(日)
 開演時間  昼の部 午前 十時半 : 夜の部 午後 四時四十五分
 観劇料金  特別席 / 26.250円 ・ 一等席 / 24.150円 ・ 二等席 /11.550円
        二等席B / 9.450円 ・ 三等席 / 7.350円 ・ 四等席 / 5.250円