true tears 最終回まで視聴した後で見直す 第8話「雪が降っていない街」Aパートです。
冒頭、おばあちゃんに眞一郎のことを話している乃絵。
乃絵のとっても大切な人、それが眞一郎。
そこへ帰ってきた純に、「眞一郎が…私のこと、好きだって!」
この時の純の驚きが、やはり彼の乃絵への愛情を物語ってます。自分で仕組んだレールの通りに事態は進んでいるから、本来なら驚く必要は無いのですが…。
乃絵のこの行為もまた結果的には、罪深いわけで、12~13話での、乃絵の自己嫌悪の原因になります。
自室の眞一郎は、絵本の作業が手に付かず。
乃絵の幸せそうな顔を想い出し、比呂美の兄妹疑惑の涙を想い出し、そして、愛ちゃんのキスを想い出し。
「柔らかかった…」
そこか!(苦笑)
青春の情動って、健全な男子なら、まずは、キスが順位が高いのはしょうがないか。
ちゃんと
「なにやってんだ…」
と自己嫌悪しているところは見込みがある。
愛ちゃん、お店は閉店。何があっても、笑顔で接客していた愛ちゃん。
しかし、誰もいなくなった店内なら、自分の感情を素直に表現できる…。
眞一郎にとって、やはり愛ちゃんは、幼馴染みのお姉さんだったのでした。
「今日のことは、無かったことに」
眞一郎は、ちゃんと流されないで、かっこわるいですけど、お断りしたのは偉い。
愛ちゃんをフォローできるほど、眞一郎は大人でもないし、心に余裕があるわけでもない。
ただ、やっぱり、愛ちゃんは切ないよね……
ここからドラマCDでの補完が、うまい感じです。やっぱドラマCD、映像化してほしいですよねぇ。
学校で放課後。
三代吉はポジティブに”あいちゃん”に行くべ、と眞一郎を誘います。
でも、眞一郎的には、ちょっと今、愛ちゃんと逢うのは気まずい。そして、出てきた台詞は
「俺、デートとかしたり、しちゃったりするかも」
これを聞いたときの三代吉の
「(デートは)誰とすんだよ?!」
の声に怒りが少しあるのは、愛ちゃんとデートなのか!という予想があるからかも。
その答えは
「石動乃絵」
三代吉の「え?」という拍子抜けした表情は、愛ちゃんでも比呂美でも無い名前が出てきたからかな?
鶏舎のところに行けば、乃絵が、じべたを抱いて居眠り…。
リアルな話をメルヘンの世界でしちゃいけませんが、乃絵、それは臭くなるから止めなさい(苦笑)
で、デートと言うより、一緒に帰ることにする二人。
そして、やっぱり間の悪いことに、比呂美さんはそれを目撃してしまうのです。
さらに、傷に塩を塗ってしまうのが、朋与。本人には、まったく自覚無しなんですが。
「あの二人、付き合ってるんだ」に始まって、
「仲上君って、比呂美のことが好きだとばっかり思ってた」
いちいち、グサグサと比呂美の心に刺さることを…(苦笑)
一瞬、眉をひそめるのは、やはり、眞一郎の行動には、ちょっとむかっ腹が立っているのでしょう。
もう誰にも相談できなくなってしまっている比呂美さん。気持ちのはけ口がありません。
「みたいね」
「そんなわけ無いじゃない」
こんな憂いのある比呂美さんも好きです。でもやっぱり笑顔が一番ですけどね。
楽しそうに、防波堤のところを舞う乃絵。
「転ぶぞー」と乃絵を注意する眞一郎にとって、乃絵って、妹的な好き?
そして、眞一郎が元気が無いとすぐに気づく乃絵。
眞一郎を座らせて、抱きしめる。
「眞一郎にはいつも空を見ていて欲しい」
この時、眞一郎の視線が、乃絵の鞄の羽に行くのは、乃絵が眞一郎にとって天使であるというモチーフになってますね。
そして、ことある毎に、空を見ていて、上を見ていてという乃絵の励ましが、11話以降、眞一郎が絵本も踊りもちゃんとする要因になっているのが、比呂美には無い要素です。だから12話を視た後のショックは半端ではなかったのですが(苦笑)
三代吉は、”あいちゃん”に出向くけれども、ちょうど上手い具合に混雑していて、謝る愛ちゃん。
三代吉もここはすんなり帰ります。愛ちゃんにしたら、今は三代吉に会わせる顔がない。
絵本の出だしを聞かせる眞一郎。
乃絵は、もの凄く嬉しそうに、というか純粋に子供のように反応する。
眞一郎にとっても、絵本のことを比呂美にも見せたことがなくて、乃絵が初めての読者。
作り手にとって、反応があるのが一番、モチベーションが高まりますよね。
はやく、続きが読みたい。
その一言が、眞一郎のやる気を出させる。
そして、本人はあまり意識していないけど、何気に感謝のキスをしてくる乃絵。
第7話とは逆に今度は、眞一郎の方が真っ赤になる(笑)
ほんと、乃絵=天使というのは、ピッタリきます。
「もっともっと(眞一郎のこと)、好きになっていい?」
こんな無邪気な笑顔を見せられたら、比呂美のことを諦めかけている眞一郎の心を鷲掴みですよね。
乃絵ファンの気持ちもホント良く分かります。ええ。可愛いですよね。
一緒に下校する二人(しかも楽しそう)を、否が応でも目撃してしまう比呂美さんの心中は………
もう言わずもがな、絶望的な心境なのではないでしょうか。
本当なら、一緒にいる二人の間に入って、眞一郎を奪ってしまいたい欲求に駆られていても、枷に縛られた比呂美さんには、何もできず。
そんな想いが、比呂美さんに悪夢を見させます。
眞一郎との想い出の場所で、眞一郎を捜す比呂美。眞一郎を見つけた時、そこには、乃絵が一緒にいました。
そして、子供の頃と同じように、泣きじゃくる比呂美。
そう、現実の世界でも、比呂美さんは泣いていました。誰にも見せられない比呂美の涙…。
この夢の中で、眞一郎を見付けた時の表情が、めちゃくちゃ可愛い笑顔なのとは対照的です。そして、この夢の中の比呂美さんは、制服を着ていても、かなり幼い印象なのは、やはり夏祭りの頃のイメージの投影だからでしょうか。
本放送の時も、書きましたが、とにかく、ここのシーンの髪の動きがいい!
そして涙が飛び散るのもいい!
比呂美さんの髪の描写は、いつも丁寧で、彼女の心情をうまく表しています。
比呂美さんは、この悪夢を見たことで、自分が本当に眞一郎のことが好きで、何があっても絶対に諦められないと自覚したと思います。
いよいよ、比呂美さんが家出をしてしまうBパートに続きます。
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乃絵のとっても大切な人、それが眞一郎。
そこへ帰ってきた純に、「眞一郎が…私のこと、好きだって!」
この時の純の驚きが、やはり彼の乃絵への愛情を物語ってます。自分で仕組んだレールの通りに事態は進んでいるから、本来なら驚く必要は無いのですが…。
乃絵のこの行為もまた結果的には、罪深いわけで、12~13話での、乃絵の自己嫌悪の原因になります。
自室の眞一郎は、絵本の作業が手に付かず。
乃絵の幸せそうな顔を想い出し、比呂美の兄妹疑惑の涙を想い出し、そして、愛ちゃんのキスを想い出し。
「柔らかかった…」
そこか!(苦笑)
青春の情動って、健全な男子なら、まずは、キスが順位が高いのはしょうがないか。
ちゃんと
「なにやってんだ…」
と自己嫌悪しているところは見込みがある。
愛ちゃん、お店は閉店。何があっても、笑顔で接客していた愛ちゃん。
しかし、誰もいなくなった店内なら、自分の感情を素直に表現できる…。
眞一郎にとって、やはり愛ちゃんは、幼馴染みのお姉さんだったのでした。
「今日のことは、無かったことに」
眞一郎は、ちゃんと流されないで、かっこわるいですけど、お断りしたのは偉い。
愛ちゃんをフォローできるほど、眞一郎は大人でもないし、心に余裕があるわけでもない。
ただ、やっぱり、愛ちゃんは切ないよね……
ここからドラマCDでの補完が、うまい感じです。やっぱドラマCD、映像化してほしいですよねぇ。
学校で放課後。
三代吉はポジティブに”あいちゃん”に行くべ、と眞一郎を誘います。
でも、眞一郎的には、ちょっと今、愛ちゃんと逢うのは気まずい。そして、出てきた台詞は
「俺、デートとかしたり、しちゃったりするかも」
これを聞いたときの三代吉の
「(デートは)誰とすんだよ?!」
の声に怒りが少しあるのは、愛ちゃんとデートなのか!という予想があるからかも。
その答えは
「石動乃絵」
三代吉の「え?」という拍子抜けした表情は、愛ちゃんでも比呂美でも無い名前が出てきたからかな?
鶏舎のところに行けば、乃絵が、じべたを抱いて居眠り…。
リアルな話をメルヘンの世界でしちゃいけませんが、乃絵、それは臭くなるから止めなさい(苦笑)
で、デートと言うより、一緒に帰ることにする二人。
そして、やっぱり間の悪いことに、比呂美さんはそれを目撃してしまうのです。
さらに、傷に塩を塗ってしまうのが、朋与。本人には、まったく自覚無しなんですが。
「あの二人、付き合ってるんだ」に始まって、
「仲上君って、比呂美のことが好きだとばっかり思ってた」
いちいち、グサグサと比呂美の心に刺さることを…(苦笑)
一瞬、眉をひそめるのは、やはり、眞一郎の行動には、ちょっとむかっ腹が立っているのでしょう。
もう誰にも相談できなくなってしまっている比呂美さん。気持ちのはけ口がありません。
「みたいね」
「そんなわけ無いじゃない」
こんな憂いのある比呂美さんも好きです。でもやっぱり笑顔が一番ですけどね。
楽しそうに、防波堤のところを舞う乃絵。
「転ぶぞー」と乃絵を注意する眞一郎にとって、乃絵って、妹的な好き?
そして、眞一郎が元気が無いとすぐに気づく乃絵。
眞一郎を座らせて、抱きしめる。
「眞一郎にはいつも空を見ていて欲しい」
この時、眞一郎の視線が、乃絵の鞄の羽に行くのは、乃絵が眞一郎にとって天使であるというモチーフになってますね。
そして、ことある毎に、空を見ていて、上を見ていてという乃絵の励ましが、11話以降、眞一郎が絵本も踊りもちゃんとする要因になっているのが、比呂美には無い要素です。だから12話を視た後のショックは半端ではなかったのですが(苦笑)
三代吉は、”あいちゃん”に出向くけれども、ちょうど上手い具合に混雑していて、謝る愛ちゃん。
三代吉もここはすんなり帰ります。愛ちゃんにしたら、今は三代吉に会わせる顔がない。
絵本の出だしを聞かせる眞一郎。
乃絵は、もの凄く嬉しそうに、というか純粋に子供のように反応する。
眞一郎にとっても、絵本のことを比呂美にも見せたことがなくて、乃絵が初めての読者。
作り手にとって、反応があるのが一番、モチベーションが高まりますよね。
はやく、続きが読みたい。
その一言が、眞一郎のやる気を出させる。
そして、本人はあまり意識していないけど、何気に感謝のキスをしてくる乃絵。
第7話とは逆に今度は、眞一郎の方が真っ赤になる(笑)
ほんと、乃絵=天使というのは、ピッタリきます。
「もっともっと(眞一郎のこと)、好きになっていい?」
こんな無邪気な笑顔を見せられたら、比呂美のことを諦めかけている眞一郎の心を鷲掴みですよね。
乃絵ファンの気持ちもホント良く分かります。ええ。可愛いですよね。
一緒に下校する二人(しかも楽しそう)を、否が応でも目撃してしまう比呂美さんの心中は………
もう言わずもがな、絶望的な心境なのではないでしょうか。
本当なら、一緒にいる二人の間に入って、眞一郎を奪ってしまいたい欲求に駆られていても、枷に縛られた比呂美さんには、何もできず。
そんな想いが、比呂美さんに悪夢を見させます。
眞一郎との想い出の場所で、眞一郎を捜す比呂美。眞一郎を見つけた時、そこには、乃絵が一緒にいました。
そして、子供の頃と同じように、泣きじゃくる比呂美。
そう、現実の世界でも、比呂美さんは泣いていました。誰にも見せられない比呂美の涙…。
この夢の中で、眞一郎を見付けた時の表情が、めちゃくちゃ可愛い笑顔なのとは対照的です。そして、この夢の中の比呂美さんは、制服を着ていても、かなり幼い印象なのは、やはり夏祭りの頃のイメージの投影だからでしょうか。
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そして涙が飛び散るのもいい!
比呂美さんの髪の描写は、いつも丁寧で、彼女の心情をうまく表しています。
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