数学ガールシリーズでは、もっとも萌え要素が多いのが本書。
ミルカさんが、りりしいメガネほむほむっぽい、といえば、伝わるでしょうか(笑)
本書の狙いとしても、「ゲーデルの不完全性定理」という、なんのこっちゃな定理に、取っつきやすくため、というのがあると思います。
ある意味、フェルマーの最終定理は、その定義自体は、中学生、いや頑張れば、小学生でも考えられるのに対して、こっちの、「ゲーデルの不完全性定理」は、文章として読むことは出来るが、その主張するところは、なにやらさっぱりさ、という(笑)
ストーリーとしては、公理や定理、真と偽、証明、集合といった基本要素を押さえて進みます。
本題の「ゲーデルの不完全性定理」そのものは、第2巻で登場かな?
「ゲーデルの不完全性定理」を知ったのは、私は、「ペンローズの量子脳理論」が最初でした。
理系クンでも、数学科じゃないので、「ゲーデルの不完全性定理」は知らないのですよ。
日本語というのは、外国語にそれらしい訳を当てはめるため、どうしても、日本語の語感やニュアンスと、実際の学問的な定義にズレが生じやすいという問題がありますね。
日本人が不利なのは、こういうところにあると思います。
それはさておき、端的に言えば、
「ある命題が、(人間には)真である(=正しい)とわかるのに、それが証明不可能である」
ということです。やっぱり、なんのこっちゃですね(笑)
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