もし、初めてビブリアシリーズを読むとしたら、今回のをお薦めします。
シリーズの中でも、もっとも良く出来ていると感じました。
小さい謎と、それを取り巻く大きな謎。
そして、それにまつわる、栞子さんを取り巻く人間関係、いや血縁関係か。
本を愛する人種に共通する、執念のようなモノ。
それは、犯人の側であれ、栞子さんのような立ち位置であれ、発現の仕方が異なるだけで、本質は変わらない。
さらにストーリーと上手く絡めてある、栞子さんの初々しさ。
ラブコメか?と思わず突っ込むような描写が、実は、最後の解決シーンへの伏線だったりします。
今回の第6巻はお薦めです。
でも、あと1~2巻で終わってしまうという予告が。
お母さんと対決することになるのでしょうねぇ。