今年の4月はなんだかおかしい!
8日水曜には都心でも雪が舞った。2月に大雪が降った昨年だって4月は温かくなったのに、今年は肌寒くて気が滅入る日が続いていた。いやいや、どうしたのだろう。
それでも、12日の日曜日は雨が晴れそうだ。金曜までは高尾でスミレ撮影のつもりだったが、土曜になって気が変わった。
新しい山へ行きたくなったのだ。
ネットをあれこれ見ながら、旬の花を検索したところ、坪山のヒカゲツツジにたどり着くまで時間はかからなかった。さらにsanaeさんの2010年のレポに気づき、ひょっとして今年も狙ってますかとメールしてみたところ、「ひょっとします」との返事。一緒に行かせてもらうことになった。
前日にカーナビでチェックしたところ、目印となるびりゅう館までは自宅から61km、1時間57分と出ていた。それにあわせて、当日は4時起床。朝食を済ませたら、胃腸が動き、出るものが出た。(と思っていた)予定通り5時ジャストに出発。
今日も平日に録っておいたpodcastを聴きながらの運転になった。最近は電車内で聴くのを止めたため、こうして運転中に聴かないと溜まってしまうのだ。
早朝の東八道路、甲州街道は渋滞とは言わないものの、それなりに交通量があった。
・・・
あ、帽子忘れた(T_T)
幸いまだ府中市内に居たので、自宅に戻ることにした。やれやれまたやってしまった。これで30分弱のロス(^_^;)
sanaeさん達と待ち合わせの時間を決めていなかったが、早いに超したことは無いだろう。今度は高速を利用することにした。
中央道もそれなりに交通量はあったが、極めて順調に流れ、上野原ICまではあっという間だった。その後はナビに従い、県道18号へ。昨年権現山から下山して、バスに乗った初戸を通過した。1年経っていないが、妙に懐かしかった。
ウチの近所も含め、都内は葉桜になっていたが、この付近はまだまだキレイな桜が残っていた。ちょっと録りたい衝動を抑え、先へ。
びりゅう館の標示が見えたところででナビは終了したが、ここから数分先に駐車スペースがあるはず・・・
川沿いに車が数台停まっていたところを発見すると、お二人が乗るルーフボックスを付けた○ク○トレ○ルは直ぐに見つかった。
2台隣にタントを停めると、窓が開いてトシちゃんが手を振ってくれた。sanaeさんはその奥にいらした。今回もお二人は前夜に到着して車中泊、今は朝ご飯の最中だった。
トシちゃんは色々と話したそうだったが、挨拶のみにして、早速トイレを目指した。(他のレポから登山口に公衆トイレがあることはチェック済みだった。)
上述のように高速は順調に流れたし、上野原ICで降りてから手頃なコンビニも無かったので、自宅を出てから一度もトイレ休憩なしで来てしまったのだ。
駐車スペースから川沿いを数分歩いて、橋を渡って右折。
早速個室へ。
え、温か~い(^o^)
う~ん、すっきりぃ(^^;)
これはポイント高い! 設置してくれた上野原市に感謝しなければならないね。
タントに戻り、山行の準備。
今回も温かくなると言う予報を信じ、タイツに膝丈ズボンを持ってきていた。この付近は日陰になっており、まだ肌寒かったが、これしか用意していない。気合いで履き替えた。トシちゃんはレインウェアを履いている。土曜日の雨で登山道は泥濘んでいるとの読みだろう。私も出発時点からスパッツを付けることにした。
7:05 トシちゃんと一緒に出発。光りが当たってきて、桜が見事だ。
トイレの前には滑り台や鉄棒が設置されていた。
その奥でトシちゃんがまだ開いていないニリンソウがあることを教えてくれた。一人で来ていたら絶対気付かない。この方々と一緒に動けることに感謝!
石碑の側には開いていないカタクリがあり、早速撮影するsanaeさん。
ソロ男性が追いついてきた。彼もゴツいデジイチを首から提げていた。この時期にこの山へ登る方々の目的は皆同じだ。
勿論『坪山西尾根・花の多いコース』へ
早速キレイなミツバツツジを発見し、デジイチタイム。
本日はこれがメインでは無いと思い、気合いが入らなかったし、この時点ではズームレンズでの撮影だった。
小さな鉄の橋を渡ると一気に雰囲気が変わり、山へ入った感が出てきた。
数分間はなだらかな登山道を進むが、一気に急坂へ!
土質の関係か泥濘んでいなかったが、ここを降りてくるのは結構やっかいだろう。
トシちゃんはぐいぐい登っていく。こちらはsanaeさんに先月はまだ辛かった花粉症がもう出なくなりましたなんて話をしながらのんびり登った。
※ トシちゃん撮影してくれた画像をお借りしました。このときの状況がわかります。
15分ほど登ると『ここから先 岩うちわ群生』という最初の標示があった。
よし、デジイチタイム!
その為にはズームレンズをマクロに交換したい。そこで一旦数m上の平坦な所へ行き、レンズを交換し、ゴリラを付けた。手持ちマクロでぶれてしまったら元も子もないのだ。
それに、ザックを一端置くことにした。下画像のようにここも超急坂なので、背中が重かったら撮影する際に面倒だ。
※ sanaeさんはデカザックの両側に「足下の花用」の足の短い三脚と「高い位置にある花用」の足が伸ばせる三脚を付け、用途に応じて使い分けていた。また、手ぶれが起きないようにレリーズやリモコンで撮影していた。う~ん、気合いが違う。
数分後追いついてきた夫婦、そしてとても元気が良い女性二人組が花をのぞき込んでいる。
sanaeさんの分析では雨で傷んでいるとのこと。でも、贅沢は言えない。マクロで撮るには十分可愛いのだ。
先月末に鉄五郎新道で撮ったときはピンク色が濃かった。違う種類なの?
夢中になって撮影していたら二人はとっくに上へ行ってしまったようだ。急がねばと思いつつ、これをパチリ。
さらに傾斜が増す!単に花の山として認識していただけだったが、侮れない!
『ヒカゲツツジ群生』標示の側でsanaeさんに追いついた。
この付近には落ちてしまった花が多く見られた。どうやら先週水曜日の雪でやられてしまったようだ。ちょっと残念だが、これも自然だ。仕方ないね。(T_T)
平坦地で久々に(?)トシちゃんに追いついた。
ここがイイよと教えてもらった株を撮影した。
デジイチのファインダーを覗いたり、ライブビューを見ている時間の楽しいことったら無いね。先月、城山カタクリの里では栽培されたこの花を撮ったが、やはり自生の方が何倍もイイよ。
ちょっと傷んでいるが、それでも十分に可愛い。
※ この付近ではスマホでも撮影し、下山してから速報をアップした。スマホの画角の方が良かったりして(^^;)
トシちゃんがここにアセビがあると教えてくれた。
※ トシちゃんは「お~い、彼女ぉ♪、こっちにアセビが有るよ♪」と先ほどの元気の良い女性2人組に情報を提供していた。ホントに誰にでもフレンドリーな方だ。上の♪マークには意図が有るけど
※ 同じ株を撮影し居たはずなのに、sanaeさんのものは素晴らしい。
この先も笑っちゃうような急登!
またsanaeさんに追いついた。
この付近のイワウチワは下に有ったものより状態が良い。
ここにも残っていたヒカゲツツジ。期待していた群生には程遠いが、それでもこれだけ残っていたことに感謝!
トラロープが設置されている。この西尾根コースはとても整備が行き届いている。
sanaeさんに教えてもらった(こればっかり!)ヒカゲツツジの芽。雪で傷んだ株も多かったが、上の方にはこれからの株も多い。レポを作りながら天気予報をちら見すると今週末は天気が回復しそうだ。これから行かれる方はチャンスがあるかもしれない。
イワカガミはこれからだね。
一昨年はこれを探してジャクショウ尾根を登ったな~
sanaeさんのデカザックとカメラが重そう・・・
ここにも芽があった。
トシちゃんに追いついた。いや、待っていてくれたのか。
トシちゃんからもうすぐ頂上と声をかけられた。最後は両側にロープが張られた急坂だ。
続く
3年前にヨッシー隊長に初遭遇したことを思い出します。
山は同じ花好きと一緒だと時間も気にせず良いですね。
さて…冷たい雨が降って、週末はどうしようか検討中です。
また、お会いできるかな