思い出したこと

ずいぶん前の事ですが、思い出したことがあります。

網戸の張替えと修理を頼んだ時の事でした。70代のご夫婦で、他県から車で回ってきたかたでした。丁寧だからなのでしょうが、どうもテキパキと仕事が進んでいるようには見えず、「ここはどうなっているのかなぁ。ん…あるかなぁ」などとつぶやくのが聞こえてきました。

私は、夕方までに全てが片付くのか心配になりました。すると、そのかたがまるで歌うように「ゆっくりやれば大丈夫。時間をかければなんでも巧くいきますよ~」とひとり言。道具箱から部品を探し出しながら、時間はかかりましたがしっかり仕上げてくれました。

自分自身にはいくらでも我慢するのに、人に対しては忍耐強く待つことができないものだな、と。子育て中も、早く早くとせかした覚えがあります。


  農夫は、秋の雨と春の雨が降るまで忍耐しながら、
  大地の尊い実りを待つのです。(ヤコブの手紙)


ドラマが終わる前にドラマの事をとやかく言ってはいけません。なぜなら、ドラマの筋は場面がいろいろ変りますからね、とも。


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