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交通事故 デジタルで防ぐ

2024年05月10日 12時42分17秒 | 雑学
  「春の全国交通安全運動」が始まった。 全国の事故発生件数はクルマの性能向上や取り締まり強化などで
  20年前のピークの3分の1に減った。 事故多発県だった福井や佐賀もデジタル技術を活用したり、事
  故が起こりにくい道路づくりを進めたりと「事故ゼロ」に向けた努力を続ける。

  警視庁によると全国では2023年に30万7930件の交通事故が発生した。 20年前から減少傾向
   だったが、新型コロナウイルス過で増えた宅配需要などを背景に最近は横ばいが続くという。 内閣府
   によると事故などによる経済損失は20年度で10兆円規模に達した。
 今回は①自動車保有台数あたりの事故件数➁人口10万人あたり
 の死者数➂同負傷者数を偏差値に換算し、3項目合計の平均値で
 「交通安全度ランキング」を作った。23年は鳥取県が57.4でト
 ップとなり、新潟県(57.2)、福井県(56.6)が続いた。
 福井県は13年に46.2で33位だったが、10年間で全国2位の
 改善度を示した。17,18年に人口あたり死者数が全国ワース
 トだったこともあり、全県的に危機感が高まった。21年には警
 察と自治体、損害保険会社などが連携して運転が危険な地点の「
 見える化」に取り組み始めた。 あいおいニッセイ同和損害保険
 が提供する車載タグを活用し、福井市を中心に実際の運転状況を
 データ化した。警察の事故発生データと組み合わせることで、起
 きてしまった事故だけでなく、急ブレーキなどが多くドライバー
 が「ヒヤリハット」する隠れた危険地点を把握する。 地図の公
 開は終了したが、データから危険が多いと判断した道路を時速3
 0㌔制限とする「ゾーン30」などの導入を進める。県は「スマ
        ホのプッシュ通知などでリアルタイムに注意喚起できるような仕組みも検討したい」とする。

  22年度はデジタル技術を活用した地域課題の解決策を国が表彰する「冬のDigi田甲子園」で優勝。
   福井県越前市などでも同様の取り組みを進めるほか、宮崎県では高齢者の運転実態の可視化に向けて2
   4年から活用する。 「茨城ダッシュ」「阿波の黄走り」など強引な運転マナーを評する「ご当地走り」
   は多い。 16年までの5年間、人口あたりの事故数が全国ワーストだった佐賀県は右左折時に合図を
   出さないなど「よかろうもん運転」の撲滅のためにも、18年から道路デザインに着目した「サガブル
   ープロジェクトを始めた。 事故が多い交差点を青く囲ったうえで、右折と直進のレーンを色分けする
   「交差点のカラー化」は235カ所に及ぶ。 18年の検証では、カラー化した61カ所で人身事故が
   46%、追突事故が53%減った。 23年の交通事故死者数は13人で全国最少。 県は市や町が道
   路の一部を盛り上げて速度を抑制する「ハンプ」や、通学路などの道幅を狭めるための費用を半額補助
   する。

  交通事故削減の「優等生」ともいえる鳥取県も成績の維持・向上に力を入れる。 16年には「鳥取県支
   え愛交通安全条例」を制定。 高齢者や子どもなど交通弱者への配慮を徹底する。 21年からは自転
   車通勤でのヘルメット着用推進に取り組む企業への支援を始めた。 年間死亡者数16人以下という目
   標も22年、23年と連続で14人に抑えており、今後も「ゼロ」を目指す。
  交通問題に詳しい埼玉大学の“久保田名誉教授”は「欧州ではハンプなどによって速度を抑制して歩行者の
   死亡事故をゼロにした都市もある。 日本でも『子どもは絶対に守る』といった明確な目標に本気で取
   り組めば、地域の魅力発信にもつながる」と話している。
   車を運転する各人が交通ルールをちゃんと守れば、交通事故は絶対に防げるハズです。 安易に走らず
    車に乗るときは交通ルール順守を忘れずに‥‥‼