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今夏、例年以上の暑さに?

2024年05月20日 12時39分56秒 | 世間
  今年の夏も昨年のように暑くなるのだろうか。 熱帯の海に状況からは、そうなる公算が大きい。
  日本に暑い夏をもたらしやすい「ラニーニャ」と「正のインド洋ダイポールモード」という、
   2つの現象が同時発生する可能性があるからだ。 暑い期間は長く、体への負担も大きくなる
   恐れがあるので熱中症には例年以上に注意が必要のようだ。

  米気候予測センター(CPC)によると、熱帯太平洋の東側で海面水温が例年より高く西側で低い
   「エルニーニョ」現象は弱まっており、6月には終息する。 替わって7~9月には逆の現
   象であるラニーニャが69%の確率で発生しそうだ。 日本の気象庁も、秋にかけてのラニ
   ーニャの発生確率は6割と発表した。
  各国の予測による十数種類の計算を見ても、大部分でラニーニャに向かうとの結果が得られ
   ている。 今後改訂もあり得るが、ラニーニャのピークは11月前後になるとみられる。
  ラニーニャが発生すると、日本に猛暑を気圧配置が現れやすいとされる。 「ラニーニャだ
   から暑いという単純なものではないが、極端な現象は起きやすくなる」(気象庁の森長官)
   東京大学の"山形名誉教授"は、「ラニーニャ的な傾向が秋にかけて強まる予想なので、特に
   残暑が厳しくなりそうだ」と指摘する。 加えて、今年はインド洋の海面水温にも異常が
   みられる。 ここしばらくの間、全般的に平年より高い傾向が目立つ。 これはエルニー
   ニョが終息するときに、よくみられる現象とされる。
  海洋研究開発機構(JAMSTEC)アプリケーションラボによると、初秋にかけてインド洋の西
   側の海面水温がより高めになる正のインド洋ダイポールモードが起きる可能性がある。 
   春先の時点では逆の「負のインド洋ダイポールモード」に向かうとみていたが、大きく変
   わった。
  正のインド洋ダイポールモードの場合、欧州を起源とする偏西風の蛇行がしばしば出現し、
   大陸から日本にかけて背の高い高気圧に覆われる。 下降気流によって気温が上昇し厳し
   い暑さになる。 つまりラニーニャも正のインド洋ダイポールモードも、日本の夏をより
   暑くする方向に影響を及ぼす。 両方が重なれば猛暑の恐れが一層大きくなる。 もっと
   も、海面水温の分布がチョとした違いや偏西風の位置、高気圧の張り出し方などによって
   天気は変わる。

 過去にラニーニャと正のインド洋ダイポールモード
 が重なった年としては、2007年が知られる。
 8月に太平洋高気圧が強まり、埼玉県熊谷市と岐阜
 県多治見市で40.9度に達して当時の国内最高気温の
 記録を更新した。9月も残暑が厳しかった。
 ただ、3年後の10年にはさらに激しい猛暑となっ
 たため、07年の暑さは記録上、あまり目立たなく
 なってしまった。 現在の国内最高気温は18年7
 月23日に熊谷市、20年8月17日に浜松市でそ
  れぞれ観測された41.1だ。 熱帯太平洋やインド洋の状態にかかわらず、近年は記録的高
   温が出やすくなっている。

  欧州連合(EU)の気候情報機関「コペルニクス気候変動サービス」によると、世界の月平均
   気温は信頼できるデータのある1940年以降、最高記録を23年6月から24年4月ま
   で11カ月連続で更新中だそうだ。 
  地球全体の気温を押し上げるとされるエルニーニョは24年1月にピークを過ぎたのに、気
   温はまだ下がらない。 温暖化によって海洋と大気中に余分なエネルギーがとどまってい
   るためだという。
  全球的に気温も海面水温も底上げされているところへラニーニャや正のインド洋ダイポール
   モードの効果が重なれば、極端な高温が出現する確率が高まると考えられるという。
  この4月に導入されたばかりの「熱中症特別警戒アラート」が発表される日もあるかもしれ
   ません?  今から暑さに耐えられるよう準備・心構えをしておくことが大切のようです。

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