仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

権助魚 / 春風亭昇太

2017年12月14日 | エンタメ
落語『権助魚春風亭昇太
噺は、「よく旦那のお伴につく権助がおかみさんに呼ばれた。旦那が愛人を作ったようなので、相手の家を探りなさいと一円を渡された権助。早速、旦那のお伴についたが、旦那は権助がおかみさんに買収されていると感づき、二円を渡して逆に味方にする。"山田様との商用がまとまったことから新橋で芸者をあげてどんちゃん騒ぎをし、日がいいからと隅田川に行って船宿から船を出して網打ちをし、魚を沢山獲った。そのあと山田様と湯河原にお泊りになるので今夜は帰りません"と伝えなさいと、魚代も渡して遊びに出かける旦那。お金を受け取り、言われた通りに"網打魚"を買うため、魚屋に寄った権助だったが・・・」という内容。
権助は山育ちなので、魚のことはよく分からないらしい。
良く分からないといっても、タコくらいは分かりそうなものだが、それも分からず、「日本人か、おまえは」と言われる始末。
相手をする魚屋さんも大変だ。
(^。^)
演者の春風亭昇太師匠は、春風亭柳昇(1920年~2003年)師匠の弟子。
テレビ番組『笑点』に出演していて、さらに2016年5月からは桂歌丸師匠の後を継ぎ、同番組の司会者となったこともあり、それなりに顔を見る機会が多い落語家さんの一人だ。
柳昇師匠と同様に新作落語のイメージが強いのだが、古典落語についても『昇太の古典』というCDを出すなどしているようである。