仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ポセイドン・アドベンチャー

2017年04月19日 | ムービー
『ポセイドン・アドベンチャー(原題The Poseidon Adventure)』(1972年/ロナルド・ニーム監督/アメリカ)を見た。
物語は、「1,400人の乗客を乗せ、ニューヨークからアテネに向かっているポセイドン号。8万1,000トンの豪華客船ではあったが、老朽化のため、アテネ到着後ただちに解体される予定になっていた。そのため、就航の際に余計な燃料を積まなかったことから、船の重心が高く、ハリソン船長(レスリー・ニールセン)は、暴風雨の中で速度を落とした慎重な運航を心掛けていた。ところが、船会社のライナーコス(フレッド・サドフ)は解雇をちらつかせ、船長に全速力での運航を強いる。そんな折、クレタ島沖北西209キロを震源とするマグニチュード3.9の海底地震が発生、大規模な地殻変動が起き、32メートルの大津波がポセイドン号に押し寄せた」という内容。
アテネに解体作業員を待機させているというのに、到着予定が3日も遅れているというのだから、会社側はさぞカリカリしていたことだろう。
遅れれば遅れるほど、決して利益を生むことがない費用が増大していくのだから。
しかし、解雇をちらつかせて、船長の判断を捻じ曲げさせるのは酷いやり口だ。
責任を取るとか取らないとか言っても、船が沈没して大勢の被害者が出れば、責任なんて取りようがないだろうに。
(-_-;)
津波のせいであっと言う間に転覆したポセイドン号。
牧師のフランク・スコット(ジーン・ハックマン)がリーダーとなり、マイク・ロゴ(アーネスト・ボーグナイン)と対立しながらも船尾を目指すのだが、警察官のロゴはスコットとの口論の最中は、手をズボンの後ろポケットに入れている。
これは熱くなって相手に殴り掛かることがないよう自制しているということだったのだろうか。
プロ野球の監督と違い、退場になることはないわけだが、ナカナカに良いアイディアだ。
(^_^)
10歳のロビン・シェルビー(エリック・シーア)少年は貴重な存在だった。
船内をくまなく探検し、船員から様々な情報を仕入れていたおかげで、大人は随分と助かった。
子供だけに残酷な一面も持ち合わせているようだったが、とても太っているベル・ローゼン(シェリー・ウィンタース)に、「さっきは300キロのメカジキと比較してごめんなさい」と素直に謝るなど、良いお坊ちゃんのようだった。
(^。^)