仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ピッチ・パーフェクト

2018年03月10日 | ムービー
『ピッチ・パーフェクト(原題Pitch Perfect)』(2012年/ジェイソン・ムーア監督/アメリカ)を見た。
物語は、「ベッカ(アナ・ケンドリック)はロサンゼルスのレコード会社で働きたかったのだが、"大学だけは出ておけ"と言う父ミッチェル(ジョン・ベンジャミン・ヒッキー)の勤務先であるバーデン大学に入学、寮生となる。学生生活にまったく興味を持てなかったベッカは校内ラジオ局WBUJでのアルバイトを始め、そこでジェシー(スカイラー・アスティン)と知り合い仲良くなるのだった。ある日、シャワールームで鼻歌を歌っていると、居合わせたクロエ(ブリタニー・スノウ)から女性アカペラグループ"バーデン・ベラーズ"へ参加するための合同オーディションを勧められる。父から、"大学を楽しめ。1年後にまだロサンゼルスに行きたかったらその時は協力する"と言われていたベッカは・・・」という内容。
"バーデン・ベラーズ"は、ニューヨークのリンカーンセンターで開催された"ICCA(大学アカペラ選手権)"の前年度決勝に初出場したグループで、同じ学校の男性グループである"トレブルメーカーズ"と同様に実力があるグループらしかったが、その決勝の様子を中継しているジョン(ジョン・マイケル・ヒギンズ)とゲイル(エリザベス・バンクス)が「眠たいのは私だけ?」などと彼女達のステージをけなしているという演出が謎だった。
全国大会の決勝で出場者をけなす中継なんてあるのだろうか?
その決勝での衝撃の結末をもって、オーブリー(アンナ・キャンプ)とクロエの2人を残し、他のメンバーが卒業してしまったようだが、そうなると新年度には卒業生と同数である8人以上の新入生を集めなければサークル活動の維持ができないし、集まったとしても経験者2人+新人8人では、ゼロからのスタートのようなものだから、その後のハードルは高そうだ。
(^_^;)
サークルに集まったファット・エイミー(レベル・ウィルソン)などの新メンバー達とは、時間をかけてだけれども、仲良くなれたのは、大学での目標を持てなかったベッカにとって良いことだったが、寮の2人部屋でベッカと同室のキミーという韓国人は、ベッカに対して一切笑顔を見せることもないし、声を掛けても来ない。
彼女がサークル紹介の"韓国人学生会"のブースで満面の笑顔を浮かべる姿を見たベッカの呆れたような顔つきが印象的だった。
仁左衛門が大学生だった時、1年間だけ寮(個室)に入っていたのだが、初めて言葉を交わした隣の部屋の吉〇君とはいまだに親交があるくらいなので、風変わりな韓国人と一緒になってしまったベッカには少しばかり同情してしまったのだった。
(^。^)
ただ、ベッカ役の女優さんはいつも口が半開きのようなイメージがあってどうも好きになれない。
彼女を見たDJのルーク(フレディー・ストローマ)が「何ボケっとしている」と言う台詞があるが、確かにそんな感じがする顔つきで残念だ。