仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

Re:LIFE リライフ

2018年03月16日 | ムービー
『Re:LIFE リライフ(原題The Rewrite)』(2014年/マーク・ローレンス監督/アメリカ)を見た。
物語は、「若くしてアカデミー脚本賞を受賞した脚本家キース・マイケルズ(ヒュー・グラント)は、その後まったくヒット作品に恵まれず、かつての大ヒット作"間違いの楽園(PARADISE MISPLACED)"を製作したパラゴンスタジオにも新作の構想を蹴られ、崖っぷちだった。頼りにしてるエージェントのエレンから紹介されたのは、ニューヨーク州にある公立ビンガムトン大学での講師の仕事。まったく乗り気ではなかったものの、背に腹は代えられないと決断したのだが・・・」という内容。
ビンガムトンは回転木馬の数が世界一とかで、受講生のホリー・カーペンター(マリサ・トメイ)も『トワイライトゾーン』の舞台になった世界最古の回転木馬に案内するのだが、ここは作者の出身地であり、さらにはその物語がキースに影響を与えることになるのだから面白い。
また、ビンガムトンは雨と曇りの多さでは全米トップ10なのだとか。
傘を買おうとする時の「イギリスを出てから傘を持ってなかったが、ここの悪天候に負けた」という台詞も面白かった。
(^_^)
到着初日に、受講希望のカレン・ギャブニー(ベラ・ヒースコート)と一夜を共にしたり、可愛い女子学生を中心に受講生を選抜したり、まったく不真面目で、早々とメアリー・ウェルドン教授(アリソン・ジャニー)ににらまれてしまうキースも、やがてはやる気を出していく。
アンドレア(エミリー・モーデン)にアドバイスをする時の
「もっと深く掘り下げたら?」
「深く考えるのは無理。みんなも無理って言う」
「じゃあ、みんなが間違ってると証明しよう」
というやり取りでは、自信がなく、伏し目がちに話すアンドレアがぱっと笑顔になる。
「教師という仕事は案外クセになるよ」とジム・ハーパー教授(クリス・エリオット)に言われていたが、キースには意外と適性があったのかもしれない。
窓の外はいつも雨降りという様子が妙に笑えたりもして、これはナカナカに面白い物語だった。

ラブソングができるまで

2010年08月23日 | ムービー
『ラブソングができるまで(原題Music and Lyrics)』(2007年/マーク・ローレンス監督/アメリカ)を見た。
物語は、「アレックス・フレッチャー(ヒュー・グラント)は、1980年代に人気を博したバンド・PoPの元ボーカル。同じ元メンバーのコリンが成功する一方で、アレックスは遊園地や婚活パーティーのステージで小さな仕事をこなしていた。そんな時思いがけず、ブリトニーをしのぐ大スターのコーラ・コーマン(ヘイリー・ベネット)から作曲の依頼が舞い込む。作詞家と意見が合わず作業は進まなかったが、鉢植えの世話をするために偶然居合わせたアルバイトのソフィー(ドリュー・バリモア)の才能を見出すのだった。何とか協力を取り付けようとするアレックスだったが・・・」という内容。
アレックスは1980年代に活躍した人なだけに、ステージの背後には"1987"と大きく描いてあるのだが、それがセットのすべてなのが悲しい。
(^_^;)
ステージ衣装もおそらく当時をイメージしたものらしく、ソフィーの「優しいのね。ズボンがピチピチなのに」という台詞には笑ってしまうが、やはりアレックスは物悲しさを感じさせるキャラクターだ。
「11年の診療生活で初めて人の役にたった」と言う精神科医もそうだが、台詞には妙に笑わせられる。
(^_^)
ラブコメの王道を行くナカナカに面白い作品だった。

トゥー・ウィークス・ノーティス

2009年12月14日 | ムービー
『トゥー・ウィークス・ノーティス(原題Two Weeks Notice)』(2002年/マーク・ローレンス監督/アメリカ)を見た。
物語は、「社会奉仕活動に熱心な弁護士ルーシー・キールソン(サンドラ・ブロック)は、開発計画による公民館の取り壊しを阻止するため、ニューヨーク最大手の不動産会社ウェイド社を訪れたが、兄ハワード(デヴィッド・ヘイグ)から"優秀な弁護士を雇え"と言われていた副社長ジョージ・ウェイド(ヒュー・グラント)との取り引きで、会社の顧問弁護士になってしまった。数ヵ月後、なかなか思い通りの仕事をさせてもらえないルーシーは、"あと2週間で辞める"と宣言するのだが、彼女本人が作った雇用契約書は完璧で、現開発計画が終了するまで退職することができないとなっていた。しかし・・・」という内容。
序盤、"建物の取り壊しを阻止するため、工事現場で巨大な鋼鉄の球の下に寝る"という場面が出てくる。
当然危険な撮影はできないが、映す角度によってはそれなりに見えるのだから、そういう"手間"を省かず、カメラの角度を考えて撮影してほしかった。
どんなものでも"手間"を省いてしまうと、やはり良いものはできないのだ。
面白かったのは、2人がベースボール観戦に行った場面。
バッターボックスに立つ背番号5の選手に「おやっ!?」と思ったのだ。
リストバンドがデカい。
(^o^)
それは、サンフランシスコ・ジャイアンツ在籍時の新庄剛志選手だった。
どうやら本物のゲーム(ニューヨーク・メッツvsサンフランシスコ・ジャイアンツ)中に撮影していたようだが、マイク・ピアッザ捕手には台詞があったので、あれに関しては別撮りなのだろう。
物語の展開上も球場の場面は良い場面だった。