仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分

2017年04月17日 | ムービー
『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(原題Locke)』(2013年/スティーヴン・ナイト監督/イギリス)を見た。
物語は、「イングランド第2の都市圏であるバーミンガムの建設工事現場。アイヴァン・ロック(トム・ハーディ)は、一日の作業を終えてクルマに乗り込んだ。青信号に変わってもなかなか発進せず、後続車から激しくクラクションを鳴らされ続けてもなかなか動こうとしないアイヴァン。だが、突然、帰宅するための左ウインカーから、右のウインカーに変更し、ロンドンへと続く高速道路に乗ってしまった。自宅では妻と子供達が一緒のサッカー観戦を楽しみに待っているし、明朝には、軍事核施設を除きヨーロッパで最大規模だというコンクリート打設事が行われ、彼が現場を監督指揮することになっているのだが・・・」という内容。
ロンドンへ到着するまでの時間、アイヴァンは妻のカトリーナ(ルース・ウィルソン/声)や同僚のドナル(アンドリュー・スコット/声)に電話をかけ続ける。
なかなか決心をつけられないでいた突然のこの行動の説明や、数時間後に控えた一大事業の段取りの説明のためだったが、電話で突然に言われた相手は、もうどうしていいのか分からないことだろう。
"国中から218台のミキサー車が355トンの生コンを積んでやってくる"一大事業だというのに、ドナルは今までそんな大仕事をしたことがないというのだから、突然の代理に戸惑って当然だ。
もし失敗すると、1億ポンド(約140億円!?)の損失だというし・・・。
(^_^;)
アイヴァン以外の登場人物はすべて電話の向こう側にいるアイヴァンの通話相手で、彼以外誰の姿も画面には映らないのだが、カーナビの画面に表示される同僚ガレ​​ス(ベン・ダニエルズ/声)の登録名が"クソ野郎"だったり、些細なことから人の成りが少しだけでも推測できたりするのもよい。
(^_^)
走行するBMWの車内のみで展開する面白い物語だった。
高速道路を走行しているのが86分間ということなのだろう。

スタートレック / ネメシス

2009年08月15日 | ムービー
『スタートレック/ネメシス(原題Star Trek/Nemesis)』(2002年/スチュワート・ベアード監督/アメリカ)を見た。
物語は、「ピカード艦長(パトリック・スチュワート)が指揮を執る惑星連邦の探査艦U.S.S.エンタープライズE(NCC-1701-E)は、惑星ベタゼッドに向かっていたが、中立ゾーン近くのコラリン星系から発信されている陽電子サインを調査した際にデータ少佐(ブレント・スパイナー)のプロトタイプである"B-4"(ブレント・スパイナー/2役)を回収した。同じ頃、敵対するロミュラン帝国で政変が起こり、新指導者シンゾン(トム・ハーディ)から 招待を受けた惑星連邦は、急遽エンタープライズを惑星ロミュラスへと向かわせるのだが、そのシンゾンというのは・・・」という内容。
これは1980年代終盤から90年代中盤までテレビ放送されていた『新スタートレック(Star Trek/The Next Generation)』の映画版第4作目で、内容的にこれが"TNG"の最終作。
"TNG"といえば、"Q"の印象が強く残っているのだが、テレビシリーズの中でそこそこ話の決着がつけられたからか、この物語には一切登場しない。
しかし、Q以外のテレビシリーズの顔ぶれがほぼ勢揃いで、これを見て『新スタートレック』をまた初めから見たくなったのだった。
"TNG"は、ホント面白い。
(^_^)