仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

BeRLin

2017年04月16日 | ムービー
『BeRLin(ベルリン)』(1995年/利重剛監督)を見た。
物語は、「ドキュメント番組を制作している撮影班は、1年半ほど事務所に在籍し、2か月ほど前に突然姿を消したというデリヘル嬢キョーコ(仮)の居所を探していた。彼女は壁のかけらが入っているという袋をお守りのように首から下げていたという。仕事仲間のレイコ(あめくみちこ)や、一度偶然見かけたことがあるだけのオガタ(ダンカン)などの様々な証言を集めていき、番組は完成したのだが、その後も取材は続いた。撮影プロダクション社長の山崎(山田辰夫)は、会社を休んでまでキョーコ(仮)の居所を捜し続けているオガタなど、撮影に関わった彼らを理解することができなかったのだが・・・」という内容。
劇中で制作されるドキュメンタリー番組では、アナウンサー(鈴木史朗)が「東京都の女性の75人に1人が性風俗産業に関わっている」と言っていたが、それって無茶苦茶多い気がする。
これは(当時)信憑性があった数字なのだろうか。
(^_^)
同棲相手の鉄夫(永瀬正敏)など、随分と風変わりな登場人物が多い気がしたが、やはり一番は、探されている本人のキョーコ(仮)だろう。
「仕事いいんですか?」と聞かれたオガタは、「只今電波の届かない所に降りますので」と答えるだけだし、キョーコ(仮)は「私は井の中の蛙だからさ。結構泳ぎには自信あるんだ」と言う。
んー。
頭が悪いだけか!?
(^_^;)
「カラーが過去」、「モノクロが現在」、「画質が悪いモノクロが取材中の証言」というように変化をつけていたのだが、カラーとモノクロの使い方については、監督のこだわりなのだろう。
キョーコ(仮)を演じた中谷美紀(当時19歳)の映画初主演作とのことらしいが、少しばかり退屈な内容の作品だった。
残念。