仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ファントム・オブ・パラダイス

2015年02月11日 | 映画サークル
ましけ映画サークル1月例会(2015年1月20日)は、忠○企画『ファントム・オブ・パラダイス(原題Phantom of the Paradise)』(1974年/ブライアン・デ・パルマ監督/アメリカ)だった。
物語は、「メジャーデビューをめざしている無名のミュージシャン、ウインスロー・リーチ(ウィリアム・フィンレイ)は、才能は豊かだが容姿が冴えないとして、大手レコード会社デス・レコードのスワン(ポール・ウィリアムズ)に預けた楽曲を奪われてしまう。そうとは知らないウィンスローはなかなか連絡が来ないことにしびれを切らし、スワンの自宅に出向いたのだが、そこでは彼の楽曲を使うミュージカルのオーディションが行われようとしていた。そのオーディションを受けようとしていたフェニックス(ジェシカ・ハーパー)と意気投合したものの、主催者によって家から追い出され、さらには無実の罪をきせられて投獄されてしまったウィンスローは・・・」という内容。
面白かったのは、まるで映画『ルパン三世(ルパンVS複製人間)』(1978年/吉川惣司監督)に登場するマモー(西村晃/声)のような容姿のスワンとその自宅。
大豪邸なのだが、まるで子供のように小柄な身体の彼に合わせたのか、すべてのドアが小さい。
大人は皆、かがまなければ出入りできないサイズだ。
(^_^;)
これは『オペラ座の怪人』や『ファウスト』といったミュージカルを元ネタにした"ロックンロール・ミュージカル"なのだが、終盤に出てくるミュージカルの舞台シーンでは「あぁこれは見たいな」などと思ってしまったほどの不気味で面白い演出だった。
(^。^)
ただ、全体として面白い作品ではあったものの、聖書に関する話が絡んでくると"悪魔"だとか"地獄"だとか、救いようのない話題も出てきてしまうので、どうしてもそこがマイナスポイントに思えてしまったのだった。