仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ミル・マスカラスの幻の美女とチャンピオン

2009年11月07日 | 映画サークル
ましけ映画サークル11月例会は、忠〇企画の『ミル・マスカラスの幻の美女とチャンピオン(原題Los Campeones Justicieros)』(1970年/フェデリコ・クリエル・ピキリリョ監督/メキシコ)だった。
物語は、「試合中のプロレス会場に銃弾が撃ち込まれた。犯人は5年前にルチャ(プロレス)業界から追放したマノ・ネグラに違いないと踏んだブルー・デーモンは、仲間のミル・マスカラス、ティニエブラス、メディコ・アセシーノ、ソンブラ・ベンガドーラと共に、ミスコンテストに出場する彼等の恋人達を守るため、更なる攻撃を仕掛けてくるブラック・シャドウ達と戦う。しかし、女性達は次々に捕えられ・・・」という内容で、主要な登場人物はすべて現役の覆面プロレスラーが演じている。
題名の冠が"ミル・マスカラスの"となっているし、筋肉隆々の体つきも彼が一番鍛えられている様子なのだが、リンピオ(ベビーフェイス)レスラー達のリーダーは、どうみてもブルー・デーモンだ。
皆覆面をしているのではっきりとは判らないものの、おそらくブルーが相当に先輩なのだろう。
(^_^)
マスカラス達を襲ってくるルード(ヒール)側は、マノ・ネグラが開発した装置によって運動能力が強化されるのだが、その揃いのコスチュームを着た戦闘員(小人プロレス軍団)や、何に役立っているのか一切不明なパネル類が並んでいるアジトの様子等、まるでショッカーのようだ。
また、ヒーロー達がバイクにまたがり、颯爽と街中を走る姿がオープニングやエンディングの場面に登場するのだが、日本の大ヒットテレビ番組『仮面ライダー』(1971年4月~1973年2月)は、地球の裏側で人気だったこの"覆面ライダー"にヒントを得たのかもしれない、いや、きっとそうに違いない!!と、これを見て面白く思ったのだった。
(^o^)

2 コメント

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Unknown (魔野寝倉)
2009-11-09 23:00:41
 場面が変わるたびに違うマスクで登場してくるミル・マスカラスがとてもカッコEのですが、肝心の戦闘シーンでは小人相手にかなり苦戦している姿がなんとも滑稽でしたね。 ミル・マスカラス=スペイン語で「千の仮面」という意味だそうです。千の風になるよりも、千の仮面になってフライング・クロス・チョップを決めてみたいと思うのは私だけではないでしょう。
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Unknown (仁左衛門)
2009-11-10 09:50:36
魔野寝倉さん、コメントありがとうございます。
ミル・マスカラスが覆面を交換する早技は見事でした。
あれでは誰も正体を見抜けません。
(^o^)
覆面が沢山あるので、
額に"M"と書いてある覆面が
一番わかりやすくて好きです。
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