仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ベロニカは死ぬことにした

2009年02月26日 | 映画サークル
昨日(2009年2月25日)のましけ映画サークル2月例会は、仁左衛門企画『ベロニカは死ぬことにした』(2005年/堀江慶監督)だった。
物語は、「人生に希望が持てずにいたトワ(真木よう子)は、自分へのメッセージを書いたあとに多量の睡眠薬を飲み、気絶するように倒れた。しかし、自殺は未遂に終わり、サナトリウムの一室で目を覚ます。ひたすら死を願う彼女に、医者(市村正親)は"焦ることはない。助かりはしたが、あなたの心臓はあと1週間ほどしかもたない"と告げる。施設や周囲の人間に馴染もうとしないトワだったが、同じ入院患者のショウコ(風吹ジュン)やサチ(中嶋朋子)、婦長(荻野目慶子)の人生に触れ、徐々に・・・」という内容。
"サナトリウム"というのは結核を治療するための施設をさすと思っていたのだが、どうやら今は精神疾患等他の療養施設も含まれるようだ。
しかし、撮影に使われた建物はどうしたってホテルにしか見えない。
さすが軽井沢でロケしただけのことはある。
(^_^)
いまだに出演依頼が来ると信じている元女優・紅子(淡路恵子)の影響か、広間に集まってくる入院患者は皆芝居がかっていて、まるで舞台でのやり取りのような会話になっているという設定も妙に面白い。
まぁ人生は楽しまなきゃね、という話なのだが、少しばかりエッチな場面もあり、【R-15指定】になっている。
そこそこにCGなんかも使われていて、それなりの製作費をかけているようだが、「うん!これは素晴らしい!!」とは・・・という評価か。
これはブラジル人作家の同名小説が原作のようだが、登場人物の名前は日本人に置き換えられているので、いつまで待っても"ベロニカ"は登場しないのだった。
(^o^)