仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ランボー 怒りの脱出

2017年05月06日 | ムービー
『ランボー 怒りの脱出(原題Rambo/First Blood PartⅡ)』(1985年/ジョージ・P・コスマトス監督/アメリカ)を見た。
物語は、「服役中のジョン・J・ランボー(シルヴェスター・スタローン)をグリーンベレーの元上官サミュエル・トラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)が訪ねた。話は、極東における軍の極秘任務に参加するなら特赦によって収容所から解放することができるというものだった。"ここには気苦労がない"と乗り気でないランボーだったものの、大佐に説得され、交換条件を承諾した。タイの作戦本部に到着したランボーは、マードック作戦司令官(チャールズ・ネイピア)から作戦内容の説明を受けたのだが、あくまでも偵察任務であり、仮に捕虜を発見したとしても救出をしてはならないとの厳命を受ける。"1966年にコン・ツム作戦で海兵隊を指揮した"と嘘をつくマードックを信用できないランボーだったものの、予定通りに作戦を遂行するため、装備を身に着け基地を出発したのだが・・・」という内容。
本作では、前作より詳しくランボーの詳細な経歴などが明らかにされたのだが、「ジョン・J・ランボーは、1947年生まれ。インディアンとドイツの混血。1964年、特殊部隊入隊。軽武器の熟練兵。医療、ヘリ操縦資格あり。59人の敵兵を倒し銀星賞2回ほか叙勲多数あり」とのことで、作戦本部に到着した際、マードックの部下エリクソン(マーティン・コーヴ)が「君はベトナムでは伝説。君と働けて光栄だ」と言って(最初だけは)温かく迎えていた。
トラブルによって現地人のコー・バオ(ジュリア・ニクソン)との待ち合わせに随分と遅れてしまったランボーだったが、ほとんどの装備品を失いながらも「最大の武器は頭脳です」と言うだけのことはあって、次々と困難を乗り越えていく。
まさに命懸けのランボーに対して、「捕虜発見は無理だよ。努力したというゼスチャーだ。私はこの戦争の尻拭い役にすぎない」と言いのけるマードック。
これは本当の敵より憎まれても仕方がない。
(^_^;)
戦争から帰った祖国に居場所がなく、再び戻った旧戦地での戦いの中で充実感を得ているランボー。
何ともやるせない物語だった。