今日は自閉症の子のための幼稚園を見学させていただきました。
とても立派で大きな施設です。
施設内の設備にしてもプログラムにしても
とにかくすばらしくて圧倒されました。
施設長さん直々に施設内を案内してくださり、
ひとつひとつの部屋で行われているプログラムの内容を
くわしく説明してくださいました。
この施設長さんは、幼い頃、日本で過ごしていたことがある方で、大阪にも観光でいらしたことがあるそうです。
不思議な縁ですが、わたしが自閉症の子らと関るきっかけとなった女の子
(2歳の頃から我が子同然に十何年も関ってきた子)
と名前の語尾を伸ばす伸ばさないの差は
あったものの同じ名前でした。
子どものリードに従いながら、自然にさまざまな運動、遊び、工作、学習に取り組む工夫が
いっぱいありました。
この幼稚園には、
自閉症の子六人に対し、二人の定型発達の比率で、
子どもたちが通っています。
自閉症の子同士だと自然なコミュニケーションの形を学ぶことが難しいからだそうです。
アメリカでは、ハンディーのない定型発達のわが子を
こうした自閉症の子の施設に通わせたいと考える親がたいへん多く
2名の募集に100名が申し込む人気ぶりなのだそうです。
どうしてそんなに人気があるのか滞在先のAさんにたずねたところ、
幼児のうちから偏見や差別のない目で人と関っていける子どもを育てたいという
教育的な配慮から人気が高いのだそうです。
自閉症の子たちひとりひとりに、
言語面、運動面などの発達のスペシャリストがひとりついて、
それぞれの子の独自の課題を設定して関っていました。
たくさん写真を撮らせていただいたので、シアトルから帰宅後、
紹介させていただきますね。
おもちゃも教具もアートも
創意工夫に満ちていてとにかく素敵なんですよ♪
昨日はダウンタウンに買い物に行って来ました。
クリスマス前のすごい賑わいでした。