の記事の途中で★くんと☆くんの書き間違いがありました。申し訳ありません。修正しておきました。)
ゲームが大好きな年長さん~小学3年生の★くん、☆くん、●くん、○くんで、
さまざまなゲームで遊んだり、算数の文章題にチャレンジしたりしました。
上の写真はマティックスというゲーム。
年長さんくらいから楽しめる計算ゲームです。
今回、このグループで一番人気があったのは『クルード』です。
事件があった部屋と凶器と犯人を推理していくゲームです。
2番人気は、『ニューマスターマインド』です。
色と位置を推理していきます。
★くん、☆くん、●くん、○くんはそれぞれ年齢が異なります。
でも、思考力を必要とする問題は、学校で習っているか習っていないかの
ほとんど縛られないので、
小1~小3の最レベの問題をみんなで解いていきました。
小1用の問題では、最初は全員がつまずきました。 ↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
14人の子どものうち、かばんを もっている 人が 8人、
かさをもっている人が 9人 います。
みんな どちらかを もっています。では
かばんとかさの りょうほうを もっている 人は 何人になりますか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こういう問題は間違うにしても、白紙のままで「わからない」と言うのではなくて、
取りあえず図や式を書いてみて、正々堂々?と間違えておくと、
答えを確かめる時に、「あぁ~こういう勘違いをしてしまったのか」「間違えた理由はこうだな」
ということがわかって、そこにいるみんなが問題を深く理解するのに役立ちます。
それに、「何でこんなトンデモな答えがでちゃったんだろう?」ということを
ワイワイ探究するのは、
勉強の醍醐味のひとつです。
この問題に、「8+9=17だから、かばんとかさのりょうほうをもっている人は17人」としていた子がいました。
いくらなんでもおかしいよ……と子どもたちの中から思わず笑いが漏れるのだけど、
「どうしてこういう間違いになっちゃったのかな。どこがどんな風におかしいのかな?」
といった質問をすると、
笑っちゃった子も的確に説明するのは難しいのです。
それでも真剣な表情で、「だってさ、全員で14人しかいないのにさ、
りょうほうもっている人が17人っておかしいじゃん」と説明します。
「おかしいじゃん」とわかっている子も、
式に表わすとなると、「8+9-3=」と書いて、
「あれっ、答えが14になる」と頭を抱えてもいました。
こんな風に重なっている部分(りょうほうの……のところ)を出すための式が
わかるということは、
円の面積を考える時に、葉っぱの形の重なった部分を求め方がわかるということにも
通じます。
算数の学習は、学年を超えてつながりあっているのです。
最後にはみんなしっかり理解して、算数の面白さにワクワクした表情を浮かべていました。
「4すみを正方形に切りとって、ふたのない箱を作り、できた箱の
たて、横、高さを考える」という
小2の問題で、見本の図の見た目に騙されて
答えを間違えた子がいました。
そこで、ハムスター24ひきで、たての24㎝を表現し、
切りとった5㎝のところにそれぞれハサミを置いてみました。
図だとどれも同じ長さに見えたけれど、そうした見た目に惑わされずに
きちんと計算して解いていかなくちゃいけないんだな、と気付いたようです。
「見た目に騙される」例として、こんな図を描いて見せました。
(どこも直角とします)
「○はいくつでしょう?」と問うと、「2!」と即答してしまう子がいるのです。
確かに、見た目は2の幅と同じですよね。
でもきちんと数値で計算すると、6-2-1=3 ですね。