虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

生活体験の多い子と算数   年長さんのレッスンから♪

2009-12-15 15:35:53 | 算数
工作好きの年長さん、☆ちゃんのレッスンの様子です。
小学3~4年生用のぴぐまりおんの問題に取り組んでいます。

さまざまな条件を頭に入れて、指にはめた宝石の色を決定していく
問題です。

女の子、男の子、直感、感覚、思考、感情のどれが優勢かによって、
同じ算数の中でも、子どもの得意な分野はずいぶん異なります。

女の子で生活体験の多い機転の働く子は、数学的なセンスを問われる直感で解く問題よりも、
論理的に分析していく長文の文章題問題が得意な子が多いです。
(こうした子の一部に、計算が苦手な子もいるので、計算苦手=算数苦手
と決め付けない注意が必要です。)

得意な分野の学習は何学年も上の問題を解いても、ちょうどその子に
ぴったりのレベルということがよくあります。
☆ちゃんは、学習経験こそ少ないですが、生活する上で、
しっかり物が考えられる子なので、

いくつか仮説を立てて、いったん場所を仮に設定して試してから、
最終的な正解を導き出す

という手順をしっかりマスターして解ききることができました。
☆ちゃんのお母さんは年長さんになるまで、評価せず、結果を求めず、
のんびり子育てしてこられました。
☆ちゃんは、工作と理科実験が大好きで、月一回の虹色教室を
毎回首を長くして楽しみにしてくれています。

☆ちゃんといっしょに算数の問題を解いていると、
日常生活を把握する力に基づいたしっかりした考え方に感心してしまいます。
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