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現場を置き去りにしてはいけない

2017-11-08 | 日記

長いこと更新していないことにハッと気づき、久々の投稿です。

総選挙が終わり、議会が再開。委員会質問にバタバタと突入しました。

今回は森友学園問題は置いといて、①高校再編整備について②スクールエンパワーメント事業について③大阪府立大学と市立大学の法人統合についての3つを質問しました。

■高校再編整備について

9月の教育委員会議でまたまたまた、新たな再編整備校が発表されました。今回は柏原東高校と八尾翠翔、長野北高校と長野高校が「機能統合」の名前で再編の対象になり、柏原東高校と長野北高校が募集停止の対象となるものです。

この間、3年連続定員割れを理由に募集停止が行われ、咲洲高校と池田北高校は来年3月に卒業生を送り出すと生徒がいなくなり、廃校になります。

「母校がなくなる」・・・。こんな悲しい想いをする生徒をいつまでつくるのでしょうか。

これまでの募集停止校も今回の対象校も、地域に根差して、学びなおしをはじめ、こどもの成長をしっかりと支え、生きる力を育んできた学校です。「地域になくてはならない」と評価も高い。それでも3年連続定員割れすれば、定員割れがたった9人でも募集停止の対象となる。ほんとにおかしな話です。

「こどもの数が減る中で」とよく言われます。しかし、こどもが少ないなら、今こそ少人数学級に踏み出し、大阪のこどもの学力向上に生かせばいいのにと思います。「クラス数が減りすぎると行事等ができない」と言いますが、35人学級にすれば、クラス数は増えます。1学年1クラスになるような生徒の激減ではありません。

「この学校に行きたい」「この学校をなくさないでほしい」このこどもたちの声を受け止めることこそ、教育の基本ではないでしょうか。

■大学統合について

今回は法人統合をはじめとする4つの議案が出されました。大学の先生にも、飛び込みでお願いをして、お話を聞かせていただきました。「統合議論は醸成していない」「運営交付金減の中で教員数も2割減。基礎研究や卒論指導もままならない上に、長時間労働で大変」と言われていました。学生自治会の行ったアンケートでは回答者の86%が、統合について「知らない」と回答しています。

統合案件は現場を置き去りにして行うべきではありません。統合ありきでなく、説明責任をきちんとはたし、教員、学生の声をよく聞くべきであると言いました。

高校にしても大学にしても、そこに通うこどもたちや先生、保護者、地域の声が全く反映されずにすすんでいると感じます。

教育を受ける権利者であるこどもの意見、こどもを育てるために懸命に教育を行っている先生や教授を抜きに、すすめていいわけがありません。これからもみなさんのお話を自分の耳で聞き、みなさんの声を届けるために頑張りたいなと改めて決意をしました。

http://www.jcp-osakahugikai.com/katudou/2017/20171027.html

http://www.jcp-osakahugikai.com/katudou/2017/20171102_2.html