ねねろぐ

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牛ちゃんという猫。

2010年12月20日 | 生活
小学生のとき、親友と公園で野良猫に餌をあげていた。
近所の地蔵のある公園とか、川のある公園とかで。

保育園の近くの茂みにも、何匹かいて、
その中に白クロの猫がいた。
牛みたいな柄と体型で、
牛ちゃんと呼んでいた。

お猫好しで、野良にしては珍しいほど触れて、
とてもとても可愛かった。

ある時からその近くに、
「猫にエサをあげないで下さい」
と、貼り紙が貼られていた。
けど、小学生だった私達は猫が可愛くて、
エサをあげることが正しいと疑わなかった。

ある日、いつものように牛ちゃんの所に行った。
エサをあげて帰ろうとしたら、
何故か牛ちゃんがやたら膝に乗ってくる。
ゴロゴロいって、何度膝から降ろしてもどかない。
最後は半ば振り払って帰ったと思う。

それから、その辺りに猫がいなくなった。


ずっと後になって、誰かが保健所に連絡したのだと知った。
理解できた夜、本当に泣いた。

私は、牛ちゃんのことがあってから、
エサをあげることが可愛がっていることではないことを知った。
猫を嫌いな人がいることも知った。
小さな子供が野良猫に触るのが不衛生なことも知った。

エサをどうしてもあげたいなら、
せめて残ったエサやゴミは持ち帰らなきゃいけない。
駐車場は猫がよくいるけど、
商売である場所か私有地だから、絶対にあげるべきじゃない。

猫が好きなら、
最低限のマナーを守らないと、猫がかわいそうなんだ。

牛ちゃんの思い出でした。