リッスン・トゥ・ハー

春子の日記はこちら

石、転がっといたらええやん/言葉にならない、笑顔を見せてくれよ/くるり

2011-01-05 | 若者的図鑑
かっこええですよね。

がさつな歌い方で、ライクアローリングストーンですね。
ローリンストーン。

フォーマルなビート、フォーマルなグルーブ、フォーマルななんですか?フォーマルなスーツ、フォーマルなプレイ、フォーマルなチョイス。
ぶっ壊すことが目的なんですが、壊すものはぼろぼろではいけません。あくまでも素晴らしい、整ったものでなければなりませんね。美しいものを壊す喜びです。ですから、まずできる範囲で、できる範囲でいいから思い切りよいものを作り上げておく、そしてずとんと壊してしまうのです。
爽快感すら漂っています。
どうせ壊すんだから、ではなく、そのときにはこれで生計を立てようぐらい考えている、これで一生暮らしていくからしっかりしたものを作り上げるんです、と経理と対立したり、費用どうこうではないんだ、俺はとにかくいいものをつくりたいんだと経理を殴って飛び出したこともある。
そうまでして作り上げたものをぶち壊すんです。

なんのためらいもなく、さっきまでつくってたのに、もう壊している。
その潔さ、これは誰にでもできるもんじゃありませんよ。

つうかこんなタイトルつけれんし。

「きっついですよ、なんやかや言うても」

2011-01-05 | リッスン・トゥ・ハー
「どうですか?走ってみて」

「だからきっついですよ、なんやかや言うても」

「しかし、戻ってこられました」

「亡がらにならずにすんだだけでもよしとする」

「よしとしましょうよ」

「とにかく今は疲れた」

「はい」

「うどんでもあるかな?」

「ありますよ、ほら、ちゃんと用意してます」

「日本に帰ってきたらこれが食べたかったんや」

「うどんお好きですよね?」

「好きよ、やっぱり日本人はこれや、ずるずるずるっとすすってな」

「遠慮なく食べてくださいよ」

「じゃあいただきます」

「はいはいどうぞ」

「なんやこれは」

「どうかしましたか?」

「醤油が濃いがな」

「ああ、関東風ですね」

「あかん、うどんは薄味出汁やないと」

「そんな違いますか」

「違うわ、うどんは本来こんな軟弱な味やない」

「お言葉ですが関東ではずっとこれでやってますが」

「あたしゃ薄味でやってますねや、そやないと食えたもんちゃう」

「じゃあいいですよ、食べなくても」

「ああ、腹へった」

「意地っ張りさん」

「へん」

「おめでとうございます」

「ありがと」

兎駅長

2011-01-05 | リッスン・トゥ・ハー
このたび、駅長に就任しました兎です。好物はにんじんです。それも腐りかけの柔らかいのが好みです。歯がね、あまり強くないのです。駅長になるぐらいだから高齢です。歯がもうぐらぐらしててとれそうなの、あんまり固いものは食べることができないんですよ。ああ思い切り噛みたい。固い固い石のようなにんじんに思い切り噛み付いて、がりがり噛みたい。今はできない。そんなことをすれば歯を失ってしまう。それは避けたい。まだ流動食のみというのは避けたい。点滴での栄養摂取なんて食べるという生きている意義が半減してしまう。兎にとってエンターテイメントは少ない。パチンコもできないし、ダーツもできない。数少ないエンターテイメントのひとつが食べることなのだから、それを失うことは生きていく目的を失うことに等しい。だから私はやわかめのにんじんをゆっくりと噛み砕いて飲み込む。そんな毎日です。暗いはなしになりました。就任のスピーチでこんな暗い、個人的な兎の事情など聞きたくありませんね。どうもすいません、これからは駅長として精一杯、みなさまを癒そうと思いますので、よろしくお願いします。なれない業務ですので、間違うことも多々あるかと思います。どうぞ広い心で私兎駅長に接してください。お願いします。