「ダメダメ」
「ダメですか?」
「全然よ」
「でも妄想は偉大ですよ」
「そら妄想の偉大さはわかるけども、それに頼るだけではダメ」
「そうですか」
「もっと具体的なビジョンを見せてもらわないと」
「具体的なビジョン?」
「例えば、そのふかし芋の色を正確に言うと?」
「黄色」
「黄色にもたくさんあります」
「オレンジに近い黄色」
「もっと、もっときて!」
「きて、ってやめてくださいよ」
「具体的に具体的にさあ」
「白っぽいのも点々とありますね」
「そう、いいかんじよ」
「湯気がふうわと上がっています」
「いいじゃない、だいぶ具体的になってきたわ」
「妄想とそうかわらないです」
「いいえ、すごく違う、だって私はお腹がすいてきたんだから」
「つる子さん、食いしん坊ですね」
「違うわ、これは具体的に責めてきたからこそ、私の胃袋が具体的に行動しだしたの」
「そうすか」
「さあこの調子でもう少し具体的に具体へもっていきましょうか」
「わかりました」
「味、カモン!」
「味は甘い」
「もっと、もっときついのが欲しいよ」
「栗のようです」
「ほうほう」
「ほくほくしています」
「それで、喉に?喉に?」
「詰まりそうです?」
「イエス!&スプラッシュ!」
「いや、意味が分かりません」
「はあ、はあ、なかなかいい具体持ってるじゃない」
「変態じゃないですか」
「ダメですか?」
「全然よ」
「でも妄想は偉大ですよ」
「そら妄想の偉大さはわかるけども、それに頼るだけではダメ」
「そうですか」
「もっと具体的なビジョンを見せてもらわないと」
「具体的なビジョン?」
「例えば、そのふかし芋の色を正確に言うと?」
「黄色」
「黄色にもたくさんあります」
「オレンジに近い黄色」
「もっと、もっときて!」
「きて、ってやめてくださいよ」
「具体的に具体的にさあ」
「白っぽいのも点々とありますね」
「そう、いいかんじよ」
「湯気がふうわと上がっています」
「いいじゃない、だいぶ具体的になってきたわ」
「妄想とそうかわらないです」
「いいえ、すごく違う、だって私はお腹がすいてきたんだから」
「つる子さん、食いしん坊ですね」
「違うわ、これは具体的に責めてきたからこそ、私の胃袋が具体的に行動しだしたの」
「そうすか」
「さあこの調子でもう少し具体的に具体へもっていきましょうか」
「わかりました」
「味、カモン!」
「味は甘い」
「もっと、もっときついのが欲しいよ」
「栗のようです」
「ほうほう」
「ほくほくしています」
「それで、喉に?喉に?」
「詰まりそうです?」
「イエス!&スプラッシュ!」
「いや、意味が分かりません」
「はあ、はあ、なかなかいい具体持ってるじゃない」
「変態じゃないですか」