懐かしいですね、この言葉。
小泉前首相は、米国側から「ショウ・ザ・フラッグ」(立場をハッキリさせろ=旗色を鮮明にしろ)と言われて、わざと「旗を見せろ」と曲訳し、日の丸をつけた自衛艦をインド洋に派遣した。
すごいですね、一国の総理大臣が。。。
ここで、ひとつお勉強。
旗色鮮明というのは誤り。
発言者が自分の立場を明確にするのは旗幟鮮明という。
ですって。
以前、flagの色を明確にする、ってことだと思ったので、
『旗色鮮明』と使いましたが、『旗幟鮮明』のようですね。
このこと、《半年経って》という記事で書きましたが、
ブログって何を書くにしても、いつも問われるのは、自分とは何か?ってこと。
感じてます。
何の記事を書くにしても、常に、あいまいな旗の色よりは、明確な色を、を心がけてます。
ここで、先日の具体的な話《集中と分散》。
渡辺竜王は、棋聖位奪取のためにどのような戦い方をすればいいか、です。
(まあ、そんなこと僕が考えたり、つべこべ言っても、なんの足しにもならないとは思いますが。)
竜王が書いていた、《竜王戦でも出た戦型で意地の張り合いです。(苦笑)》を見て、
去年の竜王戦にちょっとこだわりすぎてるんじゃないか、って思ったわけです。
あまり、こだわりすぎたり、意地を張り合ったりすると、本来的な竜王の持ち味や実力が、発揮できなくなるといやだな、と思ったわけです。
それであれば、もっと自然体で、普通の対局のようにやった方が、力が入らずにいい戦いができるのではないか、って。
これは、別に自信があるわけでもなく、その方がいいかも、って単純に思ったわけなのですが、旗幟鮮明にするために、ぼんやりではなく、くっきりにして記事にしたわけです。
これに対して、
たまには反対意見でも 、ということでspinoza05さんからコメントいただきました。
反対意見も大歓迎ですが、別にここで論争などするつもりもないし、反論しようと思って取り上げるわけではないです。
《将棋の場合,どうしても同じ相手と長く戦っていくことになるので,単に勝つだけでなくて,相手に強いと思わせて勝つということも大事なことのように思います。そのためには,相手の気合をすかすのではなくて,あくまでも意地を張り合って,その上で負かした方がいいのではないでしょうか。気合を外して勝ったとしても,それはそのときだけのことで,案外と長続きしないようなケースもあるのではないかと思います。》
とのご意見です。
これもわかります。
この相手、いやだな、苦手だな、と思わせたら、長期的に見ても大きな効果があります。
意地を張り合うべきか、さっと気合をかわすべきか。
さあ、どうしたらいいのでしょう?
打つ気ムンムンで、見るからに気合が満ち溢れてバッターボックスに入った強打者に、あくまでも、直球勝負で、振り遅れさせ、スピードで押して、正々堂々と勝負するのか。
あるいは、相手の気合をかわして、変化球で微妙なコースをついて、内野ゴロに仕留めるのか。
★松坂、清原には「全球直球勝負」
西武 99年の球宴で上原と先発対決した。その時は3回を投げ最速152キロの速球で5三振を奪った。失策絡みで2点を失い勝利投手は上原となったが優秀選手賞100万円をゲットした。それだけに今回も勝敗より、ファンに魅せる投球を意識している。巨人清原には「全球直球勝負」を宣言。「清原さんにだけは、変化球を投げるつもりはありません。全部、真っすぐでいきます」と誓った。
★松坂 ボンズに直球勝負だ
レッドソックス・松坂大輔投手(26)が14日、メジャー最多の通算755本塁打まで8本に迫ったジャイアンツのバリー・ボンズ外野手(42)に直球勝負を挑むプランを明かした。16日(日本時間17日早朝)のジ軍戦に先発する右腕は「対戦する機会があれば、そう(直球勝負と)思う部分はある」と、力勝負を熱望した。
松坂のような若い正統派のピッチャーとしては、清原とかボンズのようなバッターに対しては、あくまでも直球勝負ということでないと、相手に失礼、ということもあり、意地でも直球で討ち取ることに意味を感じている。
それが、一流同士の目に見えない礼儀でもあり、真の勝負という考え方、よくわかります。
そういう個人の考え方、哲学、美学と、変化球でも何でもいいから討ち取る方がベター、というあくまでも勝敗にこだわることを最優先とした考え方、と、どちらを選ぶのか。
逃げた、かわした、と言われても、それでも討ち取ったもん勝ち、というのはある。
昔の横歩の取れない男なんて、みたいな、盤外勝負も含めて、かわす手は、何て言われるかわからないリスクもあるけど、勝ってなんぼ、ってことも基本。
難しいですね。
相手の心理を考え、裏をつく、というのも勝負のうち。
別にルール違反でもなんでもない。
でも、ファンは、この対決、全力の直球勝負を見たい、というのも事実。
この直球勝負の話と、棋聖戦の意地の張り合いの話と、ちょっと違うのかもしれませんが、これはもう本人の考え方次第。
将棋の対局では、そこまではっきりした直球、変化球の区別もないのかもしれません。
純文学の矢倉戦が、直球で、相掛かり、とか、穴熊とかは、変化球ということかもしれません。
でも、この場合は、そういうことでもなく、意地の張り合いというのは、竜王戦で出た局面に再度持ち込み、前回うまくいかなかった構想を、今度はこういう仕掛けで、鼻をあかしてやろう、ということかもしれません。
こういう戦いもぜひ見たいし、
そこまでこだわらなくても、全く違う今までやったことのない構想や序盤の駒組みを試す、とか、いうのも面白い。
どちらにしても、競馬の予想と同じように、それぞれの楽しみ方、期待の仕方があっていいわけですし、竜王の二冠に向けての戦い方、見守りつつ、応援しています。
いよいよ今週土曜日ですね。
小泉前首相は、米国側から「ショウ・ザ・フラッグ」(立場をハッキリさせろ=旗色を鮮明にしろ)と言われて、わざと「旗を見せろ」と曲訳し、日の丸をつけた自衛艦をインド洋に派遣した。
すごいですね、一国の総理大臣が。。。
ここで、ひとつお勉強。
旗色鮮明というのは誤り。
発言者が自分の立場を明確にするのは旗幟鮮明という。
ですって。
以前、flagの色を明確にする、ってことだと思ったので、
『旗色鮮明』と使いましたが、『旗幟鮮明』のようですね。
このこと、《半年経って》という記事で書きましたが、
ブログって何を書くにしても、いつも問われるのは、自分とは何か?ってこと。
感じてます。
何の記事を書くにしても、常に、あいまいな旗の色よりは、明確な色を、を心がけてます。
ここで、先日の具体的な話《集中と分散》。
渡辺竜王は、棋聖位奪取のためにどのような戦い方をすればいいか、です。
(まあ、そんなこと僕が考えたり、つべこべ言っても、なんの足しにもならないとは思いますが。)
竜王が書いていた、《竜王戦でも出た戦型で意地の張り合いです。(苦笑)》を見て、
去年の竜王戦にちょっとこだわりすぎてるんじゃないか、って思ったわけです。
あまり、こだわりすぎたり、意地を張り合ったりすると、本来的な竜王の持ち味や実力が、発揮できなくなるといやだな、と思ったわけです。
それであれば、もっと自然体で、普通の対局のようにやった方が、力が入らずにいい戦いができるのではないか、って。
これは、別に自信があるわけでもなく、その方がいいかも、って単純に思ったわけなのですが、旗幟鮮明にするために、ぼんやりではなく、くっきりにして記事にしたわけです。
これに対して、
たまには反対意見でも 、ということでspinoza05さんからコメントいただきました。
反対意見も大歓迎ですが、別にここで論争などするつもりもないし、反論しようと思って取り上げるわけではないです。
《将棋の場合,どうしても同じ相手と長く戦っていくことになるので,単に勝つだけでなくて,相手に強いと思わせて勝つということも大事なことのように思います。そのためには,相手の気合をすかすのではなくて,あくまでも意地を張り合って,その上で負かした方がいいのではないでしょうか。気合を外して勝ったとしても,それはそのときだけのことで,案外と長続きしないようなケースもあるのではないかと思います。》
とのご意見です。
これもわかります。
この相手、いやだな、苦手だな、と思わせたら、長期的に見ても大きな効果があります。
意地を張り合うべきか、さっと気合をかわすべきか。
さあ、どうしたらいいのでしょう?
打つ気ムンムンで、見るからに気合が満ち溢れてバッターボックスに入った強打者に、あくまでも、直球勝負で、振り遅れさせ、スピードで押して、正々堂々と勝負するのか。
あるいは、相手の気合をかわして、変化球で微妙なコースをついて、内野ゴロに仕留めるのか。
★松坂、清原には「全球直球勝負」
西武 99年の球宴で上原と先発対決した。その時は3回を投げ最速152キロの速球で5三振を奪った。失策絡みで2点を失い勝利投手は上原となったが優秀選手賞100万円をゲットした。それだけに今回も勝敗より、ファンに魅せる投球を意識している。巨人清原には「全球直球勝負」を宣言。「清原さんにだけは、変化球を投げるつもりはありません。全部、真っすぐでいきます」と誓った。
★松坂 ボンズに直球勝負だ
レッドソックス・松坂大輔投手(26)が14日、メジャー最多の通算755本塁打まで8本に迫ったジャイアンツのバリー・ボンズ外野手(42)に直球勝負を挑むプランを明かした。16日(日本時間17日早朝)のジ軍戦に先発する右腕は「対戦する機会があれば、そう(直球勝負と)思う部分はある」と、力勝負を熱望した。
松坂のような若い正統派のピッチャーとしては、清原とかボンズのようなバッターに対しては、あくまでも直球勝負ということでないと、相手に失礼、ということもあり、意地でも直球で討ち取ることに意味を感じている。
それが、一流同士の目に見えない礼儀でもあり、真の勝負という考え方、よくわかります。
そういう個人の考え方、哲学、美学と、変化球でも何でもいいから討ち取る方がベター、というあくまでも勝敗にこだわることを最優先とした考え方、と、どちらを選ぶのか。
逃げた、かわした、と言われても、それでも討ち取ったもん勝ち、というのはある。
昔の横歩の取れない男なんて、みたいな、盤外勝負も含めて、かわす手は、何て言われるかわからないリスクもあるけど、勝ってなんぼ、ってことも基本。
難しいですね。
相手の心理を考え、裏をつく、というのも勝負のうち。
別にルール違反でもなんでもない。
でも、ファンは、この対決、全力の直球勝負を見たい、というのも事実。
この直球勝負の話と、棋聖戦の意地の張り合いの話と、ちょっと違うのかもしれませんが、これはもう本人の考え方次第。
将棋の対局では、そこまではっきりした直球、変化球の区別もないのかもしれません。
純文学の矢倉戦が、直球で、相掛かり、とか、穴熊とかは、変化球ということかもしれません。
でも、この場合は、そういうことでもなく、意地の張り合いというのは、竜王戦で出た局面に再度持ち込み、前回うまくいかなかった構想を、今度はこういう仕掛けで、鼻をあかしてやろう、ということかもしれません。
こういう戦いもぜひ見たいし、
そこまでこだわらなくても、全く違う今までやったことのない構想や序盤の駒組みを試す、とか、いうのも面白い。
どちらにしても、競馬の予想と同じように、それぞれの楽しみ方、期待の仕方があっていいわけですし、竜王の二冠に向けての戦い方、見守りつつ、応援しています。
いよいよ今週土曜日ですね。
おそらく後手番での『△32金戦法』か『振り飛車(穴熊)』でしょう。
もっとも3級のわたしに読まれるような
『変化球』などは用意しているとは思いませんが(笑)
先手番なら、おそらく・・・・・・先手の
有利な面があるので、まず変化球はまずないでしょう。
(佐藤康先生が純粋な居飛車党時代だったら、
振り飛車挑発の
「初手▲78金戦法」も有力だったのですが、
今は・・・・・・魔境に入っておられますので・笑)
・・・・・・というか、そこで変化球を
繰り出してしまうと、相手に軽く見られる
事になりかねません。
短期的には得でも、長期的に見ると明らかに損です。
わたしは佐藤棋聖のファンですが、
渡辺先生の立場で考えたら、とりあえず棋聖戦は
『矢倉』で1勝はしておきたいと
思います・・・・・・。
な~んて、書いてますが、
わたしはタイトル戦の観戦においては
相当な素人ですから、気にしないで
くださいねっ・・・・・(笑)