オリンピックネタ、先日の記事の続編です。
まず誤審問題。
今回、他の競技にもたくさんあったけど、特に柔道の審判がひどさ、世界中に露呈しちゃいましたね。
柔道自体の格を完全に貶めちゃいました。
そして、これは個々の審判個人のスキルの問題ではなく、システムの問題なんでしょう。
覆った韓国選手もひどく後味悪いですよね。
最初に青3本上げた時、なんですぐにおしまいにしなかったんだろ?
もう勝負はついたからと帰ろうとした韓国選手にもまだここにいろって言ってたんですね。
恐らくジュリーがすぐに問題視してクレームつけてた、ということなのでしょう。
文句つけられた3人の審判はしばらくオロオロ立ちすくんでいて、その後ジュリーに呼ばれたら、はいはいって感じですごすご歩いて行って、あたかも従順な部下のように上司からの指示を受けていた。というよりも怒られてたような感じ。
そして、当たり前のように再度の旗判定をやり直す。
ひどすぎて見てられない光景、じゃ、お前らは何なのか?
審判の権威も何もない、あれじゃ、まるでスリーアミーゴズだよね。
体操男子団体決勝の内村の得点もひどかった。
内村の得点が出て、日本はメダル逃して4位。
イギリス、ウクライナが飛び上がって喜ぶ。
日本がおかしいと詰め寄り、審議に。(クレームつけるにはいちいちお金払うんですね、知らなかったけど。)
そしてかなりの時間が経ってから、内村の得点がアップし、結果銀メダル。
柔道だけでなく、審判というものが介在して我々にはわかりにくい微妙な判定、そして逆転裁定に出会うと、そのスポーツへの興味が低下し、自分の中での、いや恐らく社会的な格がグーンと下がる。
フィギュアスケートも然り。
テニスのチャレンジみたいに誰がどう見てもわかりやすいといいのだけど、人間のやることだからそう簡単にはいかないのはわかる。
そうであればプロとしてのスキルを上げて、できる限り納得性、客観性のある判断、判定をしてもらうしかない。
そして、覆す時はきちんとその判断理由をわかりやすく公表してほしい。
スポーツはすっきりさわやかに楽しみたいんです。
わけわかんないのは政治だけでたくさんだもの。
そしてつい最近の女子ハンマー投げ決勝。
知らなかった人も多いと思うので概略を。
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ドイツのハイドラー選手が投げた5投目がかなりいい線行った。
ベスト3くらいには入ってる映像が映る。
しかしなぜかちゃんと計測しないまま、次の選手が投げた。
わけわからずに「ファール」になり、もう一度投げさせられる。
これは大した投擲でなく、そのまま試合終了。
ハイドラー選手はクレームつけたけど、審判団は意に介せず。
結果が出てメダリスト3人がウイニングラン。
そして競技終了後、審判団が方針を撤回。
ハイドラーの5投目が認められ、銅メダルに(どこかに記録が残っていた?)。
ウイニングランで喜んでいた中国の選手、ひっそりと4位に。
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あまり騒がれなかったけどこれもひどかった。
なぜそうなったのかの理由が明らかになってない。
結果は結果だけど、その経緯がこのまま闇に葬られていいのだろうか?
あまりにも杜撰な判断、判定。
これじゃ何でもありじゃないか。
4位になった中国選手の気持ちはどうなるのか。
小田嶋隆さんも書いているけど、特に審判の介在度が大きな競技は、審判の教育、選出法はもとより、ビデオ判定の位置づけ、ルールの見直しも含め、いろいろ根本的に考え直す時に来ているのかもしれないです。
次にアナウンサー問題。
オリンピック閉会式のNHK解説に批判殺到! 視聴者「アナウンサー黙れ!」「起きてた時間を返せ!!」
ネット上で大騒ぎになってるようです。
【17日間の会期を終えて、ロンドンオリンピックが閉幕した。閉会式は日本時間2012年8月12日の5時頃から始まったのだが、その中継を行ったNHKの解説に批判が殺到している。というのも、イギリスの音楽とエンターテイメントをテーマにした閉会式、名だたるアーティストが多数出演し名曲を披露したのだが、その演奏中に無用と思えるような競技の振り返りを行い、視聴者が音楽を聞くのに妨げになったからだ。
特に視聴者の苛立ちをかき立てたのが、ロックバンド「MUSE」の演奏中のことだ。このバンドの楽曲『Survival』は、オリンピックの公式ソングに抜擢されていた。アナウンサーはそのことを知らなかったのか、公式ソングであることに一切触れずに、すでに多くの視聴者が知っているはずの競技の振り返りを語り、各選手の感想まで述べて演奏の妨げになっていた。】
どうしてもおとなしくしてられない、ずっと何かしゃべっていないといけないアナウンサーの性(さが)ってやつがあるのでしょうし、呪縛なのでしょうね。
前もサッカーのところで書いたけど、しゃべりすぎ、騒ぎ過ぎ、見てればわかるよ、うるせーよ、じっくり見させてくれよ、って思うのだけど、そういう視聴者のせつない気持ち、伝わってないみたいですよね。
でも、わかるんです。
どういう層が多数派なのか、ってこと。
どこかに特定の多数派と思う視聴者像を想定して、しゃべってるわけですよね?
こうやって僕は勝手に文句言ってるけど、世間にはいろんな人がいるわけで、サッカーのルールよくわからないから、もっと基本的なルール説明を含めこと細かくしゃべってほしいって人だっているはずですもんね。
閉会式の例で言えば、そんな音楽はどうでもいいからいろんな振り返りのコメント聞きつつ走馬灯のようにオリンピックの名シーンを反芻したいって人だってある程度はいるはず。
そう考えたら、これだけニーズが多様化してるわけだから、どうやったってそこに満足しない塊の人たちから文句が来る。
どこが多数派なのか、ボリュームゾーンはどこなのか、ターゲットの視聴者像はどんななのか、って判断は難しい。
そういう意味では音声を自分の好きなように選べたらいいのでしょうね。
次は民放でよくやる選手の紹介物語。
さとなおさんも『オリンピック選手の苦闘の半生を情感たっぷりに読み上げる女性ナレーションが苦手すぎて民放がつけられない。いらんのだよ、そういう味付けは。』と言ってます。
競技を早く見たいのに、お涙ちょーだい的な安っぽい学芸会みたいな選手紹介物語、各局で同じ映像使って同じようにやってるんだけどやめてほしいんです。
なんで民放は皆同じトーンで同じ演出でああなっちゃうんだろ?
ついついわずらわしくなってNHK専門になってしまう。
以前も《テレビ局の相互浸透》、《メディアの先見性、独自性》をはじめ、テレビのあり方、劣化に関する記事を散々書いてきたけど、民放の人はなんでいつまでたってもそういうこと、何でわかんないのかな?
わかった上で承知してやってるのかな?
過半数の視聴者は、ワイドショー仕立てのものを見せておけば喜んでるレベル低い奴ばかりって思ってるのかな?
次はなでしこのこと。
宮間あや「全てを背負った監督の思いを無駄にしたくなかった」/ブラジル戦(SOCCER KING) - ロンドンオリンピック Yahoo!スポーツ×スポーツナビ
宮間選手のコメント、素晴らしいです。チームワーク、一体感だけでなく、個々のタレント、性格などが揃っていたからこその栄冠なんですね。
【他の選手はわからないが、話題にはしたくないが南アフリカ戦ですべてのことを背負ってくれたノリさんの思いをムダにしたくなかった。(2位狙い騒動は)選手同士でも口にするのはためらわれることがあった。でもあの試合は狙えないし、無気力試合じゃない。相手に押し込まれるのは想定内だった。DF4枚は体を張っていた。ミスはあったら、それぞれの役割をコンプリートしてくれた。私たちはチャレンジャー。残っているチームはどこも強いが、一番いい色のメダルに向かうという気持ちだけだ】
なでしこは精一杯やるべきことをやりきったわけですね。
最後負けたのは僕らの応援の仕方が足りなかったということ。
ということで心から反省して、2年ぶりくらいにひげを剃りました。
最後はこの話。
完全に韓国サッカー関係者の活動と判明!だったようですね。
これについて書いている韓国は五輪精神を傷つけたという為末さんのコラムです。
いいこと言ってます。
男子の3位決定戦と違って、なでしことアメリカの決勝戦はお互いリスペクトしあってる同士の戦いというのが感じられてそこがとても印象的だった。
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アスリートは表面ではなくもっと深いところで、目の前の相手を通り越して、人類の可能性というものに向き合っている。人はアスリートの相手に勝利する姿だけではなくて、自分自身に打ち勝つ姿に感動する。私たちアスリートはお互い対峙して戦い合いながらも、自分自身の限界と向き合いそれを乗り越えようとする存在で、そしてその目的を共有した相手を、国籍や人種を乗り越えたところで、私たちは尊敬し合う。オリンピックの価値とは、普段お互いの立場ではさまざまな問題や、感情的な対立を抱えていたとしても、それらをこの時期この場所でだけはぐっとこらえて、お互いのこれまでの努力と高みを目指す姿勢を尊敬し合おうじゃないかということにあるのだと思っている。
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そしてもうひとつ。
為末大がTwitterで冷静に意見、日韓戦パフォーマンスについての見解が凄すぎる!
引用させてもらいます。
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結局の所、スポーツ、オリンピックの本質的価値は何なのかという話で、ここに何らかの意図が入り込む事で、オリンピックの中立性、純粋性が失われる。それはひいてはオリンピックを貶める事で、スポーツ自体への社会からの尊敬を失わせる。
私は韓国選手の行動に憤りを感じるが、それは日本人としてではなく、一人のオリンピアンとして感じている。なぜなら彼が攻撃したのは日本ではなく、オリンピックの精神自体だから。オリンピズムの根幹に関わる事だから、IOCもここは勝負所だと思う。彼らの理念は建前だったのかどうかが試されている
そして日本人の立場として考えても、日本として抗議するのは得策じゃないと思う。もう一つ次元が上の目線から、オリンピズムの本質を諭すようにIOCに意見を出すべきだ。島の問題ではなく、世界中が大切にしているものを貶めた問題として扱うべきだと思う。
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為末さんも、大事な事は同じ次元で抗議しない事と強調してますが、日韓の間の問題ではなく、オリンピックとかスポーツというものの価値をどう捉えるのかということだと思います。
オリンピックは国威発揚の場。
ビジネスであり経済効果、金儲けの場。
いろいろな考え方がある。
甘っちょろいのかもしれないけど、スポーツを通じて人間の可能性の追求の場であると信じたいし、その意味からは、スポーツの上に何も置いてはいけないのだと思います。
今回はずっと寝不足に耐えつつ、かなり観戦したと思うけど、メダルの数とか誰が活躍したとか、そういうことでなくいろいろ考えさせられたし印象に残った大会でした。
あの東京オリンピックからもう48年も経つわけで、時代も画期的に変わり、自分の歳や環境や考え方も毎回変わっている。
今後オリンピックはどのように変化していくのだろうか。
そして、オリンピックの感動をあと何回元気に味わうことができるのか。
ほんと、皆様、お疲れ様でした。
最後にあまりにすごいし、知らないことばかりだったので、時節柄ご参考までに。
日本の高校生が作った竹島問題検証動画が凄すぎる
まず誤審問題。
今回、他の競技にもたくさんあったけど、特に柔道の審判がひどさ、世界中に露呈しちゃいましたね。
柔道自体の格を完全に貶めちゃいました。
そして、これは個々の審判個人のスキルの問題ではなく、システムの問題なんでしょう。
覆った韓国選手もひどく後味悪いですよね。
最初に青3本上げた時、なんですぐにおしまいにしなかったんだろ?
もう勝負はついたからと帰ろうとした韓国選手にもまだここにいろって言ってたんですね。
恐らくジュリーがすぐに問題視してクレームつけてた、ということなのでしょう。
文句つけられた3人の審判はしばらくオロオロ立ちすくんでいて、その後ジュリーに呼ばれたら、はいはいって感じですごすご歩いて行って、あたかも従順な部下のように上司からの指示を受けていた。というよりも怒られてたような感じ。
そして、当たり前のように再度の旗判定をやり直す。
ひどすぎて見てられない光景、じゃ、お前らは何なのか?
審判の権威も何もない、あれじゃ、まるでスリーアミーゴズだよね。
体操男子団体決勝の内村の得点もひどかった。
内村の得点が出て、日本はメダル逃して4位。
イギリス、ウクライナが飛び上がって喜ぶ。
日本がおかしいと詰め寄り、審議に。(クレームつけるにはいちいちお金払うんですね、知らなかったけど。)
そしてかなりの時間が経ってから、内村の得点がアップし、結果銀メダル。
柔道だけでなく、審判というものが介在して我々にはわかりにくい微妙な判定、そして逆転裁定に出会うと、そのスポーツへの興味が低下し、自分の中での、いや恐らく社会的な格がグーンと下がる。
フィギュアスケートも然り。
テニスのチャレンジみたいに誰がどう見てもわかりやすいといいのだけど、人間のやることだからそう簡単にはいかないのはわかる。
そうであればプロとしてのスキルを上げて、できる限り納得性、客観性のある判断、判定をしてもらうしかない。
そして、覆す時はきちんとその判断理由をわかりやすく公表してほしい。
スポーツはすっきりさわやかに楽しみたいんです。
わけわかんないのは政治だけでたくさんだもの。
そしてつい最近の女子ハンマー投げ決勝。
知らなかった人も多いと思うので概略を。
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ドイツのハイドラー選手が投げた5投目がかなりいい線行った。
ベスト3くらいには入ってる映像が映る。
しかしなぜかちゃんと計測しないまま、次の選手が投げた。
わけわからずに「ファール」になり、もう一度投げさせられる。
これは大した投擲でなく、そのまま試合終了。
ハイドラー選手はクレームつけたけど、審判団は意に介せず。
結果が出てメダリスト3人がウイニングラン。
そして競技終了後、審判団が方針を撤回。
ハイドラーの5投目が認められ、銅メダルに(どこかに記録が残っていた?)。
ウイニングランで喜んでいた中国の選手、ひっそりと4位に。
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あまり騒がれなかったけどこれもひどかった。
なぜそうなったのかの理由が明らかになってない。
結果は結果だけど、その経緯がこのまま闇に葬られていいのだろうか?
あまりにも杜撰な判断、判定。
これじゃ何でもありじゃないか。
4位になった中国選手の気持ちはどうなるのか。
小田嶋隆さんも書いているけど、特に審判の介在度が大きな競技は、審判の教育、選出法はもとより、ビデオ判定の位置づけ、ルールの見直しも含め、いろいろ根本的に考え直す時に来ているのかもしれないです。
次にアナウンサー問題。
オリンピック閉会式のNHK解説に批判殺到! 視聴者「アナウンサー黙れ!」「起きてた時間を返せ!!」
ネット上で大騒ぎになってるようです。
【17日間の会期を終えて、ロンドンオリンピックが閉幕した。閉会式は日本時間2012年8月12日の5時頃から始まったのだが、その中継を行ったNHKの解説に批判が殺到している。というのも、イギリスの音楽とエンターテイメントをテーマにした閉会式、名だたるアーティストが多数出演し名曲を披露したのだが、その演奏中に無用と思えるような競技の振り返りを行い、視聴者が音楽を聞くのに妨げになったからだ。
特に視聴者の苛立ちをかき立てたのが、ロックバンド「MUSE」の演奏中のことだ。このバンドの楽曲『Survival』は、オリンピックの公式ソングに抜擢されていた。アナウンサーはそのことを知らなかったのか、公式ソングであることに一切触れずに、すでに多くの視聴者が知っているはずの競技の振り返りを語り、各選手の感想まで述べて演奏の妨げになっていた。】
どうしてもおとなしくしてられない、ずっと何かしゃべっていないといけないアナウンサーの性(さが)ってやつがあるのでしょうし、呪縛なのでしょうね。
前もサッカーのところで書いたけど、しゃべりすぎ、騒ぎ過ぎ、見てればわかるよ、うるせーよ、じっくり見させてくれよ、って思うのだけど、そういう視聴者のせつない気持ち、伝わってないみたいですよね。
でも、わかるんです。
どういう層が多数派なのか、ってこと。
どこかに特定の多数派と思う視聴者像を想定して、しゃべってるわけですよね?
こうやって僕は勝手に文句言ってるけど、世間にはいろんな人がいるわけで、サッカーのルールよくわからないから、もっと基本的なルール説明を含めこと細かくしゃべってほしいって人だっているはずですもんね。
閉会式の例で言えば、そんな音楽はどうでもいいからいろんな振り返りのコメント聞きつつ走馬灯のようにオリンピックの名シーンを反芻したいって人だってある程度はいるはず。
そう考えたら、これだけニーズが多様化してるわけだから、どうやったってそこに満足しない塊の人たちから文句が来る。
どこが多数派なのか、ボリュームゾーンはどこなのか、ターゲットの視聴者像はどんななのか、って判断は難しい。
そういう意味では音声を自分の好きなように選べたらいいのでしょうね。
次は民放でよくやる選手の紹介物語。
さとなおさんも『オリンピック選手の苦闘の半生を情感たっぷりに読み上げる女性ナレーションが苦手すぎて民放がつけられない。いらんのだよ、そういう味付けは。』と言ってます。
競技を早く見たいのに、お涙ちょーだい的な安っぽい学芸会みたいな選手紹介物語、各局で同じ映像使って同じようにやってるんだけどやめてほしいんです。
なんで民放は皆同じトーンで同じ演出でああなっちゃうんだろ?
ついついわずらわしくなってNHK専門になってしまう。
以前も《テレビ局の相互浸透》、《メディアの先見性、独自性》をはじめ、テレビのあり方、劣化に関する記事を散々書いてきたけど、民放の人はなんでいつまでたってもそういうこと、何でわかんないのかな?
わかった上で承知してやってるのかな?
過半数の視聴者は、ワイドショー仕立てのものを見せておけば喜んでるレベル低い奴ばかりって思ってるのかな?
次はなでしこのこと。
宮間あや「全てを背負った監督の思いを無駄にしたくなかった」/ブラジル戦(SOCCER KING) - ロンドンオリンピック Yahoo!スポーツ×スポーツナビ
宮間選手のコメント、素晴らしいです。チームワーク、一体感だけでなく、個々のタレント、性格などが揃っていたからこその栄冠なんですね。
【他の選手はわからないが、話題にはしたくないが南アフリカ戦ですべてのことを背負ってくれたノリさんの思いをムダにしたくなかった。(2位狙い騒動は)選手同士でも口にするのはためらわれることがあった。でもあの試合は狙えないし、無気力試合じゃない。相手に押し込まれるのは想定内だった。DF4枚は体を張っていた。ミスはあったら、それぞれの役割をコンプリートしてくれた。私たちはチャレンジャー。残っているチームはどこも強いが、一番いい色のメダルに向かうという気持ちだけだ】
なでしこは精一杯やるべきことをやりきったわけですね。
最後負けたのは僕らの応援の仕方が足りなかったということ。
ということで心から反省して、2年ぶりくらいにひげを剃りました。
最後はこの話。
完全に韓国サッカー関係者の活動と判明!だったようですね。
これについて書いている韓国は五輪精神を傷つけたという為末さんのコラムです。
いいこと言ってます。
男子の3位決定戦と違って、なでしことアメリカの決勝戦はお互いリスペクトしあってる同士の戦いというのが感じられてそこがとても印象的だった。
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アスリートは表面ではなくもっと深いところで、目の前の相手を通り越して、人類の可能性というものに向き合っている。人はアスリートの相手に勝利する姿だけではなくて、自分自身に打ち勝つ姿に感動する。私たちアスリートはお互い対峙して戦い合いながらも、自分自身の限界と向き合いそれを乗り越えようとする存在で、そしてその目的を共有した相手を、国籍や人種を乗り越えたところで、私たちは尊敬し合う。オリンピックの価値とは、普段お互いの立場ではさまざまな問題や、感情的な対立を抱えていたとしても、それらをこの時期この場所でだけはぐっとこらえて、お互いのこれまでの努力と高みを目指す姿勢を尊敬し合おうじゃないかということにあるのだと思っている。
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そしてもうひとつ。
為末大がTwitterで冷静に意見、日韓戦パフォーマンスについての見解が凄すぎる!
引用させてもらいます。
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結局の所、スポーツ、オリンピックの本質的価値は何なのかという話で、ここに何らかの意図が入り込む事で、オリンピックの中立性、純粋性が失われる。それはひいてはオリンピックを貶める事で、スポーツ自体への社会からの尊敬を失わせる。
私は韓国選手の行動に憤りを感じるが、それは日本人としてではなく、一人のオリンピアンとして感じている。なぜなら彼が攻撃したのは日本ではなく、オリンピックの精神自体だから。オリンピズムの根幹に関わる事だから、IOCもここは勝負所だと思う。彼らの理念は建前だったのかどうかが試されている
そして日本人の立場として考えても、日本として抗議するのは得策じゃないと思う。もう一つ次元が上の目線から、オリンピズムの本質を諭すようにIOCに意見を出すべきだ。島の問題ではなく、世界中が大切にしているものを貶めた問題として扱うべきだと思う。
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為末さんも、大事な事は同じ次元で抗議しない事と強調してますが、日韓の間の問題ではなく、オリンピックとかスポーツというものの価値をどう捉えるのかということだと思います。
オリンピックは国威発揚の場。
ビジネスであり経済効果、金儲けの場。
いろいろな考え方がある。
甘っちょろいのかもしれないけど、スポーツを通じて人間の可能性の追求の場であると信じたいし、その意味からは、スポーツの上に何も置いてはいけないのだと思います。
今回はずっと寝不足に耐えつつ、かなり観戦したと思うけど、メダルの数とか誰が活躍したとか、そういうことでなくいろいろ考えさせられたし印象に残った大会でした。
あの東京オリンピックからもう48年も経つわけで、時代も画期的に変わり、自分の歳や環境や考え方も毎回変わっている。
今後オリンピックはどのように変化していくのだろうか。
そして、オリンピックの感動をあと何回元気に味わうことができるのか。
ほんと、皆様、お疲れ様でした。
最後にあまりにすごいし、知らないことばかりだったので、時節柄ご参考までに。
日本の高校生が作った竹島問題検証動画が凄すぎる
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