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即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

対立の構図

2007年06月16日 00時47分48秒 | 将棋
船戸陽子blogの昨日の記事、《6/14 消した経緯》、見ましたか?
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何度も書いてるように打たれ弱いんです、私は。
だからあんなもりもり書かれたら凹む通り越して、
もうどうしていいかわかんない。から消しちゃった。
消さないほうがいいよな、と思ったけど、
なんかえんえん叩かれそうなので。
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という出だし。

消された船戸さんの記事は見たのですが、それに対する悪意(?)のコメントは見てなかったです。

二つに分かれてしまった女流棋士を、いがみあっている、脚を引っ張りあっている、気持ちも分裂している、というように、脚色したり、決め付けた方が、断然面白い、という野次馬的、ワイドショー的な見方はわかります。

世間はその方が面白いから、というだけで、すぐに対立の構図を作りたがるんですね。そう期待してしまうんですね。

どうも本当は、かなり深刻みたいだよ、もう修復できないほどの間柄になってるようだよ、もうこりゃあ取り返しつかないね、だから言わないこっちゃない、みたいな。

しっくり言ってるように見えて、実は!
みたいな。

ごきげん・DE・ブログのコメント欄でも、そう言ったコメントいろいろ見られましたね。

あー、やっぱり、仲悪いんだ、さもありなん、みたいな。

例えば、政治であれば、自民党内部の分裂、とか、自民党と公明党の亀裂、とか、小沢と菅は絶対に合わない、とか・・・。

社内であれば、A部長と、B部長は敵対していて、足を引っ張り合っている。
味方を増やそうとしていて、若手の力のあるやつを隠れて飲みに誘ってるみたいだ、とか、
一杯飲みながら仲間内で面白がっている輩って、よくいますよね。

皆、周りが対立してると、楽しいんですね。
そのことで自分が優位に立てているような錯覚?

船戸さんは、そんなことないよー、いがみあってなんかなくて、みんな今までと同じように仲良しなんだよー、皆大好きだし、わかってほしいよー、って、必死に叫んでます。

shogitygooさんお気に入りの(僕もだけど)ブログの女王、眞鍋かをり的な雰囲気もありますよね。

どちらにしても、そんなにへこまずに、今までの調子で書きたいこと書いて、載せたい写真載せて、楽しく続けていってほしいと願っています。

ちょうど今読んでいる梅田望夫さんと、茂木健一郎さんの『フューチャリスト宣言』に、こんなことが書かれています。
フューチャリスト宣言

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ネットには今いろんな危険性がある。
でも、例えば鉄道や自動車ができた頃は、知らないでフラフラと線路に出て轢かれたり、事故で死んでしまうということもあったけど、だから鉄道や自動車はやめてしまおう、とはならないで、こういうルールで運転しよう、とか、歩行者はここで飛び出してはいけない、とかいう教育をして、こういう便利な道具とつきあうことができてきた。

それと同じで、ネットというものも、何かいやなことを書かれて傷ついたということが起こっているけれど、それを乗り越えていかなければいけない。新しい道具で、しかも強力な道具だから、それがあることを前提に、リテラシーを身につけてサバイブしていかなければならない。
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と。

渡辺竜王も、石橋女流四段も、遠山四段も、そして僕ら一般ブロガーも、皆ブログをやってると、多少でも、痛い目、辛い目、そして知らない人からの疑問手にあっていますし、これからもその覚悟はしておかないといけません。

でも、やはり、このツールの良い面、便利な面、素敵な面をできる限り前向きに生かしていかなければいけないと思います。

船戸さんの、多少天然的かもしれないけど(失礼!)、ピュアさや一生懸命さは、このブログを読んでれば、本当に良く伝わってきますし、これからも変わらぬトーンで、将棋の普及と、女流の発展と、ご自身の棋力向上(気力も?!)目指して、がんばってほしいと思っています。皆、応援していますよ
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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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全く同感です! (Dancho)
2007-06-16 08:58:35
nanaponさん、おはようございます。

TBありがとうございました。

全く同感です。
小生も、nanaponさんの本エントリーで語っていらっしゃることを、伝えたかった…。
まだ上手に語れないところが、小生の力不足ではあるのですが…。

見える方にはちゃんと見えます。
決して喧嘩別れなんかではないということ。
そして、いつか必ず、お互い笑い合える日がやってくること…。

だからこそ、両法人所属の全女流棋士の皆さんを、これまでと変わりなく応援していこうと…。

小生は、上手ではないですが、それが言いたかっただけで、あのエントリーを立ち上げました。

とにかく、女流棋士の皆さんが、ファンに素晴らしい将棋を見せてくれることを期待しながら、今後も応援していきたいと思っています。
返信する
本当に? (ハイ・テラ)
2007-06-16 11:16:34
おはようございます。

物事を伝達するツールである文章と会話では、その伝達量において、
恐らく10倍以上の差があるでしょう。
しかも、文章では微妙なニュアンスや表情は伝わりません。
ましてや、文章には書き手の巧拙がもろに出て来ます。
そして、それ以上に難しいのが読み手の様々な感情です。

この度の件については、多くの将棋ファンが言いたいことを一杯持っています。
自分の思いをブログに載せたならば、それ相応の反響は覚悟すべきでしょう。
それが嫌なら、当たり障りのないことでお茶を濁すしかありません。
多くの棋士がそうであるように・・・

船戸女流の前のブログは見ませんでしたが、書換えのものは読みました。

『むしろ先日、残ってるほうの某女流に
 「あれ? 船戸さんこっちなんでしたっけ?」
 と言われて笑うしかなかった。どんだけー?』

これって、現女流棋士会の中での船戸棋士の立場を物語っている訳でしょう。
そして、LPSAに対する感情も推察されます。
(多少天然的かもしれない)彼女が、他の棋士会員も自分と同じ考えだと
思い込んでいるだけでは・・・

その気になれば、上記のようにも受け取れるのです。
私自身が、連盟に対して複雑な思いがあるからですが・・・

話は変わります。
LPSAの定款の第4条(4)に「育成組織の形成」とあります。
《家元》であるからには、自前の<育成会>を立ち上げて、
新たな棋士を育てなくてはなりません。
そして、新棋士には棋戦参加資格が問題になります。
現在の段級位も、女流棋士会に根拠を措いています。
昇級、昇段の規定も新たに制定されなければならないでしょう。

これらのことについて、LPSAはどのように考えているのか、
今のところ、私には不明です。
何か情報はありませんか?
返信する
Unknown (振られ飛車)
2007-06-16 20:53:22
まだ彼女が中学生のころから見ております。確かに多少天然なところはありますが、今回の一件は彼女の認識不足というというところもあるのでしょう。
未成年ゆえに残留させているとしか思えない棋士、両者の橋渡しのために残留している棋士も相当数いると思われます。数名(想像はつきますが、実名は書きません)を除いて仲違いなんてないと思います。
返信する
コメント、ありがとうございました。 (nanapon)
2007-06-19 13:14:15
★Danchoさん、こんばんは。

>そして、いつか必ず、お互い笑い合える日がやってくること…。

会長も早く独立してほしい、自力でメシを食っていってほしい、と思っているわけですから、必ず合流するようになるんじゃないでしょうか。

>とにかく、女流棋士の皆さんが、ファンに素晴らしい将棋を見せてくれることを期待しながら、今後も応援していきたいと思っています。

当面は良きライバルとして、普及と、棋力アップ、切磋琢磨しながらがんばってほしいです。

★ハイ・テラさん、はじめまして。

>ましてや、文章には書き手の巧拙がもろに出て来ます。そして、それ以上に難しいのが読み手の様々な感情です。

そうですね。読み方、取り方、というのは、本当に幅があります。
ひぇー、そんな意味で書いたんじゃないのに、なんでそうなるの?ってこともたくさんありますね。

>この度の件については、多くの将棋ファンが言いたいことを一杯持っています。
自分の思いをブログに載せたならば、それ相応の反響は覚悟すべきでしょう。

船戸さんが落ち込んでいるかもしれないと思って、がんばってほしい、と思い、励ましの意味の記事を書きました。
ああいう発言が、いい、悪い、覚悟すべきかどうか、について、そこまでは僕には何とも言えません。船戸さんの性格やブログへの思いなども、ブログを読む範囲でしか、わかりませんし。

>その気になれば、上記のようにも受け取れるのです。私自身が、連盟に対して複雑な思いがあるからですが・・・

ハイ・テラさん同様、僕も連盟(理事会)のやり方、複雑な思いです。
残留した方々の気持ちも、(全員ではないでしょうけど)複雑なものがあるのだと思います。

>これらのことについて、LPSAはどのように考えているのか、今のところ、私には不明です。何か情報はありませんか?

いえ、そこまでは全然わからないです。
まだまだいろいろなこと、どこまで協調し、どこからは別個にやるのか、多分詰まってないことがいろいろあるんだと思います。

★振られ飛車さん、こんばんは。

>未成年ゆえに残留させているとしか思えない棋士、両者の橋渡しのために残留している棋士も相当数いると思われます。数名を除いて仲違いなんてないと思います。

両者の橋渡しのために残留している棋士、ですか。
ふーん、そういう位置づけの一派もあるんですか。
深いですね。
まあ、どちらにしても、気持ちはつながっている、ということでしょうから、安心して、見守っていけます。
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