witch's knitting room

編み物とか、編み物とか、編み物(^m^)

アラン模様のショートジャケット 進捗

2009-09-26 00:31:27 | wips
まずは、先日のdestashですが、ご協力頂いた方々、大変お世話になりました!!
また色々大型商品(?)、財布に優しい小型商品出てくると思うのでよろしくお願い致します。

で、前回の深夜更新で力尽きて早一週間以上…

Baran_1同じ画像ですみません。

在庫整理で発掘したこちらの糸、かなり綺麗なブルーなので、今年こそ使わねば、と思っていたところに、丁度いいデザインを発見してしまいまして…
 
 
 
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価格:¥ 945(税込)
発売日:2009-08



私には全体的に可愛すぎる本だったので、あまり買いたくなかったのですが、このデザインがどうしても気になってしまって…特に、後身頃の写真は無いのですが、この濃いい袖の模様からして後ろはどうなってるのかがかなり気になり。で、本屋で「ん?指定糸はツィードかぁ、じゃあウチの青いのちょうどいいじゃない」って思いついてしまい、そのまま連れて帰ってきました。

思い返せば、夏の帰省の時にi様と都内のユザでこの本チェックした時から気になってたんでしたよ。でも柏には入荷してなかったんだなその時…

それで、アラン模様のゲージ取りは、伸ばし具合とかがよくわからなくて余り好きでないので、スキップして、スケール感を把握する為に袖から編み始めました。
編み進むうちに、「どうせコーン巻きから編むなら、シームレスがいいよね」と思い始めたので、袖下まで編んで、袖下をすくいとじする分の糸をブチッと切って、もう一方の袖を編み始めました。幸い、和書にしては袖と身頃のラグランの段数は前後身頃共に一緒だったし。

シームレスにするならば、袖も輪で編めば?なのですが、アラン模様を輪で編むと裏編みが大量発生して美味しくないので、往復編みでよかったと思います。
そして、後身頃か??ってな大きな袖でしたよ編み始め…

Baran_2前後身頃を繋げて、綴じ代を半目と考えて-2目の作り目で編み始め。サイドシームは目立ちすぎないように鹿の子編みにしました。
それから、本の写真を見て、首周りのガータ編みの段数が、袖と身頃の裾と比べて多いと思ったので、減らす事にしました。前立てが襟ぐりと合ってる感じで。裾のガーターの段数足して合わせようかなとも思ったのですが、なんかごつく間違えると困るなと思ったのでやめたのでした。
そんなわけで、前立ての目数を2目減らして、更に前身頃の模様も2目センターに寄せました。

つーか細かいっすね。どうでもいいか…

写真は、袖と身頃をつなげる所です。ここでまた、「どうせなら、もっとシームレスにしたいよね。後で脇下の目を綴じるの面倒だよね。じゃあ今綴じちゃう?」と思いつき。脇の下の休み目(というか本では伏せ目したところ)をかぶせはぎでくっつけました。
写真のように、身頃は裏を編んでいる所で繋ぎました。表で繋ごうとすると、袖は既に裏で編み終わっているので、ずれちゃうんですよ。やり始めてから気づいたのですが…
 

Baran_3これが、脇下をかぶせはぎしている途中の写真、じゃなくって、表側からかぶせはぎしようとして、「あれ?なんか変だぞ、次の段どうなる??」ってボツにした写真でした…
この下の写真がやり直した方です。

手順をまとめると、
裏側で、左前身頃の目を編んで、脇下の目を袖の脇下の目とかぶせはぎ、後身頃の目を編んで、また脇下の目を袖の脇下の目とかぶせはぎ、右前身頃の目を編む
ってな具合です。
 
 
Baran_4手前が身頃で、向こうが袖です。
 
そうそう、これまた細かい話ですが、身頃は綴じ代分-1目してありますが、袖はしていないので、袖の両端の2目を重ねて身頃のシームの目とかぶせはぎしています…
  

Baran_5脇下の目をはぎ終わって、後身頃の目を編んでいる様子…

 
 
 
 
 
 
 
 
 
Baran_6脇下かぶせはぎの段を編み終わった様子…
 
これからラグランのヨークを編んでいきます。
で、ラグランの綴じ代どうしようか??と考え。いつもだったら半目ずつに設定して、袖の1目と身頃の1目を2目1度して、その目をラグランのシームにするのですが、今回は、勝手に綴じ代の設定を変更すると、ラグランの目の立ち具合が変わって雰囲気が元のデザインが違ってしまうかも?と思ったので、綴じ代は1目ずつにしようと思いました。

で、ここでdim. doubleですよ… 

といってもphildar編んでる方でないと意味不明だと思うのですが、2目1度が2回並んだ状態になります。具体的には、袖の端の2目を身頃の端の2目の上に重ねるようにして2目1度を2回編む訳です。更に具体的にいうと、例えば右前身頃では、右前身頃の最後の2目を残した所で、その手前に右袖の目を持ってきておいて、右袖の最初の目と左針の身頃の目を2目1度、次の右袖の目と左針の身頃の最後の目を2目1度、です。

こうすると、脇下の穴が開きませんよ!!新たな発見。 
 
 
Baran_7そうして、ラグランのシームを作りながら表側を一段編んだ所がこの写真。

脇下が綴じてあって伸びないから編みにくいかな、と思ったのですが、addi100cmを使っている限りでは編み辛さを感じませんでした。むしろ、綴じ代が安定してるから、多少引っ張っても脇下の目がびろーんと伸ばされる事が無くて、安定したまま編めた感じです。いつも「びろーん」と伸びすぎるのが編んでいる時も脇下を綴じる時も気になっていたので、かなり得した気分でした。
 

Baran_8その2目1度が2回並んだ所なのですが、わかるかな~
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Baran_9この辺り、襟ぐりの減目が始まる所までは、本の通りに編んでいます。
ただ、模様がラグラン線にかかる所の模様の消え具合とかは、不自然だなと思う所は変えました。
ああ、一体編みで良かった。また前身頃で、「こっちではこうしたのに、やっぱ気に入らない。編み直し」とかやっちゃう感じにちょっと悩んだので。
後身頃の編み図でも、ラグランがらみで「この交差、ミスプリ??」と思う所が何カ所かありました。

 

Baran_10最後に、ツィード感と縄編み感を強調… 
 
そうそう、襟ぐりですが、ガーター編みを編み図より4段少なくしたくて、なので本体が4段位多くなるように調整しました。襟ぐりの開きを大きくはしたくなかったのですよ。本当はコピーして編み図に書き足すなりした方がスムーズだったのでしょうが、面倒なので適当にしちゃいました。
また、後身頃にも襟ぐりの下がりがあるのですが、これもシームレスを貫く為に引き返し編みで処理。なんだかわけがわからなくなりながら、糸を切らずにそのまま段消ししながら襟ぐりのガーター編みまで持って行きましたよ…
力技でした。

水通しも済んでいるので、あとは、縄でよれよれになっている裾と袖のガーター編みをスチームで整えて、ボタン付ければ終了です。
といいつつ、札幌とはいえウール着るの少しはばかられるので、そのまま数日放置されてます。
また完成品は後日更新。 

Comments (6)
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