柏に講演会に行くのは、かなり覚悟をして行くしかないと僕は思っていましたが、最近の講演会の中では、最もゆるい雰囲気に、ものすごく違和感を感じて帰ってきました。説明がしにくい話で、大変恐縮なのですが、例えば、講演会の合間や終わった後に相談してくる方たちの内容は、お子さんに甲状腺にしこりができていて、良性のものが大半だけれども、一部悪性かもしれないから精査を続けている話など、実は深刻なものも多いのです。でも、会場全体には、なんというか、ゆるい空気が流れていて、都心の会場よりも、たぶんこの放射能被害を真剣に受け止めようとしない空気感が漂っていました。被曝の程度が東京西部の数倍はあり、管理区域はおろか、希望移住のゾーンに入っているエリアにもかかわらず、というかそうしたエリアなのかもしれませんが、何か全体的に思考していない感じを強く受け止めるような気がします。チェルノブイリで、割と強い汚染地に、微笑を交えた微妙な反応が多かったという話をよく聞きますから、もしかするとそうした類と同じことなのだろうかとも考えています。
なんというか、恐らく話していることが届かない違和感というのが最も近い表現かもしれません。近いエリアで、松戸や印西で話したときとはあきらかに違う反応でした。僕の中での切迫する感覚と、まったく違う感覚がこの街には流れていて、たぶん話しても話しても、本質的には伝わらないという感覚がします。僕のほうは、被曝をする感覚でその場所に入りますが、そのリスクをこちらが請け負ってやろうとする意味があるのか、自問自答するしかありません。例えば僕のブログの存在も知らない人が大半で、避難者もほとんど来ていない、おととい、愛知県の豊橋市の講演会のほうが、参加者にあきらかに伝わっているのです。そうした場合には、いったいこれは何なんだろうと思います。被曝ということをどういう風に捉えていくのか、時期的にはいろんな意味でフェイズが変わっているのかもしれません。
こうした中でも、連日、僕の講演会は続いていきます。本日は上板橋にうかがいます。
「木下黄太講演会 in 沼津(清水町)」 (日時) 11月29日(火) 開場 14時 開始 14時30分 終了予定 16時30分 (場所) 清水町地域交流センター 多目的ホール 静岡県駿東郡清水町堂庭6-1 ℡ 055-972-6678 * 駐車場はございますが数が少ない為、乗り合わせ又は公共機関のご利用をお願い致します。 (路線バス)JR三島駅南口バスターミナル4番線より、沼津行き(柿田経由) 沼商行き清水町地域センター下車 (主催) パルシステム静岡 (参加料)大人500円 組合員以外の参加もできます。 申し込みは必要ありません。当日会場にお越し下さい。 ==================================
■時間■18:30開場 19:00開演~21:00終演(質疑応答あり)
■会場■常盤台地域センター1階ホール(教育科学館併設)
地図
http://www.machi-info.jp/machikado/itabashi_city/index.jsp?lon=139.682843&lat=35.760215&scale=2500&mode=27
【交 通】
・東武東上線「上板橋」下車4分
・東武練馬駅から常盤台駅行バス「教育科学館」下車1分
■費用■300円
■主催■木下黄太講演会実行委員会
■申込■ kouenkaiinkamiitabashi@gmail.com
受付が完了しましたら、申込み番号とともに折り返しメール致します
(ご質問等ございましたら遠慮なく上記アドレスにメールをお願いします)
本日の板橋講演会に伺います。練馬在住です。
東京で妊娠し育てていけるのか迷っています。子供がいてもいなくても健康でいたいです。でもこれまでにない状況やリスクを判断したいので、講演会楽しみにしています。よろしくお願いいたします。
印西の講演会に参加させていただきました。
柏での講演会の様子、ブログで拝見しました。
木下さんが肌で感じた違和感は現実だと思います。また印西よりは格段に数値が高い地域ですから、もしかしたら柏の現状をご存じの方は既に避難されているのかも?と思いたいです。
私は北海道民ですが、もちろん北海道でも危機感を強くしている人は沢山います。私の住む道北のド田舎の地域の友人達も今回は相当神経質になっています。こういう人達は、皆自ら色々調べている人。片や、「そんなに心配しなくても大丈夫じゃないの?」と楽観視している人に限って、放射能に関して無知なのです。知らないのに「安心・安全」と考えられる思考回路が全く理解できません。が、そんな人が圧倒的に多いのが事実です。
こちら側がしつこく説明することによって理解されることもありますが、それでも「気にし過ぎ」などと言う人達は、とても残念ですが、身内に病人が出たりでもしなければ気付かないのではないでしょうか。
柏の記事をよみ、震え上がりました!
放射能の「脳」への影響を心配していたからです。
以下のブログの「脳への影響」の記事がわかりやすいので紹介させていただきます。
http://ameblo.jp/maimaikaimei/entry-11080073452.html
放射能の脳への影響に、以下のような症状があげられています…
危機感の大きな減退。
感情の鈍化。
他人の感覚への共感の減退。
状況把握の鈍化。
チェルノブイリでも、被曝した人々が危機的な状況にあるにもかかわらず「楽観的」になったそうですが、今回の記事からそんな印象をうけ、怖くて仕方がありません。
みなさま、どうか「脳」を守るべく、内部・外部被曝を防止いたしましょう。
木下さんもお身体には気をつけて、活動なさってください。
福島県でお話会をした時に、木下さんが
おっしゃっていたような事・・・・
「線量はこっちの方が高いのに、都内のお母さんたちのような切迫感がない」というような事を書いてらしたのを覚えています。
当たり前になってしまい、正常バイアスが働いているのでしょうか?
柏市に住んでいますが、「たぶん大丈夫でしょう」という方ばかりです。私も最近疲れてきました。
残っている方はすでに原爆ぶらぶら病のように
あまり考えられなくなってしまったとか?
そうだとしたら怖いですね。
福島県の友人は、もう考える事すら面倒になったと言っていました。
原爆ぶらぶら病かと思い、本気で怖くなりました。
ことです。
大阪の人がなんとなく、無責任に投票したせいで近畿の水源琵琶湖は汚水まみれになり奈良や京都には観光客も寄り付かなくなるでしょう。
焼却して飛んだ灰は九州まで行くでしょうね。
大阪に住んでいる人はマナーや態度が悪い方が多くもともと嫌いでしたが、更に嫌いになりました。
大阪の方、選挙を最悪な結果にしてしまったのですからガレキの受け入れの反対をして下さい。
反対し続けて下さい!!!!!!!!
他府県に迷惑を掛けないで下さい。
また、ガレキの拡散を食い止めるには全国から声を上げていかないといけないといけないと思います。
反対の電話やメールを送りまくりましょう!!!!!!
1歳の子供の甲状腺に小さなしこりが出来たこともあり、宮城県仙台市も危険だと判断し(6月まで食事など無関心でした)京都へ母子避難することが決まりました。主人を説得するのは大変でしたがようやく一筋の光が見えたところに大阪府知事選の結果。橋下さんの大阪を変えようとする意気込みは好きですが、やはり瓦礫受け入れは知識の無さによるものだと思います。
府に反対の連絡等はもちろん行いますが、木下さんが橋下さんに直接連絡又は対談することは出来ないのでしょうか?
これだけの情報を持ったジャーナリストの話だったら橋下さんも耳を貸すのではないかと思うのですが。
どうしても移動出来ない事情がある方と
危機感の無い方が残る傾向にあります。
最近テレビで56マイクロシーベルトの高い地点が報道されたことでようやく目を覚ました市民もいます。
まだ柏に残っている私もゆるい一人です。
年内にはドロンします。