「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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「弟と知人20代妻が突然死、義姉白血病死、甥19歳鼻血救急搬送」都内医師の憂鬱。ガレキ視察議員白血病死。

2013-05-17 04:59:45 | 福島第一原発と放射能

 きのうお伝えした、ロシア人女性の「東京でデモが行われているというが、デモをしている場合ではない。今すぐその汚染地を去るべき。なぜなら東京はすでにチェルノブイリだから。自宅のキッチンで火災が起きているのに、リビングでのんびり防火対策を練っているのと一緒。」という話を伝えてくれた方と、さらにお話しました。実はこの話には前段があるそうです。この方は、ドイツにいらっしゃいますが、まわりのドイツ人が「日本人は、本当に理解できない。あんな事故をおこしながら、原発を続けようとしている。どうかしているのではないか。直ちに原発は止めさせるべきで、そのためにもデモをやったほうがいい。」と口々に話していたそうです。

 この方は、これも一理あると感じていて、ドイツ人の見解をロシア人女性に伝えたところ、、こういう感じで話したそうです。「ドイツ人がいう様に、デモをして対抗するのは、ドイツ位の汚染場所なら、そういう事も言えるかもしれない。それに、直接起こしたソ連と違って、ドイツなら政府にデモをすることで、いろんな力をかけることができて、意味があるかもしれない。でも、直接、原発事故をおこしている国は情報を隠ぺいするし、日本の東京は汚染地で、チェルノブイリだから。そこでデモをしている場合ではない。」というニュアンスで答えたそうです。

 ある程度安全を確保できる場所で、しかも当事国でなければ、デモという行為で、意味が見いだせるかもしれないが、原発事故を起こした国は、ソ連であれ日本であれ、事実関係を隠ぺいする。そうした状態で、デモに大きな意味を見出すことは難しい。 これは、物凄く合理的な話です。これが前提になっているうえに、危険だから、四の五言わずに、まず汚染地を去りなさいという話だったようです。

 なんというか極めて明確な論理です。しかも、ドイツ人と、汚染をより深刻に受けているロシア人の意識差もはっきりわかります。そして、同じく酷い汚染となっているのに、東京の人々の大半は、ドイツ人よりも認識が大きく遅れているのが現実で、どうしようもない渦に飲み込まれています。

 僕は東京にいる貴女だけは、同じ渦に沈んでほしくないと、毎日祈っています。

まだ、若い貴女が助かってほしいと、僕はいつもすがるような想いに駆られて生きているからです。

僕に貴女は必要ですから。

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【5/26(日)放射能防御女子会 IN 三宿】

 13:10開場。13:30~16:30。「世田谷がやがや館」 世田谷区池尻2-3-11

 申込と詳細→ http://kokucheese.com/event/index/90304/ 

尚、キャンセルもこくちーずでお願いします。詳細は申込ページでご確認を。 

独身女性、お子さんのいない既婚女性の会です。母になっていない女性が、被曝の話を考える会です。

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 禍はいろんな形で訪れる可能性がありますが、よく東京の被曝問題に関して、僕が見解を伺っている多摩地域の医師が、珍しくご自身の身の回りでおきている、不可解な事態や頻発する死について、僕にお話をされました。その話をなんとなく、書き留めて置きます。ある意味、こうした出来事は、実は、みなさんの身近でも起きていることがあるのかもしれません。その場合は、僕にお知らせ下さい。

「木下さん、とにかくGWあけてから、患者さんを診ていると、一層状態が厳しくなった気がしていて、GW後半になにかあったのかなあと、いつも思いますよ。それに、前から言っているように、僕ものどの調子が、この春からずっとおかしくて、声が変でしょう。体調もあんまり思わしくない。いつまで東京で診察できるんだろうと思いますよ。

それでね。実は先週身内で、おかしなことがおきたんですよ。行徳に住む甥御が、19歳なんですけど、実は突然鼻血を出して、救急搬送されたそうです。子供でも変だけど、19歳の若者が、鼻血を出して救急搬送なんて、そんなにあることではないですよ。行徳で、江戸川の川に近くて、汚染は酷いエリアだと思うし。」

「これを聞いて、考え込むのは、この甥御のお母さん、私の義理の姉になるんですが、2011年の年末に白血病を突然発症して、亡くなっているんですよ。あっという間に。もともとこの女性は、顔色が良く変わったり、体重の増減も激しくて、会うたびにMDS(骨髄異形成症候群)ではないのかと疑っていました。でも、病院嫌い、医者嫌いで、まったく何もされていない人でした。そうすると、3.11がおきた年の冬に、突然白血病と診断されて、あっというまに亡くなったんです。まだ50代前半。勿論、元々前白血病のような状態だった可能性はあると思うんですが、そういう身体状態の人が、被曝後に悪化することは、十分考えられる話で、僕はなんとなく疑っていたんです。そして、同じ家に住む、若い息子さんが、今度は鼻血で救急搬送。二十歳前後の若者が、鼻血で救急搬送までされるなんて、そんなにある話ではないんですよ。僕は懸念しています。」

「実は、その義理の姉が亡くなるちょっと前に、僕の弟も突然死していたんですよ。多摩地域。死因はくも膜下出血。彼の場合は、深夜まで仕事をしていたから、過労死の可能性もあるかもしれないけれども、身近な親族が立て続けに亡くなったのには、驚愕しました。」

「その後に、知人の医師の奥さんも亡くなったんですよ。彼女も医師で、まだ20代。新婚だったんじゃないかな、突然死です。ちょっと休んでくると言って、そのまま戻ってこないので、見に行ったら亡くなっていたそうです。こうした死が2011年の年末頃から、三か月続いておきているんです。」

「ちょうど、患者さんを診察していて、気になることがあって、放射能防御プロジェクトの講演会に言って、いろいろとみなさんと話した後に、立て続けにこうした事が身辺でおきているから、それでいよいよ、被曝を考えて、首都圏の人達を、診察しつづけていることになっているのかもしれませんね。」

「最近、身の回りに話しても、とくに医師に話しても伝わらなくて、変な対応されることも多いから、もうだったら、外れようとしたんですが、そう言うと、向こうは、『いや、先生の話を聞かせてくれ。』『次の会合でも聞かせてくれ』とこう言うんです。こっちの情報は聞きたいし、確認はしたいみたい。それでも、一緒に向き合ってくれるのかというと、なんかそこははぐらかしてやろうとはしない。でも知りたがる。そういう医師達が多いんですよ。向き合うリスクは怖れているけど、知りたがる。変な感じですよ、日本の医者たちは。」

東京で闘う医師の憂いは更に続いています。リアルのシビアな闘いは、彼も僕も当面、続くことになります。

自らが倒れないように闘うほかはありません。

さて、富山から、ガレキ反対の立場の議員が、今月、急性白血病で亡くなっていた話です。

【ガレキ視察議員が急性白血病で死亡】

 5/6に、富山県立山町の石川孝一町議(64)が死去されました。ガレキ受入反対の立場で、岩手の現地視察を複数回おこなわれています。関係者のブログとツイートを確認すると、「福島にも(岩手県)山田町へも行かれている。急性白血病の罹患は3度目の訪問のすぐ後」というお話であったり、一緒にガレキの視察をした人が、「僕のごっついマスクを「重装備だね~」と軽装で笑っておられたのを思い出します。」と言われていたりします。ガレキ視察のみならず、福島にも入っていたこと、さらにこの議員さんが、あまりマスク装備はしていなかったという事しか、はっきりとはわかりません。勿論、直接の原因はわかりません。しかし、こういうことが、起きているのはリアルです。看板破壊が続くだけでなく、反対側の中での不可解な死という、ある意味では何かの警鐘まで、天から為されたかのように思える富山ガレキ問題。事態はいよいよ混迷していると僕には感じられます。

 皆さん、注意して下さい。

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【6/8(土)木下黄太講演 IN 大阪】

 

 「大阪ガレキ問題から考える放射能汚染」


橋下市政で揺れ動く大阪市で、開催します、木下黄太講演会。 

大阪市が4人の逮捕者を出しながら、市民の強い反対の中、強硬に推し進めた被災地瓦礫の受け入れ。只今、焼却が小休止しています。 中国から飛来する黄砂やPM2・5の数値の悪化の報道の中、大阪の大気汚染の実態は、ほんとうのところどうだったのか?鼻血、ぜんそくの悪化、呼吸困難、皮膚病の悪化など、健康被害についてのレポートもあります。
がれきの焼却による、水や農産物の放射能の汚染は、どこまで広がるのでしょうか?そのリスクは? 

5/25~6/13まで、ガレキ焼却がストップしている期間なので、大阪開催に踏み切りました。


日時:2013年6月8日(土)13:15開場 13:30開演 16:00 終了予定 

会場:天王寺区民センター ホール 

申込詳細はこちらへ⇒http://kokucheese.com/event/index/91250/


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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響でさらに蓄積します。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は深刻です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命と健康が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

 健康被害相談などもまずはメールでお話し下さい。⇒ 

 nagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 

 講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

 事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

 

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ブログ記事にコメントしたい方は、メールタイトルは統一して⇒「ブログのコメント」

1.ハンドルネーム

2.コメントしたい内容(400字以内、厳守)

3.本名とあなたの属性(例として主婦とか会社員)←3は公開しません。

僕の方でこうしたコメントのうちで、僕が意味のあると判断したものだけ、1と2のみを明記し、ブログ記事の一番後ろに加えてゆきます。コメントの掲載されるのがどの記事なのかに関しては、僕の都合になります。

 

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コメント

1, まるぽ

 2.このお医者さんの言ってる事、よくわかる気します。私はいつも木下さんのブログのカウンター見ていますが、閲覧数が減っていないんですよね、着実に上がっている。それと一緒の事だと思います。

普通、だんだんフェイドアウトしていく話題のブログとかっていうのはその時飛びついては離れて行く人が殆どなので、閲覧数が停滞するんですよね。

この放射能汚染の件に関しては皆、うすうす気がついているのに、気付かない振りをしている、若しくは気付いていないフリをしなくてはいけないのだけれど、実はどっかで解っている。

気になる、気になって仕方がない、結果こうして公にしかもかなりリアルな木下さんのブログをロムって周りの人に知られない様に、悟られない様に真実を探らなくてはいけない悲しい状況なんだと思います。

家族は何も言ってこないけど、実は自分は大病なんだと何となく解るという感覚、若しくは渡りたくない赤信号を集団心理に負けて嫌々自己の意志に反して渡っている様な状況とでも言うのでしょうか。

私の周りでも実際に面識の有る人がまた一人、また一人と死んでいます。ある程度の年を取っていると、年だったからとなってしまうのですが、今まで元気だった人が突然死ぬ事はあっても

それが同じ地域で何人もというのははたして普通なのか?偶然にしては重なりすぎなのではないかと思うのです。それに50代、60代は現代の寿命で死ぬ年ではは決してありません。

FBをやっているといろいろな人のとつながります。私の友達は日本全体から他の諸外国へと友達の住所は多岐に渡っています。

そして日本の友達の最近のフェイスブックのポストに、おじさんが亡くなった、ご両親のどちらかが亡くなったご両親のどちらかが癌になったなどの書き込みが本当に多いんです。

そしてそれらは全て関東圏内の事象です。その原因を偶然と取るか、年齢ととるか、放射能とるか、人それぞれだと思いますが、今この時点での選択がこの先の人生において事故に起因する被害の犠牲者の

一人としてデータに加わるのか、それとも生きてゆく末を見守る側になるのかの分かれ道の様な気がしてなりません。

お体に気をつけてこれからも活動を続けてください。

 

1.菜の花
 
2.木下さんこんにちは。  
いつもブログを拝見しております。コメント欄の変更は、初めはコメントを読む楽しみが減って寂しい気持ちでしたが、今は、すっきりして、より木下さんの主張される事がスッと伝わるような気がしてまいりました。 
木下さんの講演会にも3回ほど足を運び、そのつど木下さんの変化も私なりに感じてきました。 
初めは冷静な継続する熱意を感じ取り、2回目は、大会場の沖縄。ちょっとお疲れのようにも見受けられ心配しました。
3回目は、北九州の会場。1回目の冷静さが変わり、追い詰められたようなちょっとハイトーンの訴えかける語りでした。 
確かにこの2年間で(2011から)日本が揺れ動き、良い方に変わるのかと期待させられたり、実際には裏切られ続け、がっくり肩を落とした2年間でした。 私には未成年の娘が2人居ますので、この子達がどの様な将来を築いていてゆくのかが、とても気になります。 
自民党の政策で日本の経済が立ち直り、原発による今回の被害を少しでも改善する方向で(ゆとりが無ければ何も出来ないし、冷静な判断が下せないとも思います)(つまり、以前よくコメントで見られた・・・・お金が無く避難できません・・・仕事が見つかりません・・・等)行って欲しいと願いますが、いかんせん、TPPや、原発再稼動の動き、未だ続く瓦礫の遠隔地での焼却等、民主党の愚かさから離れてくれるのかと期待した部分が、剥がれ落ちて、ああやはりこの日本の体質を作ったのは、自民党だったし、ただし強くないと変われない、強い心を保って、おもねることなく、騙される事無く、真実を見極めていかないと・・・と強く思います。 
木下さんの変わらない信条、強い思い、緩みそうな私の座標軸のようにこのブログを大切にしております。
娘達には海外でも暮らしていけるような力を身に付けて欲しいと、親なりに考えています。
 
1 たんぽぽ
 
2 はじめまして。
以前、南足柄市岩原会館での講演を聞きに行った者です。
南足柄市が100ベクレル以下の漁網を200トン受け入れるかもしれないとNHKで放送がありました。
しかし、自治会、市の広報(見落としたかもしれません)にも載っていません。
埋める場所は、雨坪という所で、山の方です。水が心配です。箱根と同じです。
焼却せず、そのまま埋めるらしいです。
どんな、影響があるか、そして防御方法についてブログで教えていただければと思います。
宜しくお願い致します。
 
1.nya

2.先日NYの心臓異常の記事でコメントお送りした者です。
私はバゼドウ病で、震災の半年前から治療を受けていました。先日初診以来数年ぶり二回目のエコー検査で甲状腺の
片方に嚢胞が見つかりました。2.5ミリで医師(甲状腺専門医)は「中は水で無害」と言いました。5ミリ以上になったら正検との事です・・。このブログでも何度か出ている話題ですが、ネットで調べても「無害の嚢胞もよくあること」等ありますが少し気になります。3月11日~23日は東京区内でしたが、12日午後買出しに行った後は
通気口を塞いだ鉄筋コンクリのマンション一室に閉じこもっていました。同居人は普通に仕事に行き出入りしてましたが・・。今年は2~5月頭を東京で過ごしましたが、2月から
ずっと喉の荒れた感じと咳、鼻水の症状が治りません。
 

1.ピノコ

2.こんにちは。ピノコといいます。

いつも不思議に思うのですが、3.11依頼一般の方や芸能界の方など心筋梗塞、白血病、がん、突然死など大勢の方が病気になったり、死亡したりしているのに政治家の人でその様な症状が出たというニュースや記事が全くないのはなぜなのか、不思議に思うのは私だけでしょうか?

それとも密かに特別な治療でもしているのでしょうか?

1 (HN) 大阪市民・主婦

2 コメント

木下さん、いつも情報をありがとうございます。大阪の講演会申し込みました。絶対に行きます。楽しみ(というのも何かヘンですが)楽しみにしております。

自分のこと:この2月からずっと体調不良が続いています。
具体的には2月あたまから4週間くらい、咳、熱(このときは結構高熱)、鼻水、関節痛、頭痛が続きました。咳がとまったのが4週間後くらいです。
ですので、ほぼ1ヶ月ですね。カレンダーに付けているので正確です。

次にこの5月からずっと、(今度はまず初めにノドにきて)その後に熱、大量の鼻水、と咳が出続けました。最近ようやく治まってきたので、約3週間続きました。
※今回は鼻をかんだとき初めて少量の血が混じりました。(2日間くらい)

上記は瓦礫焼却と直接関係があるなあと実感していますが、それ以外には腰痛がひどくなりました(これはカレンダーに記載していないのでいつからかハッキリとは不明) あとヒザもグギグギいうようになりました。あとは気力がおきず、毎日が結構しんどいのです。
トシのせい(40代です)といわれればそれまでですが、被爆症状を調べるとこれもありえるので、(科学的な証明はもちろんできませんが)関係はあると思っています。
何かおかしいなあとやっぱり自分で感じるのです。

 


 

 

 

 


 


 



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