「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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2011年以降、「報道の自由度ランキング」下降し続ける日本は61位。高浜原発再稼動の鍵は滋賀県知事。

2015-02-13 09:30:00 | 福島第一原発と放射能

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国境なき記者団のランキングは、あくまで指標のひとつにしか過ぎません。

すべての国に関して、その報道状況が精密にわかっているのかどうかというと、疑問は多いです。

しかし、フランス人的な感覚で、報道の自由度を考えると、こんなふうになっているという、ひとつの視点として、考えるべきだと僕は理解しています。

ここで、日本のランキングがまた落ちました。

2011年以降、ずっと下落していて、日本という国の報道というのが、少なくともフランスのジャーナリスト感覚で見た場合に、相当にレベルが低い状態が続いているということです。

ことしは61位に。53位(2012)→53位(2013)→59位(2014)→61位(2015)と下がり続けています。

http://index.rsf.org/#!/

台湾、そして現体制の問題が多いとふつうに指摘されている韓国よりも下回っています。

このランキングでは、アジア各国はヨーロッパに比べても自由度が低いとされる国が多くあり、考え方の違いもあるのかとは思います。

しかし、そうしたアジアの中で、台湾や韓国よりもこうした指標でさえ、フランス的視座から見れば、下に位置づけられているのが、日本の現実ということです。原発事故以降は、一直線です。

今回は、イスラム国関連で、カメラマンの旅券返納騒ぎも起きています。このあたりも影響しているみたいです。

そして経済が閉塞化し衰退するのと、こうした自由度のランキングまで下がるも、実はリンクしていると僕は思います。

さて、先進国の中で、特に急激に下がったのはイタリアです。

これは、根拠がない訴訟が急激に増えていること(要は報道を止めるため)やマフィアの脅しが悪化していることが原因だそうです。

日本でも、スラップ訴訟的な問題は顕在化していますから、そうしたことは他の先進国でも先んじている例があると考えるべきです。


さて、高浜原発の再稼動が事実上OKになりました。

秋からの再稼動を目指すとしていますが、結局、福井県と高浜町がOKなら、OKというスタンスを強めるかどうかです。

ポイントは30キロ圏内のエリアがある、京都府と滋賀県がどこまで徹底的に関西電力と対峙するのかということだろうと思います。

ここで、腰が弱い京都府知事よりも、三日月滋賀県知事が徹底した姿勢を示すのかどうかが鍵になります。

「安全協定を締結しなければ再稼働は認められない。」とは彼は述べています。

現在は、実効性のある避難計画などができてらず、関電に対応を求める協議が続くと思われます。

30キロ圏という、この最低限の安全協定さえ結ばない中で、再稼動は勿論ありえない話です。

関西の原発再稼動問題は、この状態をウォッチしていくしかない状況だと思います。

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三田医師とのジョイント講演、5月に沖縄と札幌で開催予定が、ほぼ、固まっています。他にも仙台や首都圏、避難者の多い大都市圏での開催は模索していますので、開催希望や招聘希望のある方は、僕にメールでお問い合わせ下さい。⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

【3/15(日)午後、三田医師&木下黄太講演会IN名古屋】

客席数がお子さんも含めて150席しか席がありません。そして現在、相当数の予約が入っています。

福岡は、大人だけで参加者がおよそ200人でした。お早く予約下さい。

詳細&予約申込⇒http://kokucheese.com/event/index/258756/

開場13:30 講演14:00~16:00

イーブル名古屋(名古屋市女性会館) 中区大井町7番25号

 地下鉄 名城線「東別院」下車1番出口から東へ徒歩3分 

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残席2席【3/14(土)午前 木下黄太と話す被曝問題 IN 世田谷】

9:15受付開始 9:30~12:00

等々力地区会館(世田谷区等々力3-25-16)等々力駅徒歩6分

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残席3~4席【3/14(土)午後 木下黄太と話す被曝問題 IN 世田谷】

13:45受付開始 14:00~16:30

開催場所 等々力地区会館(世田谷区等々力3-25-16) 等々力駅徒歩6分

詳細&予約申込⇒ http://kokucheese.com/event/index/262889/

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健康症状を中心としたご報告や何かのご相談もまずはメールでお知らせ下さい。まともなお話には、電話や通話アプリなどで、直接お話いたします。

また、僕は、去年の年末迄に日本テレビを正式に退社いたしました。

出演、制作、寄稿、出講、ビジネスベースのお話、政治的な活動など、僕に関心があって何かやりたい方がいましたら、まずメールでご連絡下さい。きちんとしたお話なら、これも、お電話やお会いして対応いたします。

連絡先⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~

#91 攻撃の標的

原子力発電所は、攻撃の標的である。 数百万という人間に危害を加え、命を奪い、地域全域を居住不可能にするのに、原子爆 弾を持つ必要はない。原子力発電所を 1 つ攻撃すればそれで事足りる。 ドイツ政府の依頼で行われた極秘のフライトシュミレーション実験では、舵を握った被験者 の 50%が、ジャンボ旅客機を原子力発電所に突入させることに成功した。ドイツ連邦刑事 局は原子力発電所の空からの攻撃について「最終的にはその可能性を考慮に入れなけれ ばならない」と判断している。

ハイジャックやミサイル攻撃されたり、世界が終わりますし、日本は全土で大きな被害を受けることになります。こういう攻撃対象として、相当にハイリスクなものを運用すること自体が、僕には狂った話と思えます。

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3/13(金)夜 大野元裕&木下黄太 リアル・セッション IN 自由が丘

 

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『イスラム国人質事件と安倍政権対応、僕らが晒される脅威』 
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被曝問題などでも徹底した姿勢を崩さない、ラジカルなジャーナリストの木下黄太が、 
さまざまな話題で、現実を直視するシリアスな専門家を招いて、リアルなトークセッショッンを開催。

 

今回は、イスラム国とその対応を巡って、我々に起きつつある脅威を伝えます。 

 

イラク問題のエキスパート、イラク戦争の際に、 CIAも顔負けの綿密な情報分析をテレビで披露したことで有名な、大野元裕氏。 
イラク大使館の専門調査員をつとめ、中東調査会の研究員、そして現在は民主党の参議院議員。 
イスラム 過激派に関して日本有数の識見があり、尚且つ政治家でもある大野氏と徹底トークをいたします。   

 

 

 

 

 

 

 詳細&予約申込⇒http://kokucheese.com/event/index/262128/

 

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 スピーカー: 大野元裕(参議院議員、中東調査会非常勤研究員)

 

                木下黄太(ジャーナリスト、著述家、アクティビスト) 

 

 3/13(金)18:30受付開始19:30開演21:30終了予定(間に休憩有) 

 

 奥沢区民センター第一会議室(定員115席) 世田谷区奥沢3-47-8 
 自由が丘駅南口徒歩9分、東急目黒線奥沢駅すぐ。 
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