『山下俊一・福島県立医大副学長と語り合った。小児甲状腺エコーで「石灰化を伴う小結節」の多くは「甲状腺の異所性胸腺」とのこと。』
僕と直接面識がある病理医が、山下俊一氏から、直接このように言われたそうです。
山下氏が言っている事の是非はともかく(「石灰化を伴う小結節の多く」のうち「多く」という表現の妥当性は微妙)、進行の進んだ甲状腺腫と日本で診断された患者を、東欧と北米の専門医、二人にみせたところ、「甲状腺の異所性胸腺」と診断されたことはあります。この事例の場合、お子さんは、3/14に札幌に避難していて、初期被曝は受けていないお子さんでした。このため、診断結果が当初から疑問で、僕らの方で、海外ネットワークを使い、細かく確認しました。東欧の甲状腺の画像診断で相当なレベルの専門医と北米の専門医にダブルチェック。おそらく生まれながらの可能性が高く、海外の医師から、レアケースと言われました。
しかし、念のため、3か月後の再検査は必要とし、さらに、その後変化がなければ、6から12か月後の検査をするべきだと。初期被曝の可能性がほぼなくても、きちんと対応して、検査を細かく確認するのを東欧の医師も、北米の医師もすすめていました。
山下氏が甲状腺に関して、現在すすめているスタンスとは大きく異なります。
勿論、山下氏の言うように、異所性胸腺を甲状腺の異常と誤診するケースはあるでしょう。ただし、識別も難しければ、逆に、診断される可能性もあるのではないのかと僕は思います。
異所性胸腺がありふれた現象のように山下氏が言い出していることは、僕らが聞いている海外の専門医の見解とは異なります。
そうしたところ、今度は、関東在住のあるお母さんから、連絡があり、電話で話しました。下記のメールも届きました。この方とは何回も、お話をしている方です。
母親が甲状腺の乳頭がん。四歳の子供が5ミリ×7ミリの甲状腺の腫瘍。埼玉県南部より。
この記事でご紹介した方です。ご本人に甲状腺のがんがおきています。そして、腫瘍と言われたお子さんの診断が、専門病院で、「異所性胸腺」に該当するとみられる診断をされました。
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4歳息子についてです。
今年5月、A病院小児科にて甲状腺エコーを受けたところ、9ミリ×5ミリの腫瘍と診断されました。
6月、B甲状腺専門病院での検査では「甲状腺内に胸腺が入り込んでいる状態」との診断。
それを自分で調べたところ、『異所性胸腺』という事を知りました。
同月、C総合病院内分泌科での検査もB病院と同じ診断。非常に稀なケースで、担当した先生も、初めて見るとの事でした。現在経過観察中。C総合病院で3ヶ月ごとに検査していく事になりました。
この事を、息子を心配してくれているお友達のママに報告したところ、「腫瘍じゃなくて良かったね!お友達のきょうだい二人も同じ状態(甲状腺に胸腺が入り込んでいる状態)って言ってたよ!」と言われました‥。子どもさん二人に異所性胸腺が見つかっているママとは、直接お話や確認が出来ていませんが、同じ地域に住むご家庭です。病院も、我が家と同じC総合病院での診断のようです。
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甲状腺の異常のない患者を誤診したケースも過去にあるとは思います。もちろん、そうしたケースは避けるしかありません。しかし、この甲状腺の異所性胸腺が本当に多く見られる現象か、きちんと精査すべきと思います。専門医でも、示す認識が、かなり異なります。
特に異所性胸腺を強調することで、本来おきている甲状腺の異常を、逆に専門医たちが見落とす危険性も考えなければならないと僕は思います。
「安全・安心」を主張する専門家が、事態を過小評価することは、よくあります。僕は疑問を感じながら、彼らの言説を見ています。
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ヘレン・カルディコット博士の一般講演を本日午後9時より受付開始致します。
すいませんが、確認が必要なことが発生しており、受付方法の詳細についても、ブログで本日午後9時に、新しい記事でお伝えいたします(受付方法のオープンを当初午後9時前としていましたが、これを午後9時ちょうどに公開にしました)。その記事を読んでそのまま手続きして下さい。
講演毎に受付方法も異なります。必ず自分が申し込まれたい地域の受付方法で手続きを進めて下さい。
11/17(土)東京講演 19時から21時 (開場18時) 成城ホール 定員390席
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/news/sien/kouikisyori/kouiki-kaishi.htm
がれきの量が少なくなっているから中止になるのでは、という期待は甘かったです。
かといって、日本国内ではどこが安全なのか、海外しかないのではと迷っています。
当面被ばくを防ぐのに、マスク、部屋干しなど有効なのか、それとも気休めでしかないのか、みなさんどう防御されていますか?
不適切なコメントでしたら申し訳ありません。
でも、少しでも被ばくを防ぎたいです。
3人の子供のうち、中学生の長女が嚢胞多数、小4の次女は嚢胞が1コ、小1の長男が腫瘍体積(7.7×4×9.3)0.1mlの結節があると診断されましたが、「甲状腺に胸腺の残骸が残っているようです。100人に1人くらいの割合でいますよ」と言われました。
長男のケースも異所性胸腺のようです。
専門病院では半年に1度の検査でよいと言われましたが、3ヶ月に1回は診ていただこうと思っています。
異所性胸腺がある場合、何か血液検査で異常等でるのでしょうか?
長男の免疫系の血液検査の結果に、ちょっときになるところがあるので・・・。
橋下は、日本は人口6000万人ぐらいがちょうどいいと言ったが、その目標に突き進んでいるのか。私達は間引きされている。
無駄かもしれない。でも「やらなきゃいけない」ですよね。
市役所や県庁で働く地元の人々も、どれだけ危険なことをしようとしているのか、自覚がないのです。
静岡の有力者の方にも伝えましたが「だってすごい量だから受け入れてあげないと被災地が復興できないよ」と信念をもってます。
そういう考えを覆せる力が、私個人にないのが歯がゆいですし、マスコミの威力の強大さを痛感します。
私は「海外避難母子」から米国移住し「在留邦人」となりましたが、静岡県には家もあるし、何よりも母国がこれ以上ダメージを受けることは耐えられません。
無力ながら在外選挙やパブリックコメントの送付で個人の意見を伝えていきます。
千里の道も一歩から。
問題意識のある日本人の皆様全員でできることをしていきましょう。
車に乗っていて外気が入らないモードにしてあるのに、最近枯葉を燃やしてる事が
多くててマスクしてても車中が燃えた臭いで臭くなります。
この原理が気化してる状態なんだなと思いました。
防げないんだなと…
焼却場所から少しでも離れた所に行く事ですよね、風向きによって
流れるが予知出来にくいですが。
北九州の焼却で四国まで流れてるのなら、もう日本中蔓延になるんですかね…
子供を育てにくい国になりましたね
瓦礫の受け入れを撤回させるには灰を受け入れる場所の地権者や地元の人が猛烈に
反対しないと難しいと思います。
推進派に丸め込まれないようにしなければなりません。
いくら反対派がそこら辺を追求しても、自治体の方は、「がれきは安全です。とにかくまずは試験焼却を行なって」と、まるで噛み合わないトンチンカンな返答をするばかりで。それどころか、三条市のように、そういう責任を取ることをハッキリと拒否したところまでありますし。
結局受け入れ推進派は命がけでというか、信念を持って受け入れ推進に勤しんでいるわけではないのですよ。ただ単に、自分達が被災地復興のために立ち上がったという美談の主役になって、それに酔いしれたいだけなのです。