「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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米国で14000人以上の死亡が福島原発からの放射性物質の放出と関連かという論文

2012-01-03 23:57:09 | 福島第一原発と放射能

アメリカにおいて推定14000人以上の死亡が福島原発事故からの放射性物質の放出と関連づけられるという論文が、医療雑誌「International Journal of Health Services」の2011年12月版に出ているそうです。下記がその論文。

アメリカでのこの死者の事実は、割と早い時期にネット上で知られていたが、これを一応論文として、フクシマと関連付ける可能性を指摘したものです。精査されて、雑誌に出ている観点から言うと、公衆衛生的なリスク概念の中では、この事象は、福島第一原発の事故と重ねて、考察すべき対象ということだろうと思います。

疫学者のジョセフ・マンガーノ氏と医師で毒物学者のジャネット・シャーマン氏によるもの。シャーマン氏はニューヨーク科学アカデミーのチェルノブイリ本の編者。

 Joseph J. Mangano and Janette D. Sherman

タイトルとアブストラクト:                                      

論文: http://www.radiation.org/reading/pubs/HS42_1F.pdf

疫学というものですから、現時点ではいろんなアピール力が強くはないのですが、こうした死者数の増加の事実が福島第一原発と関連しているかもと指摘していくことそのものの意味合いは、大切だと僕は思います。これを指摘することだけで、過剰に反応してきた感覚のほうが理解できません。事実を適切に突き止める作業がとても大切です。もちろん、論文を確認した日米の医師などの専門家たちの反応もさまざまです。参考にしてください。

「14000という数字の解釈が難しいです。ただその時期にFukushima事故と関係のない事象が本当にないのか?は疑問として残るところだと思います。観察を続ければ原因がフクシマしかないと言い切れるようになるのでしょう。予防の原則に乗っ取ればこの情報は重視すべきと思います。」

「なかなか過剰死の原因をつきとめるクリアーカットな結論がでないのが疫学調査の弱いところなのです。実験室で行うことで追試が可能な場合にはかなり強い証拠になるとは思いますが」

「何らかの影響で原発事故後14週間にアメリカの死亡者数の増加を認める。この過剰死の理由の一つとして、福島由来の放射能の可能性も覚えておきましょう」

「重要な情報だと思います。
書いた研究者達が、こんなデータしかないけど、それでも意味のある結果が出てると思う、と正直に書いてます。
福島第一原発のせいでアメリカで14000人死んだ、と言うとセンセーショナルに聞こえますが、実際論文はそれを強調してるわけではないと思います。実際は、事故後の14週間で、2010年に比べて死者数が多く、事故前の14週間を2010年と比べても、事故後の14週間の方が多い。」

「放射能に関してアメリカ政府は米国では異常なレベルではないと公言しているが、それに反対する研究も出始めているというこの論文内の研究が正しければ、やはり今回の福島第一原発の事故で、アメリカにも影響が出ていると考えざる負えない。」

福島第一原発は今も噴出が続いています。アメリカでも一定程度、早い時期から影響が出ていて、この影響が、すべてこの死者数に反映しているわけではないとしても、ある程度は反映している蓋然性があるとしたら、日本国内、特に東日本、さらに東北や首都圏で、明確な影響が出ないと考えることは、かなりむずかしい事だと思います。こういうリスク感覚は大切です。東日本、特に東北や関東、さらに首都圏の危険は甚大だと僕は思います。

ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、放射性物質の少ない場所に避難すべきだと僕は考えます。優先順位は「避難する」ことです。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く避難することをすすめます。 

 三月中旬以降、原発事故の放射性物質拡散に関連し、なんらかの健康影響や異変があると思われる方は、その事象をメールで伝えてください。妊娠、出産に関わらず、医療的な中身に関わる事、会社、組織、学校など集団的におきている事を教えてください。極力、僕にメールしてください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp  

 

【木下黄太 講演会 IN南紀白浜】

急遽決まりました。有名ホテルでの開催。紀伊半島南部の方は、こちらにおいでください。翌日、和歌山市内で講演会を開催しますが、前日の夜に南紀白浜で、小規模に開催します。

日時:1/6(金)の19時開演。開場18時半。

場所:「ホテルシーモア」和歌山県西牟婁郡白浜町1821。

参加費:五百円

予約:ayan19@i.softbank.jp に連絡を。お名前、人数、お子様の有無が必要情報なので送信してください。

メール送信できていれば、受付済みと理解してください。満員で断る際は、必ず返信します。

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【木下黄太 講演会 IN和歌山市】  

  福島第一原発事故後の今

 

日時:  1月7日(土)午後1時半~3時半(受付開始1時~)

場所:和歌山市男女共生推進センター  6階ホール

和歌山市小人町29番地(あいあいセンター内)
TEL  073-432-4704

 

 

 

http://www.city.wakayama.wakayama.jp/bunka-sisetu/danjo/index.html

◎会費:  1人500円(中学生以上)  お釣りのない様にお願いします。

◎定員:  153名

◎申込:  お問合せやご予約(1.お名前、2.住所、3.参加人数(お子さまを含む)、4.電話番号)はメールでお願いします。

wakayama1008children@gmail.com

◎主催:  和歌山避難者の会

*託児はございませんが、お子さま連れでのご参加も大歓迎です。会場の隣に自由に出入り出来る子ども室があります。授乳、オムツ替え、お子さまの休憩や泣き止まない時にご利用下さい。

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「木下黄太 講演会 in奈良 」

 

 

日時:1月14日(土) 午後2時~4時(受付開始 午後1時30分~)

場所:奈良市音声(おんじょう)館 ホール

〒630-8335 奈良市鳴川町32-1
電話:0742-27-7700

近鉄奈良駅から徒歩15分、JR奈良駅から徒歩20分

それぞれの駅から、バスもあります。

会場のすぐ近くに専用の無料大駐車場もあります。

詳しくは http://onjokan.city.nara.nara.jp/access.html

保育:保育施設はありませんが、授乳、おむつ替えなどのために、音声館内の和室を利用できます。

会費:一人500円(中学生以上)

申込:(1)参加者の氏名、(2)参加人数、(3)連絡先メールアドレス、

  (4)小さなお子様をお連れの方はその人数を書いて、

  (5)rpp.kinki@gmail.com までメールしてください。

   折り返し受け付け番号をご連絡します。

講演会定員:85人(会場の定員90人)

主催「奈良 こどもの未来をまもる会」「放射能防御プロジェクト近畿」

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「木下黄太 講演会 in富山」 

■日時:1月15日(日)

■開場12:30 開始13:00~15:00終了予定 

■定員:135名

■会費:1,000円(おつりのないようにお願いします)

■場所:富山駅前CIC 3F 学習室1
〒930-0002 富山県富山市新富町1-2-3
富山ステーションフロントCiC

■アクセス:
http://www.cicnavi.com/contents/access/index.html

■駐車場:富山市営桜町駐車場、JA駅前パーキング、富山市駅前桜町駐車場、マリエ富山駐車場などをご利用ください。

■託児はご用意できませんが、お子様連れでの参加もお待ちしております。

■お申し込み:ご予約(お名前、住所、電話番号、参加人数を記入)、お問合せはメールにてお願いします。savechildtoyama@yahoo.co.jp

■主催:放射能から子どもを守ろうin富山
http://ameblo.jp/savechildtoyama/
放射能から子供達を守る活動を中心に行う有志のお母さん達で立ち上げた団体です。

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「木下黄太  講演会 in石川・こまつ」

 放射能は今!~ 私たちができること、すべきこと

日  時 1月16日(月) 10~12時
場  所 こまつまちづくり交流センター
参加料 500円
❤託児室あります。(要予約)❤
放射能から子どもたちや、未来を守るために立上りました。
知っておきたい、放射能の本当のこと。
具体的な提案とすべきことをお伝えします。

主催 放射能を考える会 (特)こまつNPOセンター

 

 

こまつNPOセンター事務局

TEL 0761-25-1010

 komatsu.npocenter@iris.ocn.ne.jp

 

 

 

 

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 「木下黄太 講演会 in 鹿児島 」 
    放射能による健康被害を知ろう。震災ガレキについてみんなで考えよう。
   

■日時:  1月21日(土)午後6時半~8時半(受付開始 午後6時~)

■場所: 姶良市文化会館(カノンホール)の会議室

    〒899-5241 鹿児島県姶良市加治木町木田5348-185
    TEL 0995-62-6200

http://www12.synapse.ne.jp/kanonhall/gaiyou.html


■会費:  1人500円(中学生以上)  お釣りのない様にお願いします。

■定員:  150名程度

■申込:  お問合せやご予約(1.お名前※カタカナで、2.参加人数(お子さまを含
む)、3.電話番号)はメールでお願いします。
    ・個人情報は、講演会終了後すぐに削除致します。

kagoshima21gareki@yahoo.co.jp

■主催: 個人(団体無所属、※椅子、机の出し入れで、ご協力頂けると助かります。)

※託児はございませんが、お子さま連れでのご参加も大歓迎です。
※当日、文化会館ではコンサートがあり駐車場で混雑すると考えられます。
 なるべく車は乗合でお願い致します。
※お客様によるビデオ撮影、写真撮影、録音はご遠慮下さい。

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「木下黄太 講演会 in 宮崎・都城 」 
    放射能による健康被害を知ろう。震災ガレキについてみんなで考えよう。


■日時:  1月22日(日)午前9時半~11時半(受付開始 午前9時~)

■場所: 都城市総合文化ホール 会議室 

    〒885-0024 宮崎県都城市北原町1106番地100
    TEL : 0986-23-7140

http://mj-hall.jp/access/index.html#accessmj

■会費:  1人500円(中学生以上)  お釣りのない様にお願いします。

■定員:  90名

■申込:  お問合せやご予約(1.お名前※カタカナで、2.参加人数(お子さまを含
む)、3.電話番号)はメールでお願いします。
    ・個人情報は、講演会終了後すぐに削除致します。
       
miyazaki22gareki@gmail.com


*託児はございませんが、お子さま連れでのご参加も大歓迎です。

■主催: 個人(団体無所属、※椅子、机の出し入れでご協力頂けると助かります。)
※お客様によるビデオ撮影、写真撮影、録音はご遠慮下さい。

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「木下黄太 講演会 in 秋田」

日時: 1月25日(水)
      午後6:00開場、午後6:30開演

場所: 秋田大学教育文化学部3号館 3-145教室(別名、60周年記念ホール)

以下の学内地図では、図書館⑱の下、3号館③の左部分一階にあたります。
駐車場が限られており、なるべく秋田駅から徒歩あるいはバスをご利用くだ
さい。自動車の場合、正門から入り、踏切のような検問で守衛室に電話をか
けて指示に従ってください。

http://www.akita-u.ac.jp/honbu/info/in_map.html

資料代: 500円(高校生以下無料)、釣銭のないようにお願いします
参加申し込み: 以下のホームページで行います:

http://akitacity.web.fc2.com/lecture.html

問合せ: 090-6709-9255(かがや)
定員: 250名
主催: 放射能を拡散させない市民の会(秋田県中央)

託児班はございませんが、お子さま連れでのご参加も大歓迎です






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28 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
やり終えて… (避難者)
2012-01-04 00:35:45
木下さん、皆様…遅ればせながら明けましておめでとうございます。いつも、精力的な活動に心より感謝を申し上げます。。
報告します…先日、年末に行われた同窓会で放射能汚染による内部被爆、瓦礫拡散のことを懐かしい旧友らの前でスピーチをしてきました。
200人は集まりませんでしたが、90何名かの中、木下さんの記事、それからチェルノブイリ…の野呂さんの記事と、抗議先の連絡先を書いたものを添えて資料として、皆に封筒に入れて配ってからお話しさせていただきました。

木下さんのように、説得力を持った話が出来たかは自信はありませんでしたが、私が東京で娘と共に被曝し、半年遅れで、ようやく避難したことからの実感をきちんと話せたように思います。

反応ですが、正直なところ引かれることを覚悟していましたが、皆さん好意的に受け止めてくれたように感じました。
中には、「かっこよかったよ!」と言ってくれる友らも何人かいたぐらいに。

どうなるかとても不安だった同窓会のスピーチでしたが、やって良かったと心から思いました。
1人でも、真剣に受け止めてくれて、食事に気をつけてくれるかもしれません。メディアを疑ってくれるかもしれません。抗議のTELを、大阪へ届けてくれるかもしれません。そして、彼らの大切な人達へ伝えてくれるかもしれません。
私1人の行動から、集まってくれた旧友達の意識が変わり、彼らを、彼らの愛する人達を守っていけるきっかけになってくれたなら…勇気はいりましたが、それだけの価値があったと感じています。
これからも、周りの人達に伝えていきます。
恥ずかしいことではなく、かっこいいことだと、旧友らが教えてくれました。

タイトルと関係のない内容で失礼致しました…!それから、木下さん、鳥取県へも是非とも講演会にいらして下さい!

返信する
鳥取・島根の講演会 (木下黄太)
2012-01-04 00:45:46
呼ばれれば参りますので、必要ならメールください。言い出した人が主催するのが早いです。山陰はまだどなたからもオファーがありません。
返信する
この論文のアブストラクトの和訳 (アメリカの医師(平沼百合))
2012-01-04 05:12:48
http://seetell.jp/23957

国際的な医療雑誌International Journal of Health Servicesの2011年12月版によれば、アメリカにおいて推定14000人以上の死亡が福島原発事故からの放射性物質の放出と関連づけられるという。 これは福島原発事故による健康障害を調査している医療雑誌で発表される、最初の査読を受けた研究でである。

筆者ジョセフ・マンガーノとジャネット・シャーマンは、今回の事故後14週で14000という数値は、1986年に起きたチェルノブイリの炉心溶融から17週後にアメリカでその影響による超過の死亡が16500件とされたのと同等の規模であるとする。 福島原発の事故後アメリカで報告された死亡数の上昇は、1歳以下の乳児で最も多かった。 2010ー2011年春期の幼児死亡率は、事故前の14週が前年比8.37%減少出会ったのに対して、事故後は1.8%増加となっていた。

この論文が掲載された最新号は火曜日に出版され、http://www.radiation.org”>http://www.radiation.orgではアメリカ東部標準時間午前11時からオンラインで利用可能となる。

炉心溶融が3月11日に福島で4基の原子炉を襲ったわずか6日後には、放出された有害な放射性物質が既にアメリカに到着していたことを、科学者が確認したのである。 その後のアメリカ環境庁(EPA)による測定が空気、水、ミルクの放射能レベルがアメリカ全土で通常の数百倍となったことも明らかとなった。 要素31の最高値は以下の通りである(正常では水1リットル当り2ピコキュリ): インディアナ州ボワーズ(390);カンザスシティー(200);ソルトレークシティー(190);フロリダ州ジャクソンビル(150);ワシントン州オリンピア(125);マサチューセッツ州ボストン(92)。

疫学者医学博士ジョセフ・マンガーノによれば「福島原発事故の健康障害に関するこの研究は、科学専門誌で発表される最初のものだ。 これは懸念を引き起こし、原発事故の健康への影響に関する研究が日本と世界で協力に継続されるべきだということことを示唆する。 調査結果は新しい原子炉を建てるべきかどうか、そして老朽化した原子炉をどのくらい使い続けて良いかに関する現在の議論に重要である。」

マンガーノは放射線および公衆衛生プロジェクトのリーダーであり、27の査読記事および論文の著者である。

内科医で毒物学者であるジャネット・シャーマン医学博士は語る: 「我々の継続する研究に基づいて、実際の死亡者数は18000近くに達していて、インフルエンザや肺炎と同じくらい高く、そしてこれは死因としては問題の期間に5倍にもなっていた。 死はすべての年齢を通じて見られるが、我々は組織が急速に増殖している年齢である幼児が最も強い影響を受けていることに気づいた。また、幼児は免疫システムが未発達であり、放射性物質の被曝量は成人より相対的に大きい」。

シャーマン博士は西ミシガン大学准教授であり、2009年にミューヨーク科学アカデミーによって発表された「チェルノブイリ -大事故の人々と環境への影響-」の編集者で絵あり、「化学物質への曝露と疾病および生命のデリケートなバランス -乳がんの原因と予防」の著者である。

疾病管理予防センター(CDC)はアメリカで122の人口10万人以上の都市、あるいは人口の25-30%について毎週死者数の報告を公表している。 福島原発事故からの放射性物質がアメリカに到達した以降の14週(3月20日~6月25日に)に、CDCに報告された死者数はその前の14週には2.34%であったのと比較すると、前年同期より4.46%の増加していた。 アメリカ全体にこれを当てはめると約14000人となる。
返信する
本文の抜粋と感想 (長文になります) (アメリカの医師(平沼百合))
2012-01-04 05:23:46
「チェルノブイリ時も、似たような研究がされ、その時も、前年と比較された時期で、死者の数が増加した。
その増加は、説明ができなかった。
その時は、全米の人口の10%のうちでの死者数から、全米の全人口の死者数を予測し、実際の統計後の死者数に近かった。
CDCのデータは、3年後にしか出ないから、2011年のは2014年まで出ないので、CDCが出している、週毎のデータを使った。 
今回のデータは、122の都市のもので、データがないから使わなかった都市もあるけれど、全米の25-
35%の人口なので、チェルノブイリ時の研究よりはサンプルの数が大きい。」

ちなみに、CDCの週毎のデータは、死因は出ません。

あくまでも、統計数であり、実際の死者を数えたのではないこと、それでも、チェルノブイリ後の研究と比較して、似たようなトレンドがあるというこ
と。 
これを念頭に入れないと、数字だけ一人歩きするかもしれませんが、離れたアメリカでこの数字だと、日本でどうなるかと言うのを、真剣に考えないと
いけません。

また、EPAのデータが不十分なので、地域ごとの死者数は出せなかったけれど、チェルノブイリの時に比べて、今回の計測のお粗末さが浮き彫りにさ
れてたように思えます。
当初、チェルノブイリよりも下のレベルに思われていたからでしょうか? それとも、わざと計測しなかったのか?
チェルノブイリと同じようなプルームは来なかったのかもしれないけれど、プルームが来たのは明らかです。

「放射能汚染 → 高線量のみ20年後のガン」 
と言う方程式が刷り込まれてる人達には、理解し難いかもしれません。
実際は、「放射能汚染 → 低線量でも免疫低下 → 持病と将来なり得る疾患の加速プラス癌を含む色々な疾患の増加」  なんですけどね。

この論文のDiscussionの部分で、死者の3分の2は年配者だと書いてあります。 
CDCの週毎のレポートは、死因は出ないけれど、5つの年齢層に分かれてます。 
1歳以下、1歳から24歳、25歳から44歳、45歳から64歳、そして65歳以上です。
年配層は、65歳以上を指してると思われます。
フォールアウトの後の年配者の死者数の増加は、説明をさがすべきだ。 
すでにガンが寛解してる場合でも、突然変異してガンを引き起こす遺伝子が既に存在してるのであるから、
放射能汚染でガンが再発する可能性はあり得る。 既に免疫力が低下している年配者も影響が出やすい。

1歳未満の乳児に関しては、統計学的予測よりも多い死者が822人推測されています。
もちろん、理由は、免疫が未発達であり、細胞分裂のスピードが速いから、細胞損傷の修復が間に合わないので、放射能汚染を含む環境汚染への危険性
が高い。

もしも日本の研究者が、日本での死者数の統計を同じように比較したら、311以来の死者数の分析はどんな感じなんでしょうね。
若年層と中年層の突然死など、去年の同時期と比較して、増えているのか。
その辺のデータが出れば、日本の医師もおかしな事が起こってるのに気づくかもしれません。
こういう研究、どなたかがされてないんでしょうか。 データが入手しにくいのでしょうか。
津波と地震のために、死者数が完全じゃない、などと言って誤魔化されそうですね。

個人的には、この論文のAppendixで、私が住んでいるポートランドで、チェルノブイリの時には、牛乳の検査で、ヨウ素131は前年の9.5
倍、セシウム137は8倍だったと言うのを初めて見ました。 今回は、ここでの牛乳の検査は、私が知り得る限りはなかったです。(カリフォルニア大学バークレー校原子力工学部では、検査されてました。)
返信する
すみません! (アメリカの医師(平沼百合))
2012-01-04 07:06:54
和訳のコメントにはっきりと書いておりませんでしたが、この和訳は、私がしたのではなく、こちらのseetellさんから転載させて頂きました。 ソース元のURLは貼りましたが、万が一明らかでないために、再コメントさせて頂きました。

http://seetell.jp/23957
返信する
関西よりひどいでしょうか・・ (中山)
2012-01-04 07:50:01
拡散状況はこんな感じです。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=nV7QrT02_zA
アメリカの学者が危機感を持つのも理解できます。関西よりもひどいかもしれませんね・・
内部被曝がさまざまな疾患の原因になることを考えると、過剰死としてざっくりとくくった方が、逆にバイアスがかからずいいようにも思えます。
返信する
京都府よ!お前もか? (関西おばちゃん)
2012-01-04 10:01:06
先ほど、年末に京都府に出したガレキ反対メールに対する返信が来ました。ショックです!!国から【安全の基準】【安全な処理法】が示された場合、それを踏まえて市町村と共に災害廃棄物の広域処理について検討を進めてまいりたいと考えておりますのでご理解頂きますようにお願いいたします。だそうです。担当は循環型社会推進課で返答は問い合わせ窓口からでした。観光地として終わりですね!!京都野菜好きでしたがサヨウナラです。大阪に引き続きになるのですね?涙、涙、涙。西日本を守らないと日本人種が無くなります。
返信する
こんにちわ。 (ぽー)
2012-01-04 10:06:57
場所違いかもしれませんが、すみません、長野県の、日本海に近い、白馬村近辺の汚染、水道水の危険はありますか?
返信する
訂正 (アメリカの医師(平沼百合))
2012-01-04 10:30:28
アブストラクトの和訳、と言うタイトルで投稿しましたが、厳密には、アブストラクトではなく、この論文のプレスリリースの和訳です。 プレスリリースの原文は、こちらでご覧になれます。

http://www.globalresearch.ca/index.php?context=va&aid=28299
返信する
気になるツィート (Unknown)
2012-01-04 11:26:52

福島県浪江町に住む「耳なしウサギのママ」こと杉本祐子さんのツィートによると

「28日に(浪江の)土を袋に詰めて 4t車に積んで 国道459を登っていった」
とあり 国道459を調べてみたら

「浪江町~二本松~喜多方~新潟」
というルートを通る道だとわかりました。

高濃度に汚染された大量の浪江の土を どこに運んだのでしょう?

またしても「混ぜて薄めればOK!」と汚染土を日本中にバラまくつもりなのではないでしょうか?

こっそり汚染のひどい表土を取り除いた上で公開除染作業をして

「除染すれば こんなにきれいになります。皆さん、除染 頑張りましょう。そして1日も早く故郷に帰りましょう」

という筋書きなのではないか? と思いますが…。


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