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【あす日曜】政治的存在としての橋下氏を止める為に「反対」する大阪都住民投票。沖縄では三田医師講演会。

2015-05-16 07:25:30 | 福島第一原発と放射能

大阪都構想の住民投票があすに迫っています。

この都構想の住民投票、その内実は、橋下氏を政治家として更に肥大化させるのか、それを止めるのかという選挙でしかありません。

大阪でのガレキ焼却を強行した橋下氏。

そして、全国でも類例のない逮捕が、反対運動の住民などにたいして行われた大阪の現実。

これを確認するだけで、僕は橋下氏が大阪での政治勢力を拡大させてはならないと思います。

橋下氏に対して、被曝問題を考える我々がどういう見解を有しているのか、ちょうど一年前に、マンガ「美味しんぼ」の鼻血を巡る問題について、橋下市長が法的措置をちらつかせるという異様な事態に対して、「放射能防御プロジェクト」が抗議の会見を行いました。この会見は偶然もあって、当日のNHKニュースで繰り返し報じられました。

当時まとめた会見のポイントを再確認していただくことで、被曝に関する橋下市長の問題点がよくわかると思います。

これは橋下氏の本質が露呈しています。こうした彼を政治的に少しでも止める作業は、歴史的に考えても、大変重要なことと僕は判断しています。


木下黄太メールマガジンで配信した内容の抜粋です。

 

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○橋下市長、大阪市、大阪府が、「美味しんぼ」騒動に関連して、松井医師の発言がマンガ内で取り上げられている内容に、厳重抗議したり、法的手段を抗議文でちらつかせている事態がおきている話です。


○私達のグループは、大阪の多くの市民団体とも協力して、被曝回避の話に繋がると考えて、ガレキ焼却にずっと反対。
私達の関連グループは、インターネットで放射能防御という旗印で集まっている仲間なのですが、全国で多くの地域で実際にガレキ焼却を止めている状態。

○残念ながら、近畿では唯一、大阪がガレキ焼却に踏み切りました。汚染がない愛知県より西側の地域で、ガレキ焼却を本格的にしたのは、北九州市と大阪市。

○焼却前の説明会、2012年の7月4日ですが、「鼻血が出ても、(がれき焼却との)因果関係は証明できない。」と橋下市長自身が発言。

○ガレキ反対をしていた市民側のメンバーが逮捕。逮捕されたうちの一人の女性は、少なくとも政治活動歴はなくて、この放射能のことではじめて認識したような人。そういう女性も説明会場で無理やり逮捕させるようなことが起きた。

○無理やり燃やしたのが、大阪のガレキ焼却です。これが、いろんな放射性物質や化学物質の拡散する危険性があることを、橋下市長に届けようとしましたが、すべて無駄。

○懸念している市民の中では、鼻血が出たり、体調不良がおきているケースもある。体調不良の話はガレキ焼却の間に、心配している人たちの間では本当によく話されていました。ネットでもリアルでも。

○ネットは特有の構造がありますから、拡大化していくことはあるかも知れませんが、それでもそういう声が寄せられる以上、何か起きてくる場合を想定して、健康症状の異常を取りまとめておくことが大切と認識。

○調査は、ガレキ焼却後に数ヶ月間、インターネット、ブログ、フェイスブック、ツイッターなどで呼びかけて、登録フォームより症状を記入してもらい、まとめた。情報提供してきた人たちに健康症状がおきていると感じていることをまとめたものだということ。

○この時点では、インターネットを介して集められた800人近いデータがあって、この人たちが、一人当たり二つくらいの症状を訴えていて、そのなかで、97人の人、一割強が鼻血の症状を言っている。

○私の身近、大阪避難者の間で、甲状腺機能低下など体調不良の話が当たり前に聞こえてきます。

○個人も一定以上特定できるとは言え、医師が面談調査したようなデータではありませんから、そのデータが万全であるはずもない。しかし、そうした声を無視するべきではない。

○これは途中経過を民生保険委員会・大阪市会に提出していて、議会でも取り上げています。だから資料的には意味が無いものだとも思いませんし、一般市民ができる範囲内でやったものだと考えている。

○すでに議会などにも出し、市長に届けているデータに掲載している内容が、マンガに描かれていることで、橋下市長が何であんなに抗議し、法的措置までちらつかせるのか、奇妙。

○ガレキの焼却に関して、鼻血が出たのか、出ないのかということではなくて、まず虚心坦懐に、何か起きているのかどうか、確認をすべきということ。

○鼻血というワードに、今回、みなさんがとても反応していますが、鼻血の話は、汚染地では別に珍しいことではなくて、例えば・・・ヤブロコフ博士のチェルノブイリレポートを見てください。これは、岩波から出ている「チェルノブイリの被害の全貌」という本と同じ。呼吸器疾患の初期症状として、鼻血がある。

○広河氏がチェルノブイリのときに調査した資料、二万人強にアンケートを取って、どの地域でも、鼻血が出た人が20パーセント。

○今回の事故で、福島の双葉町の健康調査した熊本学園大学の中地氏の報告です。中心は岡山大学の疫学の学者ですが、そこでも、まず、双葉町で、まず特に鼻血の話が症状として出ている。

○資料のリンクも出しているし、失礼ですが記者の皆さんも勉強してほしい。
私たちは、もうすでに3年くらいこの関連話を調べているので、記者さん達の情報の間に開きがありすぎる。

○もちろん、このことですぐに因果関係があると、断定しているわけではありません。ですが、こういった起こってくる事象を、これから丁寧にくみ取っていくという作業をしていくというのが、大事であって、人々の健康不調の話を無視すべきではない。

○放射能の健康被害は、この後、どんな形で、どうなるかは、誰も分からない。
だからこそ、分からないことを最初から否定することはおかしくて、分からないことを橋下市長が、真っ先に否定してくるのはおかしいことで、それは、住民の健康を守る、行政の在り方、首長の在り方として、まったく本末転倒。

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これを読めば一目瞭然です。

とにかく、明日17日の大阪都構想住民投票は、被曝回避を考える、大阪市民の貴女は「反対」を突きつけて下さい。

投票には必ず行ってください。棄権は選挙以上に、住民投票ではまったく無意味ですから。

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沖縄での三田医師講演は、午前の部と午後の部、2回開催となります。基地問題、県民大会に配慮した措置です。

 

あす沖縄講演、午前の部は当日参加のみ、50名限定! 

 

【5/17(日)午前 三田茂医師&木下黄太講演会in沖縄・牧志】

 

 9時開場、9時30分~11時30分 

 

 牧志駅前ほしぞら公民館第1学習室(安里2丁目1-1、モノレール牧志駅直結、牧志駅前ほしぞら公民館3階)

 

参加費 1300円

 

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あす沖縄講演、午後の部はホールで開催!

 

【5/17(日)午後 三田茂医師&木下黄太講演会in沖縄・てぃるる】

 

12時30分開場、13時~15時15分

 

沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」1Fホール(那覇市西3-11-1)

 

申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/277410/

 

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