「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

「東日本のこれからのリスクをどう考えるのか」火山学者、早川由紀夫教授との対話

2011-05-18 03:22:35 | 福島第一原発と放射能

  まずこのブログをご覧いただいている皆さんにお願いです。このブログの読者やフェイスブックのグループで、空間の放射線量を複数種類の計測器で、ほぼ同一条件(高さなど)で測り、その数値がどのような状況であるのかを具体的にあきらかにしたいと思います。場所は、茨城、千葉、東京をまず優先して、できましたら関東全域に行いたいです。協力していただける専門家の方や、信頼度があるガイガーカウンターや計測器を複数種類使いたいと思います。一週間程度で計測を行い、まとめた結果をデータにして、公にする事も考えています。官房長官会見で、枝野長官が民間でもきちんとしたデータがあがってくれば対応すると言い始めましたので、これを巧く使って、関東の調査をきちんとおこなえないのかという趣旨です。福島のみならず、関東でどのくらい汚染が広がっているのかを確認したいのです。コストを比較しての考えになりますが、場合によっては土壌調査もおこなえないのかと思います。その類の専門家の方、もしくは、ガイガーカウンダなどの機械をお持ちでご協力いただける方のお申し出を歓迎いたします。お名前と携帯明記してメールを下さい。

  きょうは火山の専門家である、群馬大学の早川由紀夫教授と二時間話しました。なんで、原発で火山学者と話をするのかと思われる方もいるかもしれませんが、早川先生は、火山灰の調査もかなりされていて、火山の噴火が起きた際に、実際に大気中にどのような形で噴出していくと言う事を研究しているお立場です。つまり、火山で物質が拡散していく状況のメカニズムと比較して、今回の福島第一原発での状態のメカニズムを考えられないのかということです。ツイッターでかなり著名な早川先生ですが、ツイッターで知っている人が想像するよりも、はるかに丁寧でかつ真摯な学者です。僕は少し考え方のポイントを訂正しなければならない話もありました。彼の話をまとめて書きます。

 一つは放射性物質の拡散のポイントは、地表の風(風向き)とレインアウトでほとんど説明がつくということです。風もかなりの部分、地上十メートルくらいの風で決着しているとしか思えないと。もちろん数キロの高さに放射性物質のかたまりが多少あるのは、バルーンの調査でも確認されているけれども、高濃度の放射性物質というのは、たぶんそんなに高く舞っている形跡がないということです。火山学者の感覚としては何十キロと吹き上がるものに比べても、チェルノブイリでさえ高度は1キロ程度で高くなく、あれでさえ、たぶん地表の風で実はほとんど説明がついていて、高濃度の汚染は、三百五十キロのエリア内で決着している事から見ても、妥当だと言われます。そうすると、風向きと地形が重要なファクターになる可能性があって、福島第一原発から山があればさえぎられるのが、関東の場合、直接平野で繋がっている状況があると、風向きによってはそのままきてしまうということではないのだろうかと。実は立場を問わず、原発の方々と話をしているときの安心材料として、爆発高度が高くならないと、放射性物質の拡散は比較的距離が伸びないだろうと言う認識を聞かされていました。早川先生の意見は、これと正反対で、高度はほぼ関係なく、放射性物質は地上十メートルの高さの風でも説明がつくということです。そうすると、一つ思ったのは、実際に放射能をガイガーカウンターで計っている有志から、高速道路沿いで高くなると言う傾向をよく聞いていた事です。地上風の通り道として、確かに高速道路は考えられますし、高速道路は山の間の比較的低い部分をすり抜けている感じがありますから、高速道路沿いにたまりやすくなっている傾向があるかもしれません。さらに、早川先生的には、汚染の拡散が、大体、箱根の関で一定程度とまるかもしれないし、そうすると足柄付近の茶葉が汚染されていた度合いが高く出たことも説明できるかもしれないと言う見解でした。

 もう一つの方が、認識を新たにしたのですが、これまでおきた高濃度の汚染は、爆発事象に起因するかもしれないが、爆発事象の直後に噴き出たものによる汚染ではなくて、その後の何かの事情によって出たものなのかではないのかという指摘です。たしかに十四日の午前に爆発があった後に、近いMPの数値が顕著に上がり始めたのは、翌日未明から。東京には、その後午前中から上がり始めています。近い距離のないエリアに到達するのに半日以上かかるのは確かに考えられないことですし、そうすると爆発と高濃度の放出がきちんとリンケージするかどうかがわからないということです。先生の推定だと、十五日の高濃度は、3号機の爆発よりも、4号機で何かが起きたことによるものかもしれないという事から始まり、僕らが最も気にしている爆発事象ではなくて、静かに気づかないうちに高濃度の放射性物質が放出される可能性を示唆されました。僕の頭の中では、「爆発=大量放出」という図式が割とあったただけに、そうでなくて大量に漏れているという現象がおきうる可能性は、きちんとうけとめなければならないと思いました。さらに二十一日や二十二日に大量に降下している原因が、はっきりしないこともきになるところです。

 「火砕流は、音がしないんですよ。本当に怖いものは、それがわからないまま来ますから。だから怖いんです。」と火山にたとえてお話されます。勿論数値が現在突然上がる現象はほぼおきていません(四月中旬には一度すこしだけなりかけたようですが)。官邸は「爆発に伴って、大量の放射性物質が降下したから、もう大気中への放出は大きくはおきない。だから大丈夫。」と言うムードだと聞きます。勿論ほとんど水に溶かし込んでいるから、大気中にはこないという感覚なのでしょうが、本当にそれで大丈夫と言う担保になるのか、僕にはわかりません。

 「火山学者は可能性が一割でもあれば、それを現実に考える仕事です。その感覚で言うと、僕は、何らかの理由で、また汚染が広がり、首都圏に深刻な影響があるというリスクは、現実に考えられます」と話す早川先生。「政府が何かやってくれるという発想は無理です。僕は雲仙岳(1991年)と三宅島(2000年)の噴火危機に、在野の火山学者として深くかかわりました。いまの日本の行政対応には問題が多いし、地元住民に本当のことを話しても、なかなか理解してくれない。三宅島のときは東京都が住民避難をずっと認めませんでした。8月18日と29日の噴火があの程度ですんでほんとによかった」ともおっしゃいます。

 「そして結局、この原発危機を個人個人でどう受け止めて、どう判断するかでしょう。ツイッターでは限界がある。リスクをちゃんとテレビが伝えれば、本当は被害はもう少し減ると思う。」とまで言われました。僕自身にも突きつけられている言葉にもなるのでしょう。

 シビアな福島の状況についての認識。関東での現状の本質的な深刻さ。さらに、原発に更なる深刻な事象がおきうるかどうかの可能性への感覚。そして、結果的に日本にどういうことが数年単位でおこるのか。僕のパトスでは非常に響く話が多かったのですが、これは、別のときに違う形で書きたいと思います。このジャンルは本丸でなかった僕が、覚悟のある火山学者の本質を見せつけられた思いがします。もちろん地震の危機も深刻という認識は当然です。

 火山学者だから、町や国が、噴火によって終わっていく様子は、ほかの人よりもよく知っていて、時間なく終わるケースもあれば、徐々に、ある程度の時間をかけて終わっていくものもあるということですが、そして、原発は、段々と時間をかけて深刻な影響が出るものという認識です。中の放射性物質が閉じ込めきれずに、徐々に出続けていく状況が継続した場合は、どういう結末になるのかがポイントと考えて、いらっしゃいました。

 原発危機という状況についての感覚が、火山の専門家とシンクロしているジャーナリストの自分がいるのかは、合理的には、説明できません(一番親しい人に電話して話しましたが、うまく伝えられませんでした)。実は、早川先生との間でさらに話した、今後の原発に対しての見立ても、極めて近い感覚の自分がいて、さらに話した、危機的状況に気づいていない大半の人々に対しての感覚も、そして政治的な方法論としての具体策まで、実は見解にほとんど違和感がないことがはっきりしました。僕の中に、本質的な解に繋がるファクターがあると思うのですが、はっきりとはわかりません。もう少し、考えたいと思います。

 

===================================
19日(木)、木下さんにお話を伺うとともに、来場者で原発に関する意見交換を行う会を開きます。今回は東京の下町・
墨田区での開催です。お近くの方は、どうぞ来場ください。

日時:5月19日(木)19:30-21:30
会場:現代美術製作所
   東京都墨田区墨田1-15-3
※東武伊勢崎線・東向島駅より徒歩約4分
  (半蔵門線・押上駅より直通、東武曳舟駅にて乗り換え1つ目で下車)
   会場MAPは、現代美術製作所サイトのAccess欄を参照ください http://www15.ocn.ne.jp/~g-caf/
   ※車でのご来場はご遠慮ください
参加費:無料
お問い合わせ:03-5630-3216 (現代美術製作所・曽我)
===================================

ジャーナリストの木下黄太さんが福島原発の真実、
そして東京で今まさに起きている原発による影響について基礎から教えてくださいます。
みなさんはそもそも原発がどういうものか知っていますか。
テレビや新聞で報道されている内容をうのみにして大丈夫なのでしょうか。
ぜひ福島第一原発の真実を知り、日本の将来について真剣に考えましょう。
■日時:5月22日(日)13:30開場14:00開始16:00終了予定
■場所:東村山市 市民センター 第1会議室
■定員:50名
■会費:100円
■講師:木下黄太
ジャーナリスト。プロフィール詳細については、下記ブログをご確認ください。

===================================

できるなら、一番肝心要の福島の皆さんに直接お話をしたいと考えています。
 
 福島原発の事で直接いろんな方とお話をしたいとおもいます。この危険について、僕が知りうる知見をお話いたしますし、それよりも懸念を抱かれている皆さんと、色々話したいです。全国に伺います。

ミニ集会でも、トークセッションでも、講演会スタイルでも構いません。

条件1 参加者は主催する方が集めていただく事(何人でもかまいません)。場所の設営、部屋の使用料がある場合は主催者が考えて下さい。

条件2 交通費実費のみいただきます(すいません経費のゆとりはありません)。謝礼は不要。

お問い合わせはnagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 参加者が二千六百人を超えました。 Facebookの公開グループ「福島第一原発を考えます」は大変活発な論議が始まっています。首都圏グループもはじまります。行動する皆さんの参加を期待します。

  Facebookにまず僕は、自分の名前「木下黄太」アルファベット表記が「Kinosita Kouta」という形で登録してありますが、さらに「福島第一原発を考えます」という公開グループを立ち上げました。http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863このブログの読者や福島第一原発の問題を考えていきたい皆さんが、議論し、交流し、何かを創り上げていく場になれば、ありがたいです。イベントの立ち上げ連絡も含めてです。行動する事につながればと思っています。


最新の画像もっと見る

31 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (おりじ)
2011-05-18 07:14:58
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110512-OYT1T00097.htm
http://www.fukushima-u.ac.jp/press/H23/pdf/14_08.pdf

早川先生の分析は、この福島大のバルーン調査のデータも参照しているのだと思いますが、
上空8200メートル付近に放射性物質のたまり場があることなどから、
“地上十メートルくらいの風で決着している”とはちょっと思えないのですが・・・

>さらに二十一日や二十二日に大量に降下している原因が、はっきりしないこともきになるところです。

福島は曇りでしたが、東京の3月21日・22日は、両日とも雨でした。
原発事故以来初めての降雨で、水パニックが関東で起こった原因とされている降雨です。
この雨以外にも理由があるのでしょうか?

3月の事故直後は、情報が全く無くノルウェー気象研究所の拡散予報をかじりついて見ていましたが、
福島の風が、陸から海に向けて吹くのと、やませが吹いたのでは、
福島から東京へ飛来してくるのに10時間以上差があるのは普通な事だと思います。
返信する
Unknown (埼玉在住のS)
2011-05-18 08:40:48
18日の今日、テレビを見ていたら、
菅政権の内閣官房参与を務める劇作家の平田オリザ氏が東京電力が 福島第一原発で行なった汚染水の放出について、「アメリカ政府からの強い要請があった」
「流された(汚染)水は非常に低濃度で、量も少なくて、あれはアメリカ政府からの強い要請で 流れたんですけども・・・」

アメリカからの要請?

浜岡をとめたのも、アメリカからの要請だったと思っているので、時間の系列は前後するけれど。

もしかしたら、原発の問題で後回し(関心が薄れているような状態)のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が、アメリカの思惑のまま結ばれていくようで怖いのです。
生協に入っていて野菜などの事ばかり気になっていましたが、医療関係も今までとは違い、お金がないと医療が受けられなくなるようになるのではないかと言われています。

やはり、日本は敗戦国のまま。戦後これだけ時間が経っても一度アメリカに負けたら敗戦国扱いしかされないのでしょうか?それとも気にしすぎなのでしょうか?


返信する
毎日見ていたのに (千葉県)
2011-05-18 09:45:35
東大柏の葉の測定値を、毎日見ていたものです。
が、柏周辺がホットスポットと全国的に有名になり、その根拠の1つが東大柏の葉の数値だと知られるにつれ、柏の葉のデータの数がどんどん激減。。
しかも、データの出るのがどんどん遅くなってきたと思いましたら、
最近では普通に「0,4弱」出ていた方を
隠し始め、何やら怪しい隠蔽を始めてしまいましたね。。
もう信用できない気がしています。正確なものを出し続けて欲しかった。現実を見つめていたいので。

さすが最近めっきり悪名高い東大!
昔は東大のイメージは憧れと尊敬でしたが、今は・・・。。。

小出先生のいらっしゃる西の方が、頑張って下さっているのでありがたいやら、東の住民としては情けないやら。。
返信する
なぜ‥ (関東ばかり??)
2011-05-18 10:10:06
関東優先なのでしょうか?宮城岩手山形にも呼びかけてみては如何でしょうか‥? 残念に思います。
返信する
ホットスポットについて (ひみこ)
2011-05-18 10:12:03
つくば~牛久~取手~柏~松戸~金町となぜ線量が高いのかと素人ながら考えてみました。
(私は江戸川区の出身で松戸には新婚当時数年間居住していました。)

これらの地域には、国道6号線と常磐自動車道とJR常磐線があり茨城や福島へのアクセスです。国道16号線とつくばエクスプレスもあります。

茨城県には霞ヶ浦という茨城県南東部から千葉県北東部に広がる湖があります。そして筑波山(関東地方東部の茨城県つくば市北端にある標高877mの山)があります。

千葉県我孫子市には手賀沼があり、千葉県と茨城県の県境には利根川が流れています。

野田は江戸時代に水運を利用して醤油を運んでいました。松戸・野田・流山は利根川・江戸川・利根運河があり土地が低いのかも?しれません。

これらのことが絡んでホットスポットになってしまっているのでしょうか?

私は現在も千葉在住です。姉も千葉県に住んでおり昨日電話をしました。原発の話をしたところあまり関心はないようです(心配してもしょうがないし何とかなるさというところでしょうか)。
外出をするといつもとは変わらない光景に私は気が狂いそうです。私が考えすぎなのかと自問自答し気が滅入ってしまうのです。
しかし、またパソコンに向かえば原発問題に目を向け考えている仲間がいるので私の心もリセットされます。(姉には爆発事象がおきたらとにかく遠くへ逃げてほしいとお願いしました。)

返信する
関東より原発から近い宮城は? (宮城県民)
2011-05-18 11:51:19
関東圏は人口が多く
皆さん普通に生活をしている為、
より一層危険を認識して欲しいという気持ちはわかりますが…

宮城は福島のすぐ北にも関わらず
地震復興で手一杯。

放射線量の情報が大変少ないです。
今回の関東圏の調査に
ぜひ宮城県含めて声かけ願えませんでしょうか。

野菜も水も安全の一点張りです。
信じられません!
返信する
少しだけ希望が持てました (ふくしま)
2011-05-18 11:55:52
東京・多摩地方に住む小学生の娘がいる主婦です。以前のこちらのブログ記事「東京の母親は~」の回ではかなり引っかかるものを感じ、コメントしましたが、その他のブログは参考にしています。

二つの世界を生きているような感覚がするこの頃です。

娘が通う小学校、自治体、東京都、東京都の健康安全研究センター、東京都教育委員会、文部科学省、厚生労働省、食品安全委員会、朝日新聞やNHK。それぞれ、子どもたちに関わってくる生活上の放射線測定(空間のみならず、校庭等公共施設の土壌の検査や、低い位置での細かい調査、暫定基準値)について、メールや電話で問い合わせしてみましたが、それぞれ、意見を伝えますとしか返答できていない状況です(まあ、電話で即答できないとは思ってますが)。

私は、測定器は持っていないので、こうした民間の協力で各地点のデータがそろえば、対応せざるをえない状況に追い込めるのではと希望を持てました。Wスピーディーも文部科学省から出てますし(3月25日付けですが)、それを元にしながら、予測されたものと比較しながら実態調査できると思います。

ちなみに、私が住む自治体では、測定器はないようです。そして、東京都も、測定器がなかなか準備できないようです。文部科学省は、福島県内でもまだ全域の測定調査ができていない状況なので、優先順位があるため、関東は手が回らないようです。空間の放射線量が平常時の上限になってきているので、今は東京は問題ないような口ぶりでした(東京都・文部科学省・厚生労働省)。積算が気になっていると話しているのですが。関東など、3月の段階で通常より放射線量が高くなった地域全体の汚染状況が知りたいのです。距離ではなく、実際の量で。そうでないと、距離だけが問題になり、遠い地域は被害がなかったことにされかねません。

3月21・22日は、福島での事故後、初めて雨が降り続きました。雨の後、空間の放射線量も大幅に上昇し、金町などの浄水場から乳児の暫定基準値を超えるヨウ素が検出されました。

こんなときこそ、皆が力をあわせて汚染の実態を把握し、対処しなくてはと思います。
返信する
勝手に応援するな! (Unknown)
2011-05-18 12:35:27
『勝手に飯館村を応援する会』
http://araki.way-nifty.com/araki/2011/05/post-8a9a.html

(賛同者)
http://araki.way-nifty.com/araki/2011/05/post-a37a.html

勝手にそんな事言って責任取れるんですか!!(怒)
返信する
Unknown (山形県)
2011-05-18 14:59:16
TVやマスコミからは得られない情報をいつもありがとうございます。

ビルの屋上から測定されている数値では安心できないと思い
今は個人で計測されている方の数値も参考にしております。

公共機関と個人の全国各地の環境放射線量モニタリング情報です。
http://wiki.livedoor.jp/ok2222/


山形県天童市で計測してtwitterで報告して下さってます。
URLを載せられなかったので
twitterでdededeoで検索してみて下さい。
返信する
埼玉県久喜市の土壌検査をしました (ミンコリン)
2011-05-18 16:11:29
はじめまして!いきなりすみません。
相談させて下さい。
私が自費でしたことなのですが、子供が通う保育園(埼玉県の久喜市です)の園庭の土壌を専門機関にて放射能(核種)検査をしていただきました。

ヨウ素131 セシウム137、134の3種一括測定結果(5/2採取)

ヨウ素131…1029Bq/kg
セシウム134…456Bq/kg
セシウム137…841Bq/kgでした。

この結果をうけ、5/7に夫が土壌の表面3cm(目分量ですが)ほど削らせていただきました。

5/9に改めて、土壌検査を行いました。

ヨウ素131…441Bq/kg(前回比▲57%)
セシウム134…585Bq/kg(前回比128%)
セシウム137…518Bq/kg(前回比▲38%)

思ったより減っていませんでした。
それどころか増えているものも…
セシウムは水溶性なので、奥に染み込んでしまっているかも知れません。
雨にセシウム溶けてますし…

作業した5/7の埼玉の雨には
ヨウ素…0
セシウム134…23Bq/m2
セシウム137…18Bq/m2
が検出されています。
【文部科学省/上水、定時降下物のモニタリング】より
あの日だけかなりの高値です。
放射能雲が通るとは聞いていましたが…。
このことも影響しているのでしょうか…
ヨウ素が減っているのも、半減期(8日)がきただけかも知れません…

この数値をどう思われますか?
私は恐怖でいっぱいです。埼玉新聞に電話しましたが相手にされず…しかし先日の朝日新聞では似たような記事があり…
何がなんだかわかりません…

園長は土壌表面削除までは好意的でしたが、これ以上の行動は拒否されました。


補足
●研究所からは、
検査する土地の土壌の四隅と中央を
円柱で深さ8cm×直径5cmでとり→乾かし混ぜ→その中から500gほど送付するよう指示されました。

しかし、子供が安心して遊べるかどうかが知りたかったので、四隅と中央の表面の土を送付しました。

●その園庭は子供たちが泥んこ遊びをするための園庭で、遊具や花壇もなく
他から水が流れ込みません。
天気の良い日は
水道水を撒き、ぐちゃぐちゃにして、そこでパンツ1枚の子供たちが泥んこ遊びを楽しみます。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。