東大泉でも稲城でも講演会をおこなっていろいろ考えたことがあります。何が気になるのかというと、まず東大泉は覇気がないというか生気がないということ。とくに参加者が七十人程度という限定的なイベントであったことも影響して、いろいろと話せる場があったにもかかわらず、全体としてどんよりとした空気があって、参加者の皆さんの気力が乏しい状態がありました。これは、街を歩いている人たちでも、懇親会のファミレスの中でもおんなじような空気感を感じました。
稲城の講演会は、会場の中から出てくる質問が、堂々めぐりしているような話が多く、最後には、いろんな危険性の話を僕がしているのに、「アップルペクチンは食前にのむのか、食後に飲むのか、どっちがいいのか」的な質問まで飛び出しました。目が点です。なにを聞きに僕の講演会にこの人たちは来ているのだろう。どこまで言わないと、この人たちには伝わらないのだろうかと。僕の意識と参加者の意識は遠ざかるばかりです。
主催者側も迷う人も多いですし、悩んでいる人も多いです。ただし、みなさん元気がないという状態に変わりはありません。僕からみれば、だれしも、薄皮のベール一枚、向こう側にいる感じです。伝わらないもどかしさを抱えています。
僕からみると東京の人々がせっぱつまった感じでいるのが逆にわかります。せっぱつまって、あるレベルを超えて弛緩した感じ。そして、少し感情失禁的な反応も出ています。
実はこの講演会場の前後でも、健康被害の話をはっきりと伺いました。
「三月はふつうに過ごしていた、そのあと、食事には気を付けていたけど、子供たちに細かな兆しがあった。病院で甲状腺の検査をしたところ、四歳のお子さんはのう胞が七個あった。六歳のお子さんは橋本病の疑いといわれた。自分はまだ見ていない。」という世田谷区在住の母親。思春期以降の病である橋本病が六歳で発症していることも、四歳で7個のう胞があることも、普通ではありません。お子さんの健康のためには避難は必要です。こうした疾患は、都内で普通にすごしていた子供や女性に、だれにも可能性があります。僕はとにかく、甲状腺の検査、甲状腺のエコーの検査、血液検査は関東で必要と理解しています。
甲状腺のエコーをおこなうと、お子さんで、のう胞が見つかるケースは、他にも何ケースか伺いました。他の観点で、血液像がおかしくなければ、少しで小さいのう胞があるまでなら、大きく心配はしなくてもよいかもしれませんが、安心はできません。十五日のお昼頃の避難で、新幹線で、東京駅から避難、後からのう胞がみつかったお子さんのケース。新幹線の車内でN95マスクを外したことを、親御さんは後悔していらっしゃいました。とにかく、初期被曝の可能性がある方、子供や女性は特に確認してください。南東北や関東全域、静岡や東三河でも確認はすべきと思います。
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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」
「健康被害と思われる事象が顕著にあらわれている方は、僕までメール下さい。事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp」
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講演会は、岡山市、広島市、呉市が6/16(日)と17(土)で新たに開催決定。
【6/1(金) 木下黄太 講演 in 松阪】
「松阪における瓦礫と放射能のこと」放射性物質に繊細すぎる市民ですみません。
(※「放射性物質に繊細すぎる市民」とは、市長がよく表現される言葉です。)
『 ほんとに松阪大丈夫?日本の未来はどうなりますか? 』
『 これから三重県はどうなるの? 』
日時 2012年6月1日(金) 午後6時~8時30分
会場 松阪市産業振興センター
三重県松阪市本町2176 (センターの3階です)
(0598-26-5557)
交通アクセス JR 近鉄 松阪駅より より徒歩12分
※ 駐車場が少ないので満車の際には松阪市役所(会場まで徒歩3分)
又は、市民病院の駐車場(会場まで徒歩6分)へお止めください。
参加費 事前申し込み 1000円 当日 1300円 (小学生以下無料)
申し込みと問合せ先 nanadaisaki@docomo.ne.jp
(電話でのお問合せ) 0598-20-8778 古川
※ お申し込みの際は、お名前 ご連絡先 参加人数 をご記入ください。
※ 小さいお子様を連れの方は、お膝の上でお願いします。
主催;七代先の子孫ことを考えて今を生きる会 協賛:放射能防御プロジェクト三重
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【6/16(土)「わたしたちが岡山へ逃げてきた理由」木下黄太講演 in 岡山】
◎日時:2012年6月16日(土) 14:00~16:00 (開場13:30)
◎会場:岡山市勤労者福祉センター (体育集会室)
岡山市北区春日町5-6 TEL086-233-8311
◎料金:前払い800円 当日1,000円(中学生以下無料)
◎託児:受付終了
※近隣の一時保育をご利用ください。すぐ近くの保育園などであるそうです。
◎お申込み
http://kokucheese.com/event/index/37227/
◎お問い合わせ
メール:info★rdp-okayama.net ★を半角の@に変えてください
TEL:090-4170-0736 中山
◎主催:放射能防御プロジェクト 岡山
◎協賛:さよなら原発1000万人アクションin岡山実行委員会/あかいわエコメッセ
◎後援:岡山市教育委員会/赤磐市教育委員会/財団法人おかやま環境ネットワーク
/山陽新聞社/朝日新聞岡山総局/毎日新聞岡山支局/産経新聞社/RSK山陽放送/
TSCテレビせとうち/OHK岡山放送/FM岡山
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広島にいてもひとごとではない放射能汚染
「健康にはただちに影響はない」
「基準値内だから問題ない」はほんとう?
「震災がれきを受け入れて痛みを分かち合」って大丈夫?
自らも東海村JCO臨界事故の直接取材による被爆体験があり、東日本大震災以降、独自の取材を進められ情報を発信されている木下黄太さんに現状をお聞きします。
【6/17(日)昼 木下黄太 講演 in広島 】
13:00~15:00 (開場12:30)広島市南区民文化センター2階 スタジオ
広島市南区比治山本町16-27 082-251-4120
広島会場申込:http://kokucheese.com/event/index/38422/
【6/17(日)夕 木下黄太 講演 in呉 】
18:30~20:30(開場18:00)呉市広民センター5階広公民館大会議室
呉市広古新開2丁目1-3 0823-71-2151(JR新広駅前)
呉会場申込:http://kokucheese.com/event/index/38324/
◎参加費両会場ともそれぞれ:前売り900円 当日1200円
※申込サイトでご予約の上、当日、会場にて前売料金をお支払いください。
※予約の方で満席の場合は、当日券の販売は行ないません。
※託児は応相談。
◎主催:木下黄太氏広島講演実行委員会(ヤマムラ・アラカワ・キムラ)
協賛:放射能防御プロジェクト中国&放射能防御プロジェクト岡山
偏西風で中国地方や四国地方に放射能を含んだ風が吹くことは間違いなく
いずれがれきを燃やし続ければ中国地方や四国地方にもホットスポットが形成されるでしょう。そしてそこで育まれた命は脅かされることになります。
周辺地域はタッグを組んで北九州のがれき処理に対して抗議してもいいのではないでしょうか?
私は早速愛媛県に北九州でがれきが燃やされた場合の放射能拡散予測図が出ていることを伝え真相を究明し北九州に抗議を望むことを伝えましたが担当者はかなりつれない返事でした。
島田市において線量が上昇していることも海外メディアががれき処理に対し警告を鳴らしていることを知っていますか?と尋ねたところ「そんなにネットを見る時間がないと・・・・」
仕事を持った主婦の私でさえ検索すれば知りえる情報ですよ。あなたの仕事は情報収集し愛媛県人の命に係わる案件について精査することではないのか?と申しましたが・・・・・・・はっきりとした返答はなく国の安全性を信じているといった発言でした。
のらりくらりとした対応には落胆しました。けれど周囲自治体が連名で抗議文を送れば北九州も何かしらアクションがあるのではと思いますが・・・・・
まずは私達周辺の市民が自分の自治体に声を上げることではないでしょうか?
2012年5月27日
京都生協の働く仲間の会(アルバイト仲間も加入できます。)
電話=09011446818keizirou.hushimi@hotmail.co.jp
(連絡先=京都伏見東郵便局私書箱26号)
日時は5月29日(火曜日)18時から。
場所は京都駅前キャンパスプラザです。
目的は京都市門川市長による放射能瓦礫搬入のための専門家会議に対して抗議要求する。既に『100ベクレル以下は安全だ』という説明は完全に嘘です。と明らかになった。東京電力と柏崎刈羽原発が私達の追及の前に原発現場を公開し記者会見して明らかにした。この前提条件が嘘だから、国の指示はすぐ拒否すべきだ。
次に京都府山田知事などが滋賀県の大飯原発事故の被害予測を隠して来た事が分かった。
まさに国、京都府と関西広域連合は嘘の塊です。こんな嘘つきをまず謝罪させ、処罰して2度と嘘を言えないようにしなければならない。嘘つきに命を任せられない。
野田首相らは嘘をつき、今も毎日大被曝地帯である小学校を使って福島の小学生ら100万人を毎日被爆させている。大量ジェノサイドだ。絶対許せない。5月29日京都駅前抗議要求行動に立ち上がろう!北九州に神奈川に島田に続こう!再稼働阻止の草の根の力もここにある。本日夕方の伏見大手筋(伏見クリーンセンターのある)のビラマキは皆さん受け取る状況です。ある50歳台の男性は『絆なんて言うがおかしい。放射能はばらまいたらだめだ。こんなことを言うと立命館大学卒だとか、反体制かのように言われるが、そんなことはない。』と話しかけて来ました。そして共に頑張りましょう。と約束しました。
ちゃんと食べたり、マスクなしですごせるようになったことによるのか、それとも放射線被曝からの解放か。
稲城の講演会でこどもさんが避難を考えられるようになられた方のツィートを拝見し、娘も京都での講演会でやっとこの状況を理解し、自ら考えられるようになったことを思い出しました。この先何が待ちうけ、どうなっていくかはわかりません。でも娘の心を動かしてくださった木下さんに、ほんとうにありがとう(^-^)/です。
いろんな方に危険性を伝える時、今度から一緒に資料をお渡ししたいと思います。
昨晩更新されたブログ「武雄市長物語」を読んで腹が立ちました。http://bit.ly/JnrGE8。樋渡市長は、瓦礫問題では両方の立場の意見にもよく耳を傾けていると言う一方、中川恵一東大准教授を講演会に呼んで瓦礫は安全だと宣伝させるなど、瓦礫受入れに向けって一直線の姿勢です。
その講演会について、次のように書いています。
「・・・中川先生。『北九州市は受け入れるがれきの放射性物質濃度を1キロ当たり100ベクレルとしたが、逮捕者が出る騒ぎになったけど、私たち人間も同じ放射線を出しています。』と。これは会場の皆さんの反応が一番大きかったところ。」
中川氏の発言に誰も反論する人がその場にいなかったようなのがきわめて残念です。これは人体内にある放射性カリウムのような自然放射能のことを指して言っていると思われますが、自然放射能と人工放射能とでは体内での挙動が大きく違うことは、ここに集う方々はよくご存じだと思います。http://bit.ly/qV54fj。
中川氏のプロパガンダが九州の人々に広がることを阻止すべきです。どなたか武雄市長のブログに反論を書いていただけませんか?理詰めで書いていただければ幸いです。
元気がない、自分でも自覚しています。
「このままではいけない」という気持ちもあります。
ただ、気持ちが整理できず、行動が出来ない。
一緒に行った友人は、避難を決断したようです。
なかなか決断できないなら出来ないなりに、行動しようと思います。
まずは、家族の検査から。
木下さん、有難うございます。
・・・だけど、「周りも大体そんな人が多いから・・・」「何とかなるでしょ?」・・・といった日常の感覚で、毎日を過ごしているのでしょう。
・・・懸念されるのは、やはり、交通機関を利用した時。タクシーの運転手が、電車の運転手が、トラックの運転手が・・・ハンドルを握っている時、ある日突然、「意識を失ったら」「目眩で方向感覚がわからなくなったら」・・・怖い事だと思います。
この様相では、日本の次世代のリーダー達は、関東圏以外から、出てきそうですね。