「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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松阪や伊勢での様々な出来事。東大阪市でガレキ受け入れ報道は要確認。柏の26歳女性教諭突然死報告。

2012-06-02 03:49:38 | 福島第一原発と放射能

 突然死の報告 がきています。二十代、若い女性教師の脳梗塞による突然死です。                            「我孫子市在住の親族より突然死の連絡がありましたので、ご報告します。 柏市在住の26歳の女性教諭が、数日前に脳梗塞で突然死されたそうです。朝布団の中で亡くなっていたそうです。勤務先は我孫子市でした。」

 東大阪市がガレキ受け入れへという報道が出ています。事実確認が必要です。週明けの月曜日に、みなさんで確認してください。

 松阪の講演会場は百人以上のみなさんが詰めかけ、三時間近く、講演と質疑応答が続きました。内容が、思っていたよりも、濃いものになったと考えています。東京の講演会よりも、最近西日本の講演会の方がずっと示唆するような話もあり、緊張感もあり、集まっているみなさんの想いも強くなっていらっしゃいます。教員をしている男性が、自分の出身地と自分の住んでいる場所の両方に、放射性物質を含んだガレキが突然に持ち込まれる話が出ている理不尽さを感じ、さらに子供たちにどう伝えられるのかという悩みを打ち明けられたり、年配の方が、最近東北のお米が売れないので、西日本のお米を高額で買い付けにきているため、自分が普段購入していた三重の農家が「ことしの秋のお米からは価格が高くなると思いますので」シビアに言われて、年金生活なのに、困ったと思い始めている話などをされました。福島や関東などからの避難者をサポートしている女性は、避難者のお子さんたちに、何らかの疾病が出ているケースがふつうにみられるという状態の説明もありました。いろんな方たちが、各々の立場で真剣に訴えられていました。地元の方が大半で、強い意志を持った人たちが松阪や三重のエリアには多いという現実を改めて認識できて大変によかったです。

 そして、講演会では、皆さんから、山中市長のシンポジウム発言の内容を聞いて唖然としました。市民の発言に対して、「そんなに言うならガレキ受け入れますよ」みたいな発言をしていたとか。市長がマイクを話さず、上から目線の独演会状態と表現をされた方もいます。その上に、放射能の健康被害はありえないといいはるオンパレードを繰り返したとか。個人的にこのことで、ご本人に、直接いろいろ伝えてきましたが、残念です。かなり、失望しました。医師にもかかわらず、健康被害の状況に関して、適切に考えていないことは明らかです。僕自身、いろんなデータを本人に伝えたことも無駄だったようです。「自分に酔っているようでした。」という声も聞きました。場内からは「彼の成育歴に問題を感じている」という発言さえもありました(僕は山中市長の成育歴には関心はないと返事しました)。とにかく場内の市民からの溜息の声を聞いていると、僕は山中市長に伝えようとしたことは、本質的に何も伝わっていないことははっきり理解できました。なんというか。失望しました。松阪の市長選挙は来年早々にもあるそうです。ぼくが同じ立場なら、そのことを考えて、あえて市民に対立構図を持ち込む政治課題を、特にこの市として、早急にやらねばならない緊急性がなければ、急いでことを進めないと思います。というかやりません。損得計算です。そのくらいの政治家としての損得計算ぐらい、この人はできると僕は誤認していましたが、それもできないようです。さらに、今度はガレキのことで小学生にもシンポジウムを行うと言ったとか。開いた口も塞がりません。訳が分かりません。そもそもシンポジウムは、当初は賛成反対の双方の構えを公平に聞くという構図と説明していたそうで、市議から市当局に、反対側の専門家の提示がされたそうです。当局側は、作業を進めていたようですが、これも市長がはねのけたと、当局から説明されたそうです。こんなことまで僕に伝わってくると、なんというか、目もあてられません。失望しました。

 ただいずれにしても、市長に対して、どうしてもガレキを持ち込ませるわけにはいかないぞと、強い意志を持った人たちが、松阪に多くいらっしゃることも、本当によくわかりました。この点は、とてもうれしいですし、松阪のみならず、伊勢でも、四日市でも、鈴鹿でも、三重県内のいろんな地域の人々が、このガレキ受け入れ反対の問題について、意志を示しているのは、よいことだと思いました。神の居場所である、三重ならではの人々の振る舞いと僕は思います。

 神の居場所と言うと、講演前、昼から夕刻にかけて、伊勢神宮の別宮である伊雑宮と、同じく倭姫宮、さらに松阪の櫛田神社を参拝いたしました。そこで、思わぬ人々との多くの出会いがあって、伊勢の地の不思議を感じました。それらは、すべて、倭姫にゆかりのある社ばかりです。そして、その中のどなたかが(初対面の方も多くどなたかがわかりませんが)、倭姫宮をお参りした時に、倭姫が、見たことのないあでやかな姿でおいでになりました。これから、何かが変わります。」と伝言があったそうです。神の居場所であるこの地、僕にはとても不思議な感じがしています。

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世田谷区の給食の牛乳の産地「平成24年6月1日~  北海道、青森県、岩手県、宮城県、山形県、埼玉県、栃木県、群馬県、神奈川県、静岡県、千葉県、福島県」

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【6/16(土)「わたしたちが岡山へ逃げてきた理由」木下黄太講演 in 岡山】

◎日時:2012年6月16日(土) 14:00~16:00 (開場13:30)

◎会場:岡山市勤労者福祉センター (体育集会室)
    岡山市北区春日町5-6 TEL086-233-8311

◎料金:前払い800円 当日1,000円(中学生以下無料)

◎託児:受付終了
 ※近隣の一時保育をご利用ください。すぐ近くの保育園などであるそうです。

 


◎お申込み
 http://kokucheese.com/event/index/37227/

◎お問い合わせ
 メール:info★rdp-okayama.net ★を半角の@に変えてください
 TEL:090-4170-0736 中山

◎主催:放射能防御プロジェクト 岡山

 

◎協賛:さよなら原発1000万人アクションin岡山実行委員会/あかいわエコメッセ

◎後援:岡山市教育委員会/赤磐市教育委員会/財団法人おかやま環境ネットワーク
/山陽新聞社/朝日新聞岡山総局/毎日新聞岡山支局/産経新聞社/RSK山陽放送/
TSCテレビせとうち/OHK岡山放送/FM岡山

 


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 広島にいてもひとごとではない放射能汚染
「健康にはただちに影響はない」
「基準値内だから問題ない」はほんとう?
「震災がれきを受け入れて痛みを分かち合」って大丈夫?

自らも東海村JCO臨界事故の直接取材による被爆体験があり、東日本大震災以降、独自の取材を進められ情報を発信されている木下黄太さんに現状をお聞きします。 


【6/17(日)昼 木下黄太 講演 in広島

 

     13:00~15:00 (開場12:30)広島市南区民文化センター2階 スタジオ
     広島市南区比治山本町16-27 082-251-4120

 

広島会場申込:http://kokucheese.com/event/index/38422/

 

 

【6/17(日)夕 木下黄太 講演 in呉

 1830~20:30(開場1800)呉市広民センター5階広公民館大会議室

 呉市広古新開2丁目1-3 0823-71-2151JR新広駅前)

 

  呉会場申込:http://kokucheese.com/event/index/38324/

 

◎参加費両会場ともそれぞれ:前売り900円  当日1200円
 ※申込サイトでご予約の上、当日、会場にて前売料金をお支払いください。
 ※予約の方で満席の場合は、当日券の販売は行ないません。
 ※託児は応相談。

 
◎主催:木下黄太氏広島講演実行委員会(ヤマムラ・アラカワ・キムラ)

 協賛:放射能防御プロジェクト中国&放射能防御プロジェクト岡山
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首都圏の健康被害の状況を話します。大掛かりな講演になります。

「木下黄太講演 in 品川 首都圏の今!!」

6月30日(土) 品川区荏原文化センター(大ホール)

講師 木下黄太

主催 「品川区の子どもたちを守る会」

場所 品川区荏原文化センター



午前の部 開場10:00 開演10:30~12:00(木下氏講演会)


午後の部 開場13:00 開演13:30~16:00
(午後の部「チェルノブイリハート」を上映+木下氏講演会)

申し込み受付  5月23日 2012-05-23 18:20:00 から開始

申し込み締切日 6月20日 2012-06-20 18:20:00で終了 

(最終入金6月21日まで)

お申し込みなど、詳しい詳細はこちら・・・木下黄太氏 講演会のお知らせ

 

 

 

 

 


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77 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
西日本産の魚介類が韓国で、セシウム検出 (portirland)
2012-06-02 04:33:53
西日本産の魚介類から韓国でセシウム検出、輸入禁止措置がとられたようですので、ご報告まで。

三重・愛媛・長崎・熊本・北海道の水産物から、韓国の検査でセシウムが検出されていた。 http://portirland.blogspot.com/2012/06/blog-post.html
松阪市長 (Unknown)
2012-06-02 07:16:36
松阪市長の山中光茂氏は

松下政経塾→民主党

という亡国黄金ラインの人ですよね。

中国人スパイが在籍していたことでもわかるように「松下政経塾」は松下幸之助氏亡き後は すっかり変質して 今や「日本滅亡」を目指す悪の巣窟になってしまいました。

せっかく先人が苦労して作り上げた世界ブランドの「松阪牛」も もう終わりですね。

それとも 韓国か中国で新たな「松阪牛」が作られる予定なんでしょうか?

keizirou.hushimi@hotmail (京都生協の働く仲間の会)
2012-06-02 09:08:44
6月1日京都市役所前抗議要求貫徹した。再稼働阻止、放射能バラマキ反対です。
京都生協の働く仲間の会6月1日keizirou.hushimi@hotmail
1、ブログを見て参加した避難者家族のお母さんと子供さん2人の計3人が参加した。お母さんはハンドマイクで門川市長に必死の訴えをした。市長は市民の命を守るのが大切な仕事です。是非その点をしっかりして下さい。大飯原発再稼働は間違っています。絶対止めて下さい。と訴えました。また新たな参加者です。
2、また通りすがりの60歳位の男性が支持するよと『再稼働阻止、放射能バラマキ反対』のボードを見て、声を かけてくれた。勇気百倍です。
3、子供達が京都市役所前広場で自転車で遊び、サッカーボールで遊び、追いかけっこをして遊んでいる。大飯原発再稼働はその重大事故はその全てを奪い、京都を死の町にされる。絶対許さない。その思いで訴えました。
4、明日6月2日土曜日は三条河原町商店街入口で沖縄と福島に連帯しようって訴えがあります。毎週17時から18時30分です。私達は何度も参加しています。そして明日も参加します。また福島に連帯し原発再稼働阻止しようは今沖縄の闘う人々の取り組みです。是非明日三条河原町商店街入口で原発再稼働阻止を皆さんのビラで、あるいは訴えボードを掲げて取り組みましょう。
5、6月3日日曜日は夕方は伏見区大手筋の生協店前などで訴えます。是非参加して下さい。共に頑張りましょう。
東大阪市・野田市長にメールを (志舫)
2012-06-02 09:10:26
東大阪市は生駒山を境に奈良県に隣接している地区です。1970年代頃から、大阪の工業地帯でつくられた空気が風になり、生駒山に当たってこの地域にふりかかり、喘息などの原因になりました。
今も生駒山を超えて奈良にいくと空気がきれいと感じます。市民です。

東大阪市・野田市長へのメールは下記まで。https://www.city.higashiosaka.lg.jp/cmsform/enquete.php?id=2
啓示を求めるなら・・・ (Unknown)
2012-06-02 09:22:58
天照大御神関係でしたら、宮崎県高千穂、
「天安河原」がお勧めです。
可能な限り洞窟の神殿の奥に行ってみて下さい。
今後の日本の行く末と木下さん自身の指針が理解しやすくなるのではないでしょうか。
御多忙なら御本人以外の代行でもいいかもしれません。
いずれにせよ、真摯な気持ちで御願い致します。
Unknown (Unknown)
2012-06-02 09:41:55
"4割近くが何らかの体温異常"(埼玉県)
ttp://news.ameba.jp/20120531-399/

はたして被曝が影響したものかどうかは西日本と比較しないことにはわかりませんが、こういうニュースを見つけましたのでお知らせしておきます。
アドレスは頭にhをつけて検索してください。
管氏のことば (ゆみっち)
2012-06-02 09:45:35
管 直人氏の言葉
私は3月11日までは安全性を確認し、原発を活用する立場で首相としても活動した。しかし、この原発事故を体験する中で、根本的に考え方を改めた。今回の福島原発事故は、我が国全体のある意味で病根を照らし出したと認識している。
戦前、軍部が政治の実権を掌握した。東電と電事連(電気事業連合会)を中心とする「原子力ムラ」が私には重なって見えた。東電と電事連を中心に原子力行政の実権を、この40年間、次第に掌握し、批判的な専門家や政治家、官僚は村八分にされ、多くの関係者は自己保身とことなかれ主義に陥って、それを眺めていた。私自身の反省を含めて申し上げている。
現在、「原子力ムラ」は今回の事故に対する深刻な反省もしないまま、原子力行政の実権をさらに握り続けようとしている。戦前の軍部にも似た、原子力ムラの組織的構造、社会心理的構造を徹底的に解明して、解体することが原子力行政の抜本改革の第一歩だ。原子力規制組織として原子力規制委員会をつくるとき、アメリカやヨーロッパの原子力規制の経験者である外国の方を招請するのも、ムラ社会を壊す上で一つの大きな手法ではないか。
最悪の場合、首都圏3千万人の避難が必要となり、国家の機能が崩壊しかねなかった。今回の事故を体験して、最も安全な原発は原発に依存しないこと、脱原発の実現だと確信した。
(朝日新聞朝刊2012年5月29日号)

上記の言葉・・・・重く受け止めマスコミはこの内容をトップニュースで報じるべきだ。

私は福島の事故が起こるまで政治に無関心でした。
このような闇の社会構図が存在することさえ知りませんでした。
しかし、菅さんが脱原発を唱えたころから菅さんのマスコミの風あたりが強くなり菅おろしが行われ原子力村の言いなりである野田氏が実権を握った。
政治に無関心な私もこの時初めてこの国を誰が動かしているかがわかりました。
落胆、驚愕、怒りでいっぱいでした。今も・・
浜松原発を止めた管さんを原子力村の人は許さなかったのだと。
世間で管さんの痛烈な非難が起こりました。
すべて私達の世論は原子力村の意のままです。
原子力村の構図を何としても打破するべきです
http://nuclearpowermafia.blogspot.com/
「人の命程尊いものはない」その当たり前のことを守るための発言が村八分になるのならこの国の未来はない。
http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20111213/zsp1112130928000-n1.htm
松阪牛は贈答品に使えなくなる (アンドレ)
2012-06-02 09:47:14
木下様 いつも情報ありがとうございます。

独裁市長そのものですね。きっと、周りの人たちに助けられて今の立場にいる事に、気がついていないのでしょう。。。

三重県の広報へ、単純に「松阪牛を贈答品に使えなくなるので、受入れはやめてください」と書きました。伊勢エビも使えなくなります。
ガレキの受入れした街の食べ物を、目上の方にはとてもじゃないですが、差し上げられませんよ!



銭ゲバ民主党 (Unknown)
2012-06-02 09:54:23
「岩手県 宮古地区の復旧工事で生コン30万立方メートル、捨て石が20万立方メートル不足しており工事に遅れが出かねない状況」(惨軽新聞)

こうなる事はわかっていたんだから 瓦礫を砕いて「捨て石」にすればいいのに。
地元の人も それを望んでいたのに 地元民の声を無視して税金で瓦礫を県外に持ち出しバラまき
「捨て石が必要だから税金で買います」って…。

一体 この瓦礫全国拡散で民主党関係者のフトコロに何兆円が転がり込んだのか?
そして「捨て石購入」で何十億円が転がり込むのか?

この愚策の責任は全て民主党と環境省にある。捨て石購入にかかる費用は全額 民主党議員と環境省の役人が自分の財布から出すべきだし 工事の遅れを取り戻すために 民主党議員と環境省の役人はボランティアで現地に行くべきです。

Unknown (女子大学生)
2012-06-02 09:56:31
伊勢市長さんのブログです
http://suzuken1203.blogspot.jp/
4月4日の記事「がれき受け入れ論議」で、がれき問題に冷静に意見してられます。
ほかにも原発に対しての考え方など、非常にしっかりしてられる方だと思いました。

伊勢市長に対して、松阪市長はひどいですね・・・人となりを疑います。

神様もおめかしするという話は聞いたことがありますが、倭姫命が艶やかにおめかしするなんて、何があるんでしょうね。
倭姫命の言葉に「人は天下の神物(たまもの)なり。心神(たましい)を傷ましむることなかれ。」というものがあるそうです。
神様も応援してくれるのかな、と思いました。

いつもお疲れ様です、ありがとうございます。

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