「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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続報「1号機の原子炉格納容器の放射能急上昇について」

2011-04-08 21:36:17 | 福島第一原発と放射能

吉岡先生と話しましたが、格納容器が破損していて、窒素を注入して、圧力が高まったことがおきている事象とすると、もちろん圧力を高めないと格納容器の損傷はさらに進む可能性がありますから、やむをえない措置ではあるものの、元々容器が一部壊れているのだから、放射能が三十シーベルトから100シーベルトに上がるのはある程度想定内の上昇と吉岡先生は見立てているそうです。割れているところで、圧力が高まって、放射能が漏れるのは必然。むしろ、こもったら、さらに危なくなるだけだと。専門家からすれば想定内の危険の話と言うことです。高濃度の放射能が窒素注入で出るのも当たり前。ただ、その現実を、東電が格納容器の破損をどう説明するのかが微妙な中で、説明の言い方がおかしくなるのではないかというのが吉岡先生の解釈。計測器の故障と言う東電の説明をどう考えるのかということでしょう。とりあえず、報告しておきます。

 


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3 コメント

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沈黙 (ikoiko1187)
2011-04-08 23:25:22
このブログを見るまで3倍増とは知りませんでした。
大手マスコミ各社テレビ、など一切報道していないようです。(すべては確認していませんが)。
まさにマスコミすべてが、国民に対して、情報統制しているようです。これから何が起こるのでしょうか。そんなことをしていても、真実はすぐにわかるでしょう。
ネットの威力を知らない、彼らの脳みその古さ加減にあきれてしまいます。
情報はいまや瞬時に流れることを知らない情報マフィアには、困ったものです。
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Unknown (u_u)
2011-04-10 00:37:45
政府や東電や原安から独立した専門家達による対策チームを作った方がいいんじゃないかと思います。特に御用学者とは違い、データを客観的に観察し、いち早く最悪の事態を想定出来るような危機感と、解決策を即時提案出来るような瞬発力をもった全国各地の研究者で構成するのが望ましいです。


10日程前から政府が協力して組織作りを始めるように自民と民主両方に党公式HPからメールで提言しています。考慮されるとは全く思っていませんが、このまま場当たり的な措置をずるずる続けても破滅への時間稼ぎにくらいしかならないのは素人目にも明らかなので。。。

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最悪の事態 (Christopher)
2011-04-10 02:42:35
このような状況から最悪の事態を想定できると思いますし、専門家の方も発言されておられます。格納容器が破裂した場合風下250Kmは危険であるとの見方もあるようです。
しかし、1300万人の東京都民が避難をすると言うことが可能なのでしょうか?
もちろんそうならないことを切に望みます。
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