「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「チェルノブイリ死者の声を聴く男」バンダジェフスキー博士に触れて下さい。本日11時東京講演販売開始。

2013-06-22 02:32:59 | 福島第一原発と放射能

 本日土曜日午前11時から予約・販売開始 

【7/20(土)バンダジェフスキー博士東京講演 with 木下黄太】

 開場13:40 開演14:30

 場所 新宿文化センター 大ホール(1階席)

 (新宿6-14-1 http://www.regasu-shinjuku.or.jp/?p=309

交通 副都心線東新宿駅から徒歩5分(A3出口)または
   新宿三丁目駅から徒歩7分(E1出口)
チケット前売券(e+):1200円(別途手数料がかかる場合があります)、当日:1500円

6/22(土)午前11時からe+予約・販売開始

お申込み⇒PC用購入ページ

http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002103383P0050001P006001P0030001
携帯用購入ページ
http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002103383P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO

※託児スペースはありません。
※料金は一律1200円となりますので、お子様も座席が必要な場合はチケットをご購入ください。
主催 バンダジェフスキー講演プロジェクト

問い合わせ rdp.jimu.kanto@gmail.com

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 バンダジェフスキーという人はどういう人物なのか。勿論、崇拝する必要もありませんし、彼の全てが権威でもありません。しかし、少なくとも彼は、他の多くの人々と異なり、チェルノブイリの現場で、真っ当に闘い続けた人であることは間違いありません。まず、皆さん確認して下さい。

 ベラルーシで、チェルノブイリ被害のある現場、1986年以後放射能汚染地域に居住し、1996~1998年にゴメリ市の複数の病院で死亡した人々の心筋、肝臓、腎臓の顕微鏡用組織標本の研究を、彼は行っています。子どもおよび大人の123件の死亡例を調査し、内訳は子ども(0~10歳)の死亡例52件、大人の死亡例71件。死亡患者や突然死の患者に対して、病理的な形状の検査と、放射性元素の計測をおこなった人物であることは間違いありません。

 解剖をしつづけたんです。

 いいでしょうか。それだけおきた"死"に対して、解剖し、病理検査し、放射性元素の計測を続けた人物は、チェルノブイリで、そんなにはいません。彼は最も、その現場でやり続けた男です。これをソ連の中で、最も酷い圧政国でもあったベラルーシで、汚染地ゴメリの医科大学学長として、おこなった人間です。

 そして、他の核種なら問題があるかもしれないが、セシウムの体内汚染であれば、この体制下でも発表できると考えて、発表したところ、無理やり逮捕拘束されて刑務所に何年も入れられた人間です。人権団体の声が上がり、なんとか西側に避難でき、今はウクライナに住んでいる人物です。

 結局、バンダジェフスキー博士こそ、そうした放射性物質を体内に取り込んだ場合に、人体にどういうことがおきている可能性があるのかというのを、チェルノブイリに横たわる数多くの死者から、その死因の意味合いを探り続けた専門家です。その声を拾い続けた数少ない人間です。

まさに、彼は「チェルノブイリ死者の声を聴く男」。

 そのチェルノブイリ死者の声は、いずれにしても、今、汚染下の日本を生きていく上で、強い道しるべになる可能性はあるのです。こうした情報をきちんと汲み取っておくことで、もし、自分や、自分の大切な人間に、何かがおきはじめた時に、どういう対応が可能なのか、考えて行動することが、出来る筈なのです。

"死を思え"="メメント・モリ"というのも、自分たちの新たな再生の道を探すきっかけにもなるのですから。

 そうしたことを直接、人からボールを受けとる機会はほぼありません。バンダジェフスキー博士自体、政府から迫害と弾圧を受け続けた人物で、今でも常に嫌がらせは続いていますし、身辺の安全は完全に保証されている状態ではありません。 そうした中で、自分の限界まで考えても、それでもやはり、日本で語りたいという本人の思いから、今回の来日が実現しています。

 バンダジェフスキー博士は娘さんが、13才で、甲状腺に異常が出たと伺っています。「癌になるのではないか」と、とても心配されたそうです。幸いにも、癌にはなられていませんが、親としての責任も感じていて、そのことからも、 諦めてはいけないという思いはとても強いです。

 また、去年、京都の講演会場で、彼が文京区から避難した女性と話した時に「あなたの選択は本当に正しい。」と彼が、その女性を強く励ましていたことは、僕には、強い印象として残っています。

 だからこそ、被曝した日本で生きている皆さんに、バンダジェフスキー博士に直接触れてほしいと強く僕は思うのです。そこが、あなたたちの生きる縁になると思うからです。


 「時間が経っても体内に取り込まれたセシウム137が子どもの体に影響を及ぼす危険は減らなかった。放射能汚染地域住民の大規模な放射能測定の結果は、チェルノブイリ事故から20年以上経った後もセシウム137が大量に子どもたちの体に入り続けていることを示している」

          バンダジェフスキー博士2013専門家セミナー(京都&東京)テキストより(仮訳・鋭意翻訳中)


バンダジェフスキー博士2013日本講演公式HPhttp://bandazhevsky.jimdo.com/

専門家セミナーチラシ⇒http://bandazhevsky.jimdo.com/%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7/

*両会場とも、一般の方で関心のある方の参加も可能。大会場の講演会場と異なり、セミナーは、直接、バンダジェフスキー博士と話す機会があります(人数限定の為)。

【7/14(日)バンダジェフスキー博士 専門家&医師向けセミナーIN京都】

9:00開場。9:30~16:30終了。 17時半迄延長可能性。逐次通訳。開催場所は京都駅至近、キャンパスプラザ京都。

詳細・参加申込⇒http://kokucheese.com/event/index/96723/

【7/21(日)バンダジェフスキー博士専門家&医師向けセミナー IN東京】

会場スペース限界で、100名限定。9:10開場。9:30~16:30。逐次通訳。恵比寿駅5分の会場。

詳細・参加申込⇒http://kokucheese.com/event/index/97131/


*両会場とも、電話申込も可能です。 080-8051-3045 (担当木村 11時~19時)

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"バンダジェフスキー博士訪日を語る"後半  2012年の訪日に関してのインタビューより

低線量の被曝は問題なのでしょうか? 

「私達の研究では、低線量の放射能、非常に低線量の放射能でさえが、人体組織に取り込まれると、健康にとって大変大きなリスクを持つ要素であることを確認しています。それに対してウクライナ、ロシア、そしてベラルーシ政府は、閾値(しきいち)があると主張し、閾値以下ではまったく危険がないとしています。私達の研究はそれとは逆の結果を示しています。特に深刻なのはセシウム137です。脳も含めたすべての組織に侵入するからです。放射性セシウムは細胞エネルギーのバランスをかく乱します。そして人体組織のバランスが崩れるのです。」

つまり汚染地域に住む人々の健康は脅かされていると言うことですね? 

「残念ながらそう言うことです。子供達は心臓や血管の問題を起こしています。汚染地域に住む人々が放射性物質に汚染された食品を消費しているのならば(それは毎日起こっていることですが)、特に子供たちは絶対に医療検診を受け続けなければなりません。これは医者達にはよく知られている基本の病理プロセスです。このグラフを見れば何故子供たちが病気なのかわかるでしょう。」

 先ほど心臓と血管の問題の重要性を強調されましたが


「そうなのです。放射能汚染にさらされると、子供の心臓・血管体系が障害を受けるリスクが高まり、成人してからの心臓病のベースとなります。このことは Yves Michel 社から出版した私の本にも説明したとおりです。またチェルノブイリの汚染地帯ではその他の癌性や非癌性の数々の病理が非常に広がっていることもわかっています。日本の汚染地帯に住む人々も放射能にさらされています。」

現在されている仕事の内容を教えていただけますか?

「汚染地帯に住む人々の健康問題を総合的に把握しようとしているところです。実際、人々の健康に関する決定的要素が慢性被曝である一方、その他の化学的、生物学的な要素もこの地域の人々健康を冒していると考えられます。放射性物質と化学的・生物的汚染物質との間の相互作用がもたらす結果については研究が不足しています。汚染地帯に住む人々の間に蔓延している免疫機能・内分泌機能の障害を引き起こしているものが何なのかをもっとよく理解したいと思っているのです。例えば、牛の飼育には、するまで牛の健康を維持するために抗生物質が多く使用されます。抗生物質を多量に吸収した牛肉を消費すると、その抗生物質は人体組織の中で、慢性被曝のために変容してしまった肝臓や免疫体系が原因で、さらに複雑な影響をもたらす可能性があります。科学と医学はこう言った疑問に関心を寄せ、もっと深い研究を進めていかなければなりません。」

状況を進展させるために具体的に私達は何ができますか?

「まずは客観的な情報へのアクセスが必要です。そしてその情報を得るには、様々な異なる汚染地域での住民の被曝量、食物の汚染量を測定し、伝達するための道具が必要です。このようなインフラ設備を設置するための知識は既に存在し、日本の人々にはそれを実現させる力があります。次には、そうした放射性物質の源を遮蔽するためにあらゆる手段を尽くさなければなりません。例えば肉や牛乳、チーズ、レタスなどの汚染食品は決して食べてはいけませんし、破棄しなければいけません。日本人の大きな利点は、非常に強力な社会組織のネットワーク力です。これは汚染地域に”清潔な食品”の供給を実施することを可能に出来るでしょう。汚染地域産の食品が論外であることは言うまでもありません。」

日本に対して楽観的ですか?

「状況は悲劇的ですが、日本人は社会的に非常によく組織されています。みなでよく考え、人の話によく耳を傾け、習得が速いです。特にセミナーでは医師達の聴講レベルや彼らが私にする質問のレベルの高さに驚きました。」

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福島避難者と福島県民は無料です。

【7/11(木)バンダジェフスキー博士新潟講演 with 木下黄太】

開場:13:30~/講演:14:00~16:30頃迄に終了予定

会場:東区プラザ/ホール(定員300名)

   新潟市東区下木戸1-4-1(東区役所2階)

   参加費:1,200円 中学生以上。

 福島の方は無料(新潟講演のみ。当日、何かわかるものをご提示ください)

 託児:下記までお問い合わせください。

 お申込み・お問合せ先: E-MAIL:hepati@msn.com 電話: 080-6607-6940 (阿部)

 (参加者のお名前、人数、ご連絡先、お子様などがいる場合はそれも明記して、できる限りメールでお願いいたします。福島の方は、その旨もお伝えください。電話は常識的な時間で対応可能)

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 福岡講演は新たに「こくちーず」でも受付中。

 【7/12(金)バンダジェフスキー博士福岡講演 with 木下黄太】

 場所:福岡市立早良市民センター大ホール 福岡市早良区百道2-2-1  地下鉄藤崎駅前至近

 時間:開場18時  開演19時 21時15分終了予定

 前売:1200円 当日:1500円

 こくちーず経由の申込みも、前売り料金扱いで会場対応致します。必ず確認メールの画面をプリントアウトか携帯画面でお示し下さい。人数限定の対応です。お急ぎください。

 くちーず申込⇒http://kokucheese.com/event/index/98019/

 e+PC用購入ページ

 http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002102855P0050001P006001P0030001

 e+携帯用購入ページ

 http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002102855P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO

 問合せ先 infohukuoka@gmail.com

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 【7/13(土)バンダジェフスキー博士岡山講演 with 木下黄太】

 ◎日時 7月13日(土) 開場13時半 開演14時~16時終了予定

 ◎会場 岡山県総合福祉会館 大ホール

      岡山市北区石関町2-1 http://www.fukushikaikan.jp/

 ◎料金 前売1,200円 当日1,500円

 ※前売券が事前に完売した場合、当日券の販売は行いませんのでご了承ください。 ※お客様の都合によるお支払い後の変更・取り消しは出来ません。 座席が必要なお子様は、大人と同一料金が必要です。※託児やキッズスペースの用意はございません。

 ◎問い合わせ bandazhevskyokayama@gmail.com

 ◎WEB予約

  パソコン用: http://www.confetti-web.com/ticket/ticket.aspx?tid=117789

 携帯電話用: http://cnfti.com/met7243

 ※WEB予約は観劇ポータルサイト「カンフェティ http://confetti-web.com 」への会員登録(無料)が必要

 ※予約有効期間内に、払込票番号をお近くのセブンイレブンのレジまでお持ち下さい。

 ※代金はチケット受け取りの際にセブンイレブンでお支払い。手数料が別途必要(電話予約と手数料同額)。

 ◎電話予約  フリーダイヤル0120-240-540平日10~18 カンフェティチケットセンター 

 ※「カンフェティ」への会員登録は不要です。※予約時に払込票番号をお伝えしますのでメモをご用意下さい。

 ※予約有効期間内に、払込票番号をお近くのセブンイレブンのレジまでお持ち下さい。

 ※代金はチケット受け取りの際にセブンイレブンでお支払い。手数料が別途必要(WEB予約と手数料同額)。

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 京都講演・午後は申込が既に9割、残席30席以下、お急ぎ下さい。

 【7/15(月・祝)午後 バンダジェフスキー博士京都講演】

 13:15開場。14:00スタート。 16:00頃に終了予定。

 場所:ひと・まち交流館 京都(下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83-1) 大会議室

 参加費:1500円 、当日支払いのみ

 詳細・参加申込⇒ http://kokucheese.com/event/index/97087/

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 徳島講演、四国唯一の開催!

 【7/17(水)バンダジェフスキー博士徳島講演 with 木下黄太】 

  18:00開場  18:30スタート 20:30終了予定

 場所 あわぎんホール(郷土文化会館)4F大会議室

 ・メール申込:info@panda.eek.jp 

 「申込者のお名前、参加人数、参加者全員の名前、電話番号が必要事項」

 ・ネット申込

  http://kokucheese.com/event/index/96047/

 ・前売りチケット販売。小山助学館、平惣各店など。

 日時 7月17日(水) 18:00開場  18:30スタート 20:30終了予定

 場所 あわぎんホール(郷土文化会館)4F大会議室

  料金 前売り&予約1200円 当日1500円  定員300名 座席のいらない幼児は無料

 保育無しですが、一時待避用として和室を借ります。(音声だけでも流せないか検討中)

 電話問い合わせ 070-6434-6318 (柏木)

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