NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

一生懸命に取り組むことが大事

2016年10月07日 11時06分47秒 | 教育の話題
「息子はサッカーが好きでそこそこ上手なのですが
 サッカーで生きていくのは並大抵のことじゃないので
 勉強をしっかりやっておいてもらいたい。」

「できれば高校ではサッカーは趣味程度にして
 勉強にも精を出し大学へ行ってもらいたいです。」


保護者面談をさせてもらっていると
よく、こんなご相談を受けます。

スポーツだけでなく、絵画とか音楽や
中にはTVゲームやカードゲームが上手で
全国大会に出た!などといったケースもあります。


まさに夢と現実の両側面といったところですね。
お気持ちはよくわかります。


ただ、勉強が最優先されるのはどうかな?
と、塾長の僕が言うのもなんなのですが(^^;
人は様々な分野で可能性を秘めているので
どこでどんな可能性の芽が出るかわかりませんから
ここは慎重になりたいです。

学力テストで偏差値70を取る人も
陸上競技でインターハイに出る人も
どちらもそれ相応の努力、挫折、あきらめなどを
経験しながら日々過ごしています。

どの分野でこういった経験をするのかが違うだけで
みんな同じ経験をするということを大人はわかっておきたいです。


どんな世界でも上には上がいます。
常に1位以外の人はどこかの段階で自分の限界を知って
あきらめなくちゃいけない人がほとんどです。
というか、全員がそうでしょう。
(レスリングの吉田沙保里さんでさえも勝ち続けられませんからね)


勉強、受験、進学にしろ、スポーツや芸術にしろ
要はそこで何を学ぶのかってことなんですよね。

自分が本当に限界を感じるまでやりきれる人は
そのあとも必ず限界までがんばれます。

保護者や周りの大人はそこで燃え尽きさせないように
しなくちゃいけません。スポーツも勉強も同じです。


自分が活躍できる場面には優劣なんてありませんから
全力で打ち込めるものがあるのなら
まずは、一生懸命やってみると良いと思います。

我々はまず応援してあげたいです。
そして、その応援を感じられた人は
自然と勉強(に限らず何に対しても)がんばります。

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