指揮者 神尾昇の一言

日々の生活の中でちょっとした事などがあったら、ちょろっと書き留めて行く、そんなブログです。

今日の午後

2013年08月31日 | Weblog

今日は朝から暑いです。
九秋や西日本では激しい雨が降っている模様です。
関東はこれからどんな天気になるのでしょうか…
さて、そんな今日、新都心女声&男声合唱団のジョイントコンサートを行います。
14時開演(13時半開場)
四谷区民ホールです。
女声合唱、男声合唱、それぞれの舞台に加え、
合同ステージでは女声はチャイナドレスに着替え、
皆さんを魅せます、聴かせます!
万が一今日の午後ご予定がまだ決まっていらっしゃらない方は、
ぜひおいで下さい!!
 
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東京マラソン2014

2013年08月30日 | Weblog

明日で締め切りの東京マラソン2014のエントリーをしました。
昨年、一昨年はエントリーはしようと思っていたのですが、
「どうせ抽選で落ちる」という思いから結局エントリーそのものを忘れてしまった憶えがあります。
今年も同じ思いがありましたので、今日まで忘れていました。
でもエントリーもしないで落ちるとかどうとか言ってられませんので、
エントリーはしておきました。
確かにこのマラソン大会は非常に魅力的です。
知名度も日本ではナンバーワンでしょうし、
芸能人が走る数もナンバーワンでしょうし、
沿道の応援の人の多さもナンバーワンでしょうし、
最初から最後までテレビ放送されるのもこれだけでしょう。
抽選に受かったら一万円という破格のエントリー料を払わないといけませんが、
出る人しかもらえないTシャツやら、完走した人がもらえるメダルやら、
それなりの価値はあります。
しかし一昨年、昨年とエントリーし忘れたのは、
運営にちょっと疑問を感じた部分があったのは事実です。
例えば、「チャリティーランナー」枠というのがあります。
先着で3000名なのですが、10万円以上の寄付が必要です。
つまり悪い言い方をすれば「出場権を金で買う」わけです。
そしてチャリティーランナー用の特別なTシャツを着て走るので、
「私は金持ちです」ということを宣伝して走るようなものです。
それから何かの会員になると、抽選のチャンスが増える、
というものも登場しました。
一回目の抽選で落ちても、二回目の抽選権が得られるというものですが、
必ずしも当選するわけではありません。
まあ何と言うかそういう「利権」が見え隠れしたので、
ちょっと気持ちが離れたのは事実ですが、
まあしかし、他の大会にも全然出ていませんので、
当たったらそれに向けて調整はしようかな、
いや当たらなくても今から調整はしておこうかな、
と思っています。
2月23日開催ということで、
予定ではK-mio Chorの第一回主催コンサートが前の日、
2月22日に行われる事になりますので、
何かしらの記念にはなるかな、と思っています。
まあ抽選に落ちたら打ち上げで大いに発散させて頂くとして。
 
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シリア情勢

2013年08月29日 | Weblog
シリアの首都、ダマスカスで神経毒性の兵器が使われた、
という疑惑が起こっていますが、
現地の当局によると、3600人が病院に搬入されて、
すでに355人が亡くなった、と報じています。
これに対してイギリス、次いでアメリカ、そしてフランスが、
報復措置を取ろうとしているのは周知の事実ですが、
それに対してロシアは反発しています。
それは以下の図からも分かるように、
お互いに支援、支持している部分が違うからです。
 
 
 
この表には入っていませんが、
ロシアと中国は考え方が一緒です。
今の日本政権は当然アメリカに加担するでしょう。
以前のように自衛隊を派遣するかも知れません。
メディアはあまり報じていませんが、
つまりこれはそのまま第三次世界大戦に発展する可能性もある、
ということです。
第三次世界大戦になったら、それはつまり大惨事世界大戦に発展します。
それによって世界経済は破綻、
日本も少なくとも原油の高騰によって、経済が滞ります。
つまり、こんな馬鹿げたことはしてはいけません。
化学兵器を使う、ということは確かに人道に反しています。
しかしそれを理由に軍事的制裁を加える、
ということは全く理解できません。
私はブッシュ親子に関しては、
軍事事業に非常に肩入れをしていて、
つまり戦争を起こすことはブッシュ一家が儲かる、
という図式の下で政治を行って来たのだと思いますが、
「オバマよ、お前もか」
という心境です。 
 
 
 
 
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それでも原発は・・・

2013年08月28日 | Weblog
今日はちょっとシビアな話題です。
先日東京電力は福島第一原発からの汚染水の漏れが、
最初は120リットルと言っていたのが実は300トンにもなる、
ということを発表しました。
誰がどう計算間違いすればそうなるのか、
全く理解に苦しむところですが、
実際には原子炉建屋に流れ込んでいる地下水は、
毎日400トンで、現在33万トンタンクに溜まっているそうです。
その容量は39万トンだとか。
そのタンクから漏れた汚染水が当初は120リットル、
ということだったのですが、この度実は300トン漏れていた、
という発表だったのです。
もうこうなったら300トン、という数字にも疑問を持たざるを得ませんし、
よくよくあちこちの記事を読んでみると、
この数字は今までの「トータル」ではなくて、
3月11日から「毎日」である、
と書かれている物もあります。
そうなると話は全く違ってきます。
 
 
上の画像は、ドイツのキールの海洋研究所(GEOMAR)が2012年7月6日に発表した福島第一原発からの放射能汚染水の海洋拡散シミュレーションで8月21日のものになります。
 
 
そして上は2,276日目の太平洋の汚染状況。
今から3~4年後には北米大陸西海岸すべてが高い濃度の汚染水で覆われることを示しています。
しかし、東電は、キール海洋研究所が前提にしていた数字より、実際にはずっと高い濃度と、ずっと多い量の放射能汚染水が、3.11直後から太平洋に流れ出していたことを選挙が終ってやっと認めたのです。
 
つまりこのシュミレーションは非常に「楽観的」ということです。
先の「はだしのゲン」でも描かれていますが、
放射線を浴びてもそれが直ぐにその場でどうこう、
というのではなく、徐々に身体を蝕み、
そしてこれから生まれてくる子供、生命に影響を及ぼします。
 
もうこのシュミレーションから言うと、
福島近海のものはおろか、太平洋で摂れる魚介類は全て汚染されている、
つまり少なくとも「魚介類」を食すなら覚悟しなさい、
という事になります。
これでも原発を再稼働したり、新たに作ったりしなければならないのでしょうか。
日本の全ての原発を止めてから、
今は大飯発電所のものが唯一稼働しているだけですが、
特段配電が追いつかなかったりしていません。
電気代は我が家でも確かに値上がりしましたが、
それで済むなら国民は文句は言えないと思います。
これはもう国民全員の問題だからです。
日光サル軍団が無くなると聞きました。
調教師である、台湾や中国の人たちが原発事故を期に、
いなくなってしまったからだそうです。
この汚染マップも近々書き換えられるでしょうね。
 
 
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演奏会のお知らせ!

2013年08月27日 | Weblog

連日白馬合唱祭「第24回 夏の終わりコンサート」
に関して、
そして結果として新都心男声&女声合唱団が
「ワン・モア・ステージ」を穫れなかったことを書いておりますが、
実は今週末31日にその新都心男声&女声合唱団の本番を控えております。
2013年 8月31日 14時開演(13時30分開場)
四谷区民ホール 入場無料(全席自由)
です。
 
 
 
一昨日のワン・モア・ステージを穫れなかったであろう理由を列記しますと、
・メンバーが足りなかった
・歌い込みが足りなかった
・動きの練習が足りなかった
・衣装の詰めが甘かった
・色気が足りなかった
などなどがあると思います。
練習不足に関しては前の日の金曜日に、
「最後の悪あがき練習」を行う予定です。
それから衣装の件と、色気の件も追究したいと思います。
そして「衣装」と「色気」というのは、
女声はチャイナドレスを着ていたのですが、
歩き方などの所作がもっともっと洗練するようにしたいと思っています。
つきまして今週一週間はチャイナドレスでの通勤、勤務を言い渡したのですが、
恐らく実行してないと思いますので、
やはり前の日に歩き方などの特訓を行いたいと思います。
ということで、演奏はもちろんですが、
女声合唱団員のチャイナドレスにも興味のある方は、
是非今週土曜日に四谷区民ホールにおいで下さい!
 
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昨日のコンサート

2013年08月26日 | Weblog

連日掲載していますが、昨日は、
白馬合唱祭第24回「夏の終りコンサート」でした。
午前中から全体合唱、そしてサプライズステージの練習。
そして恒例の?私たちだけの外での練習を終え、
美味しい地物主体のお弁当を頂き、
いよいよ開演!
最初は「山のいぶき」でスタートは毎年恒例です。
村長さんの挨拶、主催である白馬CLSの代表挨拶、
そして、各合唱団の発表に入っていきました。
今年は全21団体の出演です。
各合唱団から5人ずつ審査員を選出、
「もう一度聴きたい合唱団」に一票を投じる、
ということで最終的に一つの合唱団が選ばれます。
今年の合唱団全体の印象は、やはり毎年そうですが、
ひとつひとつの合唱団のレヴェルが上がって来ている、
ということです。
今年で24回目、ということは、最初から参加している合唱団は、
来年で四半世紀を迎える訳で、例えば平均年齢が50歳だった合唱団は、
単純計算で75歳に到達する訳です。
もちろん出入りがあるので、大学の合唱団のように、
平均年齢が上がらない合唱団もあるかも知れませんが、
全体的にはやはり「高齢化」は否めないところです。
そして全国各地の「合唱祭」に対する私の印象は、
「高齢化」というものがあります。
そして毎年聴く度に正直「高齢化」を感じてしまう団体も多い中、
白馬合唱祭に関してはそれをあまり感じません。
それはまず地元の合唱団員の皆さんが、
実年齢より随分若々しい、
ということ。
そして全国から集まってくる合唱団は、
わざわざ白馬まで出かけて来る訳ですから、
それだけに気持ちが若いのだと思います。
そして白馬合唱祭は途中で合唱以外の舞台が入ったり、
趣向を凝らした部分が多いのも魅力です。
和田ひできさんのソロや、田口太美さんのソロ、
そして田中欣一先生のお話、
全体合唱で白馬にスキーが伝承されて百年を記念しての「スキー」
などなど、これらを構成されたのは、指揮者の宮林亮至さんです。
そして全部の合唱団の演奏が終り、
ワンモアステージの団体発表。
ことしは一番最後に演奏した「合唱団あい」でした。
私たちは連覇はなりませんでしたが、
それには様々な原因があると思うので、
来年はリベンジを果たすべく、またいろいろなアイデアを考えようと思います(笑)
ロビーコールも男声合唱団が全部出て来て、
昨年よりも更に盛り上がったものに。
その後のお待ちかねの「満天の星パーティー」も大いに盛り上がりました。
 
それにして、これらを全て一手に引き受けて開催されている、
白馬CLSの皆さんには本当に頭が下がります。
来年は25回目を迎える訳ですが、
本当に四半世紀も続けて来られた事に敬意を表したいと思います。 


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第24回「夏の終りコンサート」

2013年08月25日 | Weblog
今日は待ちに待った白馬村「夏の終りコンサート」です。
昨日白馬に着いたのが14時過ぎでしたが、着いたとたん、
「ああ、涼しい」という実感を持ちました。
昨年は着いた時に「あら、白馬なのに暑い・・・」
と思ったのを憶えています。
今年の夏は関東地方も「酷暑」だっただけに、
この涼しさは何よりものごちそうです。
そして今朝方起きた時の感想は「寒い・・・」
というものでした(笑)
最低気温は17℃ということでした。
そして今日の最高気温予測は26℃。
関東地方の最低気温とこちらの最高気温が同じ、
という事になっています。
さあ、そんな涼しい中コンサートに行ってきます。
昨年私たち新都心男声&女声合唱団は、
昨日のブログにも書きましたように、
「ワン・モア・ステージ」を勝ち取りました。
もちろん今年もそれを狙っていますが、
昨年の私たちはただただ歌うだけではなくて、
いろいろ演出も入れてパフォーマンス的な要素を強くしました。
その結果の「ワンモア」だったと思うのですが、
今年はそれに追従してくる団体も増えるのではないか、
と予測しています。
それより演奏そのもののクオリティーで勝負してくる団も増えてくるでしょう。
そこまで考えて、高校時代の校内合唱コンクールを思い出しました。
私たちのクラスは私が指揮をし、
童謡など色々な曲をメドレーにし、
最初の「森のクマさん」では副担任にクマの着ぐるみを着てもらい、
赤とんぼでは振り返ってソロを歌い、
締めの曲は高校サッカーのテーマソングで、
最後にサッカー部のキャプテンにビーチボールを蹴る、
などのパフォーマンスをやって、
「アイデア賞」「編曲賞」「指揮者賞」などを貰いましたが、
「最優秀賞」は貰えず、「優秀賞」で終わりました。
今日はその二の舞にならないように、
パフォーマンスはもちろん、歌の内容でもちゃんと勝負したいと思っています。
それでは行ってきます! 
 
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今日はこれから

2013年08月24日 | Weblog
今日はこれから白馬へ行ってきます。
毎年恒例になっています、
「夏の終わりのコンサート」です。
この8月恒例の白馬での合唱祭は、今年で24回目です。
私は昨年に引き続いて、新都心男声&女声合唱団を引き連れていきます。
この合唱祭は各合唱団が演奏する、というのはもちろんのことですが、
全体合唱が4曲もあり、歌いたい人が歌う、
というのが他の合唱祭にはあまりみられない趣向で、
これが楽しいのです。
それから、昨年から始まった、「ワン・モア・ステージ」
「もう一度聴きたい曲」を各合唱団から選出された審査員が選び、
人気の高かった曲をその合唱団がもう一度ステージで歌う、
というものです。
昨年は私たち新都心男声&女声合唱団が、
アニソン・メドレーでこの「ワン・モア・ステージ」を獲得しました。
そしてもう一団体、アンサンブル・コーロコーロとシェアする形になったのですが、
今年もしそうなった場合は、ステージ上でじゃんけんをして決める、
ということになっています。
今年も昨年に続いて、ア・カペラでの演奏で、
演歌をやりますが、
ちょっとした演出も入り、もちろんこの「ワン・モア・ステージ」を取りにいく気満々です!
関東も朝夕はやっと少し涼しくなってきましたが、
更に涼しさを求めて白馬へ行ってきたいと思います。
風邪をひかないように気をつけないと・・・
 
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イチローさんの偉業

2013年08月23日 | Weblog
イチローさんがまたまた凄い記録を打ち立てましたね。
そして記者会見の模様を観ましたが、
そこで言っている事もやはり「イチロー節」でした。
多くの人がそうだったでしょうが、
一番印象に残ったのは、
「誇れることがあるとすると、4000のヒットを打つには、僕の数字で言うと、8000回以上は悔しい思いをしてきているんですよね。それと常に、自分なりに向き合ってきたことの事実はあるので、誇れるとしたらそこじゃないかと思いますね」
という言葉でした。
「プロの世界でやっている、どの世界でも同じだと思うんですけど、記憶に残っているのは、上手くいったことではなくて、上手くいかなかったことなんですよね。」
私も実は歳を重ねるごとに「上手くいかない」と思うことが増えて来て、
「あ~あ、辞めたいなぁ」と思う時間が増えて来ていることに気づいています。
昔、小澤征爾さんも仰っていました。
自分より年上の人が簡単そうにやっているのを見て、
何時かは自分はああなるんだろうな、
と思ってやって来たけど全く逆で、
やればやるほど難しいと思う。
みたいなことだったと思いますが、
それを実感しつつあります。
やればやる程しんどい。
 
そんな中、イチローさんのこの言葉には力をもらいました。
私たちの仕事は「失敗」ということは許されない世界ですし、
「失敗」即「失脚」を意味しますが、それでも失敗することはありますし、
その度に肝を冷やす想いをします。
 
しかし考えたら、野球選手なんてそれこそ数字の上では失敗だらけです。
10回バッターボックスに立って、3本も打てたら上等なのです。
あとの7本は失敗。
ピッチャーだって、一度もファーストベースを踏ませないマウンド、
というのは一生に一回できるかできないか、なのです。
そしてそんなチャンスは実は試合に出るごとに常に回ってくる。
しかし毎回思うようにいかない。
「よし、今日は完全試合をやってやろう」
とか、
「よし、今日は全打席ホームランを打ってやろう」
と思ってできる世界ではないのです。
バッターが打てばピッチャーが負ける、勝負の世界。
三振を取られたり、打ったけどアウトになってしまった打席では、
毎回「くそ~っ!」と思っているんだろうな、
ということを考えると、私みたいのがちまちま悩んでいるなんて、
本当にちっぽけなものだ、と思い知らされます。
それが頭で分かっていても、それでも毎日がしんどい。
重い重い足かせを付けられているような感じで、
一歩も前へ進めない日が毎日のようにあります。
でもそんな時は、昨日のイチローさんの偉業を、
そして、話した内容を、回顧してみようと思います。 
 
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松江市の「はだしのゲン」

2013年08月22日 | Weblog
中沢啓治さんの「はだしのゲン」が、
松江市で閲覧制限されていることが話題になっていますね。
私としてはそれは非常に残念な事だと思います。
私も中学生の時に町の図書館で借りて読みました。
学校の図書館にあったかどうかは忘れました。
同じクラスの友達が読んでいて興味を持ち、
競うように読んでいましたが、
学校で取り上げられたりとか、
先生に勧められた記憶はありません。
図書館で見られないなら買えばいいじゃないか、
という考えもあるかも知れませんが、
中学生の小遣いは限られていて、
その限られた小遣いで、図書館で借りられる本はわざわざ買いません。
作者の中沢さんとしては、原爆の恐ろしさ、
それを使う人間の愚かさを、自らの体験を踏まえて書かれているのでしょうし、
中には涙を禁じ得ない部分も多々ありました。
私もこの漫画を読んで原爆は使ってはいけない、
戦争は起こしてはいけない、と思ったものです。
ですので、小中学生が自由に閲覧できない、
というのはいかがなものか、と思ってしまいます。
しかしながら、私は一方でこうも思いました。
風化しつつある「戦争」や「原爆」に関しての事が、
かえってこれで活性化するのではないか、と。
子供たちも「はだしのゲン」という漫画があった、
ということをひょっとしたら知らなかったかも知れませんが、
これでこういう漫画がある、という事を知ったでしょうし、
閲覧制限されている、ということは人間の心理として、
禁止されれば破りたくなる、つまり読みたくなる、
ということではないでしょうか。
としたら松江市の処置は逆効果だった、
ということになりますが、
私は実は松江市の教育委員会はそう考えていたのではないか、
と個人的には思います。
だとしたら作戦は大成功です。 
 
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