宮城県栄養士会 食のコラム

「食と健康」についての情報発信!!

ノロウイルスって何?

2017年10月15日 | 日記
ノロウイルスは、感染性胃腸炎や食中毒の原因となるウイルスです。ノロウイルスによる食中毒は一年を通して発生していますが11月くらいから増加しはじめ、12~1月がピークになる傾向があります。ノロウイルスに汚染された食品が体内に入り、腸の中で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを引き起こします。ノロウイルスに感染した人の手や唾液、糞便、おう吐物などを介して、二次的に感染する場合もあります。
予防として、手洗いは手指に付着しているノロウイルスを減らす最も有効な方法です。帰宅時や調理を行う前、食事の前、トイレに行った後には必ず石けんと流水でしっかり(10~15秒以上)洗いましょう。特に指先、指の間、爪の間、親指の周り、手首など洗い残ししやすい部分は意識して洗いましょう。ウイルスは熱に弱いため、食品は中心部まで火を通すことも大切です。ノロウイルスは感染力が強く、少量でも感染し人から人へ感染するため、日ごろの衛生管理・健康管理にも注意し、食中毒を予防しましょう。