宮城県栄養士会 食のコラム

「食と健康」についての情報発信!!

宮城で採れる冬の食材

2014年10月15日 | 食文化

20081225031   「食材王国みやぎ」には、春夏秋冬、海から山から大地からたくさんの恵みがもたらされます。冬の季節には、海からは全国的にも有名な「牡蠣」、仙台雑煮に欠かせない「はぜ」、鍋にするとおいしい「どんこ」が採れます。山からは、雪に覆われるこの季節には「たらの芽」ぐらいしか採れませんが、大地からは伝統野菜でもある「仙台雪菜」「曲がりねぎ」「仙台白菜」「仙台芭蕉菜」、仙台雑煮に入れる「からとりいも」が採れます。「つぼみ菜」や「ちぢみほうれんそう」もおいしい季節です。

  ハレの日の食事である雑煮には地方色がよく表れていますが、“仙台雑煮”を初めて見た人はあまりの食材の多さに驚きます。だしは「焼きはぜ」でとり、だいこん、にんじん、ごぼう、「からとりいも」、仙台せり、凍み豆腐、かまぼこ、いくら等を入れます。

  そして、宮城のほどよい寒さが「仙台雪菜」や「仙台白菜」「曲がりねぎ」「ちぢみほうれんそう」の甘さを引き出してくれます。

  旬の食材はおいしいだけではなく、値段も安く、栄養価も高いです。ぜひ、宮城の冬の味を楽しみましょう。


「がんを防ぐための新12か条」

2014年10月01日 | インポート

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「がんを防ぐための新12か条」は、()がん研究振興財団が「がん予防12ヶ条」(国立がんセンター監修)を基礎とし、疫学調査や現時点での科学的な妥当性から提案しているものです。禁煙や適正飲酒をはじめとする生活習慣改善が、個人として最も実行する価値のあるがん予防法とされています。

食事ではバランスのとれた食生活を塩辛い食品は控えめに〈日本人に最も多い胃がんの予防に〉野菜や果物は豊富に1日に野菜を:目安は小鉢で5 皿、果物1 皿くらい〈食道がんや肺がんなど一部がんに予防効果があるとされる〉熱い飲食物や保存・加工肉の摂取は控えめに、と記載があります。これらは、がん予防効果だけでなく、高血圧を予防し、脳血管疾患や心疾患のリスクの減少にもつながる食生活といえます。

出典:財団法人 がん研究振興財団 ホームページ www.fpcr.or.jp