「食材王国みやぎ」には、春夏秋冬、海から山から大地からたくさんの恵みがもたらされます。冬の季節には、海からは全国的にも有名な「牡蠣」、仙台雑煮に欠かせない「はぜ」、鍋にするとおいしい「どんこ」が採れます。山からは、雪に覆われるこの季節には「たらの芽」ぐらいしか採れませんが、大地からは伝統野菜でもある「仙台雪菜」「曲がりねぎ」「仙台白菜」「仙台芭蕉菜」、仙台雑煮に入れる「からとりいも」が採れます。「つぼみ菜」や「ちぢみほうれんそう」もおいしい季節です。
ハレの日の食事である雑煮には地方色がよく表れていますが、“仙台雑煮”を初めて見た人はあまりの食材の多さに驚きます。だしは「焼きはぜ」でとり、だいこん、にんじん、ごぼう、「からとりいも」、仙台せり、凍み豆腐、かまぼこ、いくら等を入れます。
そして、宮城のほどよい寒さが「仙台雪菜」や「仙台白菜」「曲がりねぎ」「ちぢみほうれんそう」の甘さを引き出してくれます。
旬の食材はおいしいだけではなく、値段も安く、栄養価も高いです。ぜひ、宮城の冬の味を楽しみましょう。