宮城県栄養士会 食のコラム

「食と健康」についての情報発信!!

親子でクッキング

2012年01月15日 | インポート

子どもたちは,料理が大好き。料理教室や調理実習では,とてもたのしそうに取り組んでいる姿Fd30_20 がみられます。興味を持っている時がいちばん吸収しやすい時。おうちでも親子でクッキングにチャレンジしましょう。
さやえんどうの筋をとったり,そらまめをさやから出したり,小さいうちは簡単なところからスタート。「じょうずね」「助かるわ」などとほめて,やる気を育てましょう。きらいな食べ物でも,自分が料理にかかわると意外と食べてくれたりするものです。包丁やコンロの使い方は,親も余裕のあるときに,十分注意して教えてあげましょう。最初はぎこちなくても,経験回数が増えれば増えただけ料理の腕が上がります。
食材の選び方,献立の組み合わせ,我が家の定番や郷土料理,後片付けやゴミの分別まで,料理から学べることはたくさんあります。家庭科だけでなく,理科や社会,算数の学習にも役立ちます。さあ,親子でキッチンへGO!


いただきます ごちそうさま ~感謝の気持ちを大切に!!

2012年01月01日 | インポート

 いただきます(頂きます)・ごちそうさま(ご馳走様)・ありがとう・おはよう・おやすみの言葉はあいさつの言葉として互いにかわすことが当り前と思っていましたが、最近この言葉「いただきます」「ごちそうさま」が物議を醸しだしているということを知り驚きました。Fd29_17
様々な考え方があるのは良いことだけど少し寂しい気がします。それというのも私の育った家庭は、家族そろって食事をしていましたので、いただきます、ごちそうさまの挨拶は当り前の事でした。また、クリスチャン系の学校に入学し、寮生活(集団生活)をすることになりましたが、これらの挨拶が出来ていたので寮生活に早く馴染むことが出来ました。当時、寮生活の朝、夕の食事の時間には、皆そろって賛美歌を歌ってから食事をしていましたが、この行為は食べ物を与えてくださる神様に感謝するという意味があったと思います。
 先程の物議の件ですが、物はお金で買うことが出来ますが、物は自然の力で生み育てられているということを忘れてはいけないと思います。その物(動植物)があることで、私たち人間は生命を繋いでいけるとういこと、一方、社会生活においてお金があっても物がなければ買えないし、お金がなければ物を買うことが出来ないシステムでもありますよね。
 自然界では太陽、養分、水があってはじめて植物は育つし、それを餌にして動物も生きる。自然の恵み、恩恵を受けて私たちは生かされているという事を感じ、感謝することが“いただきます”ということばにあらわされていると思います。
 また、“ごちそうさま”はそのものを育てたり、運んだり、料理をしたりと、私たちの口に入るまでどれだけの人々の手がかかっているのかと考えてみたらいかがでしょうか?
 民謡に「米という字を分類すれば 八十八度の手が掛かる お米一つも無駄にできぬ 米は我らの糧だもの」という歌詞があります。私はこの言葉の通りだと思うのです。
 自分と他の人との関わりをスムーズするのも挨拶ではないでしょうか?
 挨拶されて嫌な気がする人は少ないと考えます。
 社会生活において、おはよう・さよなら・おやすみ・いただきます・ごちそうさま・ありがとうなどの言葉が自然に交わせる人でありたいと思います。