宮城県栄養士会 食のコラム

「食と健康」についての情報発信!!

夏に多い食中毒と対策

2016年07月15日 | 日記
今年の夏は猛暑予報とおり、暑い毎日が続いていますね。全国的、県内でも食中毒が発生しており、ニュースがテレビで流れています。
食中毒は夏に限らず、一年中発生しており、その原因も 細菌・ウィルスと様々ですが、夏場は細菌を原因とした食中毒が多く発生します。
食中毒の原因となる細菌の多くは高温多湿を好むため、気温と湿度が高くなり始めると増殖が活発になります。その結果、冬に比べて夏場には食中毒のリスクが高くなるのです
特に体力の無い小さなお子様やお年寄りにとって食中毒は、命取りになる事もある恐ろしい病気です。ですから手洗いや食品管理など、基本的な知識として「食中毒予防の3原則」を徹底しましょう!
1.原因となる菌をつけない!
正しい手洗いや調理器具を清潔に保つ事で細菌が食品につかないようにしましょう
2.原因となる菌を増やさない!
食中毒菌の多くは高温多湿の環境では活発に増殖し、低温の環境なら増殖は緩やかになります
3.原因となる菌をやっつける!
ほとんどの細菌やウイルスは高温で加熱する事で死滅するので、食中毒を防ぐ為に一番有効なのは食品を加熱して食中毒菌をやっつける事です

七夕の食事

2016年07月01日 | 日記
仙台では「七夕」というと8月7日がお祭りですが、本来は五節句のひとつである旧暦の7月7日の夜に行われる行事です。
七夕は、中国に古くから伝わる、牽牛星(けんぎゅうせい・わし座のアルタイル)、織女星(しょくじょせい・こと座のベガ)の伝説に基づいた星祭りの説話と日本古来の農耕儀礼や祖霊信仰と結びついたといわれています。
日本では、後醍醐天皇の時代の宮中における七夕の儀式で、そうめんの原型といわれる「索餅(さくべい)」を供えたという記述があります。索餅は小麦粉と米粉を練り、縄の形にねじったものです。子どもを病から守る魔よけのために食べられたと言われています。やがて、索餅は舌触りのよい素麺へと変化し、七夕にそうめんを食べるようになったようです。
現在では七夕そうめんは、そうめんを天の川に見立て、にんじん等を星型に切って盛り付けるなど、色どりよく盛り付ける工夫がされています。