ストレス解消に効果のある栄養素としては、たんぱく質、ビタミンC、ビタミンB群、カルシウム、マグネシウムなどがあります。
たんぱく質は神経の働きを良くし、精神的に安定させます。肉・魚・卵・牛乳・豆類をバランス良く、毎食適量取り入れるのが理想的です。
ビタミンCはストレスを受けると多量に消費してしまいます。ビタミンCが不足すると、免疫力、解毒力が弱まるので、風邪をひきやすくなります。新鮮な野菜や果物をたっぷりとりましょう。いも類のビタミンCは加熱しても損失が少ないのが特徴です。
ビタミンB群は精神のビタミンといわれ、神経伝達物質をつくるのに必要です。多く含まれるものは、レバーや魚類ですが、玄米、雑穀や豆類にも多く含まれます。
カルシウムは全体の99%が骨や歯に取り込まれますが、残りの1%が血液中や筋肉、神経などにあり、重要な役割をしています。不足すると骨からカルシウムを急いで放出させ、血液中のカルシウム濃度を一定にします。
マグネシウムも精神を安定させる働きがあり、カルシウムの働きを調整しています。マグネシウムは、魚・豆類・未精製の穀類に多く、牛乳や肉類には少ないミネラルです。
これらの栄養素は不足しがちなので、意識して摂るよう心がけましょう。