ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

ほととぎす

2016-11-22 04:22:05 | 







盗む子は かひなを折らむ ほととぎす     夢詩香






*強い句ですね。女性ではなかなか詠めない。今日の句はムジカの自分を強く前に出しています。今までは女性を演じていましたから、かなり遠慮していたのです。

泥棒をするような子は、腕を折ってしまうぞと、花が言っている。そういう句です。実際、ホトトギスという花は、サクラやタンポポなどと比べると、とても厳しい花です。これくらいのことを言っていても不思議ではない。

いるか星の句を予定より早く出してしまったのは、かのじょのような女性の演技をしていることが、わたしに少々つらくなってきたからでもあります。あの人は甘すぎる。わたしもできることはやりますが、やはりあまり長くもたなかった。

ここで、あの人の昔の歌を引用してみましょう。





おくやまに 石切る人の その夜の 深き眠りに ひそみたき百合





2008年の作品です。山の奥で働いている石工が、疲れ果てて眠っている夜の夢に、ひともとの百合となって潜んであげたい。

やさしすぎるでしょう。あの人はこういう人なのです。

あなたがたは、こういうかのじょの甘いやさしさが好きなのです。可憐だ。今にも消えていきそうなほど、はかなげなのに、存在している。

そういう人だったでしょう。

だが、こういうやさしさだけでは、人間の指導はできない。時には、悪い子の腕を折ってくれるような、厳しい存在も必要だ。

そうでなければ、あなたがたはいつまでも甘えて、何もしようとしない。

わたしは、かなり、そういうこともする星です。

ですが、ここではそれをできるだけ抑えていこうと思っています。

明日は調子を戻して、少し優しいものを選んでみましょう。







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