伊兵衛織

2014-09-27 21:37:56 | 日記

 

2014年9月18日

一年続く わくわく・・・ 仕立て上がり届きました♪工芸手織 伊兵衛織
2匹の蛹が同時に1つの繭を作る、出荷できない「玉繭」を使い
座繰(ざぐ)りという道具で ゆっくりと手作業で紡いで合糸するため、通常より4倍ほど太く、
絹とは思えない、節があって均一でない糸になります。
伊兵衛織はこの座繰り糸の特徴を生かすよう、遠州の木綿を織るのに使われた手織機を使って
ゆったりと織り上げられ やや厚手のしなやかな一年中単衣で着られ 経年で風合いが変わり楽しめる布

  昨年十月銀座にて伊兵織最後の作品展 
  伊兵衛織がこだわってきました国産の手紡ぎによる
  絹糸(玉繭)の在庫が残り少なくなり、今回が東京での最後の展示

  最終日の前日 思いがけず出かけることができ 紡いだ糸 たくさんの端切れサワサワ
  受注してから糸を染め織り上げられる 待つ間に伊兵衛織貯金(^_-)-☆

  1年待って手元に届きました~(●^o^●)



  
 アップで織りを・・・糸の太さ・節がよくわかります  ツイードのような感じですよね

 


布地・・・ たくさん纏ってどのように変わっていくのか 楽しみです(裏地が擦り切れ付け替えするころ風合いが変わるらしい)

 

伊兵衛織
民芸運動の流れをくむ伊兵織
  遠州高林家14代当主の兵衛らが昭和初期に推進していた民芸運動は、使い込まれるほどに真の美しさを増す
  「用の美」の追求が本質です。
  そのため、作家の作った鑑賞するだけの物ではなく、実際に使う物として
  職人という無名の作り手が生み出す作品に光を当てます。



伊兵衛織の誕生・・・ざざんざ織からの暖簾分け
 高林家当主の屋号である「伊兵衛」が付けられたこの手織物は、
 兵衛に民芸運動の提唱者・柳宗悦を引き合わせた浜松在住の学者・中村精の兄で 織物職人・平松実に
 その起源を見いだすことができます。
 兵衛の理想に共鳴した平松は、かつて家族が着るための衣類として農閑期に主婦が作っていた手織物を基にした
 「ざざんざ織」という絹織物を創作します。

 平松の後継者である長男が当時は不治の病とされた結核に罹ったため、ざざんざ織の後継者として
 修業することになった次男、長男の病は奇跡的に完治
 暖簾(のれん)分けのような形で独立し、ざざんざ織の流れをくむ織物を高林家の邸内で始めました。
 こうして伊兵衛織が誕生したのです。



伊兵衛織 
伊兵衛織は2匹の蛹が同時に1つの繭を作る、出荷できない「玉繭」を使い
座繰(ざぐ)りという道具で ゆっくりと手作業で紡いで合糸するため、通常より4倍ほど太く、
絹とは思えない、節があって均一でない糸になります。
伊兵衛織はこの座繰り糸の特徴を生かすよう、遠州の木綿を織るのに使われた手織機を使って
ゆったりと織り上げていきます。

紬は糸のゆとり、布のゆとりで空気が自然に出し入れされ、使ううちにだんだん体や動作にやわらかく添っていきます。
5年、10年と時を経過するに従って一般の紬とは着心地がまったく違って、使うほどに魅力が増してきます。
柄はシンプルな縞か格子で、デザインは兵衛が民芸運動当時に全国各地で織られた布を集めた「縞帳」などを参考に決められています。


菱形織・八寸帯(グレー)

 







 

 

2013年10月19日

TomokoさんのBlogでお知らせの「東京最後の伊兵衛織展」へお出かけしてきました(*^_^*)




  伊兵衛織がこだわってきました国産の手紡ぎによる
  絹糸(玉繭)の在庫が残り少なくなり、今回が東京での最後の展示となりました。
  是非ご高覧下さいませ」との挨拶文です。
  ご興味のあるかたはぜひ!

  伊兵衛織展/10日14日~20日(日)まで
  11時〜18時30分まで(*最終日は16時まで)
  銀座幸伸ギャラリーにて



東京での最後の展示ですがお出掛けできるはずもなく 明日が最終日・・・
伊兵衛織・・・ 観ることも 触れる機会も最後なのに・・・
あきらめきれずに昼食時 ダーさまに
「かくかくしかじか・・・ お出掛けしたいけど・・・ 無理よね 明日は予定が入っているし」
はぁ~~ と ため息ついていると
「行きたいの? これから出かけたら・・・」
わ~~~い\(^o^)/

お食事しているダーさまごめんなさい
早速 髪をまとめ お着物纏い 「行ってきま~す♪ お夕食までに戻ります」

1:40 出発 タクシー⇒ 新幹線 ⇒タクシー 3:30銀座到着
丁度 お客様が途切れた時間帯

お話伺ったり・・・ たくさんの見本の端切れサワサワしたり・・・

しなやかで・・・ 力強く・・・ 艶やか・・・

光の当たり方により雰囲気が変わる 

着こなすほどにしなやかに身に沿い 着こなすほどに表情が変わる

 

 

 

 



ご一緒になったお客様と 手早い着付けのコツ 2部式帯のポイントなど 楽しくご一緒させていただきました

着付け時間の大幅短縮&綺麗で自然な形のお太鼓などなど いろいろありがとうございます

普段にもっと楽しめるようになりますよね

早速 2部式になっている帯を教えていただいたように修正いたしましょ

 

 



今日のコーディネイト

母の単衣生紬に型絵染(作家物らしい) に久米島紬の帯

 



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
浜松の伊兵衛織、糸撚り機 (山根一芳)
2017-09-29 05:59:04
廃棄された伊兵衛織の糸撚り機がありますが、29年.10.21に鹿沼市で行われるあるイベントに出す際、伊兵衛織の説明文に、プログの文章を使ってもよろしいでしょうか?。
yama7290114@docomo.ne.jp
山根と言います。
ご支障なければ宜しくお願いいたします。
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