5月1日 アルハンブラ宮殿&グラナダ
グラナダ
シェラネバダ山脈のふもとに発展したイスラム文化の香り高い街 カトリックに征服されるまでの長いイスラムの歴史が独特の魅力ある街
イザベル女王によって制圧されグラナダの街のモスクは破壊されカテドラルに建て替えられたにもかかわらず
歴代のイスラム王により造られたアルハンブラ宮殿を破壊することなく残されたのも その造りの繊細さ・優美さ故でしょうか・・・
パラドール・デ・グラナダ
アルハンブラ宮殿内のサンフランシスコ修道院を改装し宮殿内の庭園で過ごすという魅力的な体験(この一言に惹かれて2泊しました)
庭園や館内の装飾、アーチ形の窓 客室それぞれにアラブとキリストの両文化の融合した独特の空間
(これにはちょっと・・・ 使いやすく現代風で紹介文とはちょっと違うような・・・)
しかしロケーションが素晴らしいです♪
部屋からは新緑に白い夏の離宮が・・・
手入れの行き届いた庭園 シックなモザイクタイル 朝日を受けて煌めく新緑
色とりどりの草花
堀の向こうにはたわわに実るオレンジ
昨夜は気が付きませんでしたが クラシックな雰囲気で纏めた廊下や中庭
アルハンブラ宮殿へは半日見学コースに参加いたしました
何組かのご家族・カップルがそれぞれお泊りのホテルから チケット売り場へ10:15集合
現地ガイドがいなければ入ることができません イヤホンガイドを配られ 日本語ガイドの説明を聞きながらスタート♪
あらら・・・ パラドールの方向へ戻るではありませんか
アルカサバとカルロス5世宮殿の間の路を下がっていくと入口です
時間で何組入るか制限があります・・・ 厳重な入場制限(チケットに時間帯が印刷されています)
旅に出る前に調べたこと
アルハンブラ宮殿
711年イベリア半島に進出したイスラム勢力は西ヨーロッパよりもはるかに高いレベルのイスラム文化が花開き
1238年ナスル朝ララマール王が宮殿の建築に着手し その後21人の王たちによって ひたすらイスラムの美を追求し続けました
しかし次第にキリスト教勢力が再びイベリア半島を制圧し 最後の砦グラナダが陥落しました
グラナダ陥落後 街のモスクは破壊されカテドラルが建築されましたが
グラナダの丘の上に築かれた城塞・宮殿・離宮は完全には破壊されることなく 現代にも優美な姿を見せてくれます
さて・・・ その優美な姿 憧れのアルハンブラ宮殿を散策することといたしましょ(●^o^●)
見学コース入口手前にグラナダの街を一望できるアルカサバ(砦)こちらは解散後に各々見学とのこと(チケットなくさないようにとの注意が)
グラナダを奪還したキリスト教勢力の王が建てたとされるカルロス5世宮殿(ここはチケットなしでも見学できます)
スペイン・ルネッサンスを代表する建築と言われていますが なんだか意味なくただ大きな建造物・・・
中は2階建て円形・回廊式になっており円形広場と見上げれば青空
アルハンブラ宮殿の全体的雰囲気を損なう感じがするのですが・・・・・ そんな感想を持つのは私だけではないと思います
入場時間がくるまで時間つぶしの見学でしょうか・・・
さぁ いよいよ憧れのアルハンブラ宮殿へ
見学コースの入り口からまずは大使の間(コマレスの塔)へ向かいます
壁面・柱・天井の装飾の見事さに 上を向いたまま歩くので注意!!
(見惚れて躓いてしまいました(^_^;))
コマレスの塔を抜けるとアラヤネスのパティオ(天人花の中庭)
写真や映像で見て憧れていた建物と水とのコラボレーション
計算しつくされた左右対称の建物が水鏡に映され ・・・あら~噴水が・・・噴水が出ているともっと素敵な絵になるのに 残念でしたわ ハァ・・・
ライオンのパティオ
14世紀に完成した中庭で中央にあるライオンの噴水から名付けられたとのこと
実際にライオンを見たことがない職人が作ったので 豚鼻のライオンもいました
中庭を囲む柱はなんと124本も・・・
その柱に施された装飾は凄いです 繊細かつ計算された幾何学模様 絨毯を敷いてクッションを置き寝そべる習慣なので
必然的に上の方・天井付近の装飾を凝ったものに・・・ 圧倒されました
ダマスの塔と池・・・
塔を歩いて渡っていたので 塔から見えるグラナダの街
そして憩いの小さな中庭(噴水とオレンジ)
そしてヘネラリーフェ(天の楽園)へ
王の避暑のための離宮で 夏の宮殿 水の庭園と呼ばれています
その離宮への路が花咲き乱れ 果樹園 緑の迷路のような通路 かなり距離があるのですが たくさんのお花に誘われるように離宮への道を進みます
アッ・・・ 途中でパラドールの裏側の路を通りました
シエラ・ネバタ山脈から引かれた水が絶えることなく庭園を潤しています
階段の手すりの溝が水路になり 小さな噴水へと流れ 噴水からまた溝に戻り更に下にある大きな噴水へ
イスラムの土木技術 凄いと思います。 ローマの水道橋と同じようですね~
色とりどりの草花を眺めながら離宮から戻り 途中の分岐点で解散です
パラドール方面へ バス停のある方へと教えていただき各々ご都合で三々五々
私たちはパラドールへ戻り 藤棚の下のテラスで 夏の離宮を見ながらランチ
お部屋でひと休みし 日本語ガイドの方と待ち合わせです
遅い午後から(と言っても明るいんですよ~) グラナダの街&ライトアップのアルハンブラ宮殿を見ながらお夕食のスケジュール
アルコール苦手なわが夫婦・・・ しかしバル探訪など 続きをお楽しみに(^_-)-☆